101 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:05:13 ID:04FKRWHb0
バッツ「ウボアーーーー(ものまね)」
ダダダダーダーダーダッダダー(WIN 皇帝!)

Level Up!!
『い ん せ き ( 地 上 )を覚えた』

皇帝「………なん…だと?新しいHP攻撃が隕石の地上版だと!?
   空中ですら滅多に成功しない大技だというのに!地上で発動できるとでも!?
   そもそも、このゲームは格闘モノお約束のピヨり状態がないために
   私のように時間のかかる技を使う者は大概途中で邪魔をされてしまう
   ではないか!信じられん……二度までも…スクエニ…貴社は一体…何を…
   ウボァーーー!!!」

バッツ「落ち込むな!次(の新しいHP攻撃)があるって!!」

セシル「あれ?さっきの勝負に勝ったのは皇帝だったよね?
    何で急に倒れてしまったんだろう?」
WOL「恐らく、勝負には勝ったが突きつけられた現実に精神的に敗北したのだろう」


~数日後~
皇帝「レベル100まで上げた結果がこれだよ!
   フレア 隕石(地上) 隕石(空中)
   ウボァー・・・・」


102 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:05:55 ID:hIsE+ZvmO
>>99
クラウドピチュンw
セフィロスの壮大な物語にワクワクしてきたぞ


103 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:11:10 ID:3DUU0ZFHO
俺…この戦いが終わったらティナに告白するんだ…


104 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:12:04 ID:nl/ig0tZ0
眼が覚めたのは夜だった。
セフィロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。
そうして、少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ、と頼んだ。
婿のバッツは驚き、お前さっき俺に街で八刀一閃したろwwwwwww、と答えた。
セフィロスは、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。
婿のバッツも頑強であった。なかなか承諾してくれない。
夜明けまで戦いをつづけて、やっと、どうにかピチュンし、ピチュンして、ピチュンした。
結婚式は、真昼に行われた。
新郎新婦の、暇をもてあました神々の遊びが済んだころ、暗黒の雲が空を覆い、ぽつりぽつり波動砲が降り出し、やがて車軸を流すような乱打式波動砲となった。
祝宴に列席していたコスモスたちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い星の体中で、むんむん蒸し暑いのも怺え、陽気に歌を歌った。
セフィロスも、満面に喜色を湛え、しばらくは、王とのあの若本声をさえ忘れていた。
祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の波動砲を全く気にしなくなった。
暗黒の雲は泣いていた。
セフィロスは、一生このままここにいたい、と思った。
この佳い人たちと生涯ピチュンして行きたいと願ったが、いまは、自分のからだで、自分のものでは無い。
ままならぬ事である。
セフィロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。
あすの日没までには、まだ十分の時が在る。
ちょっと一ピチュンして、それからすぐに出発しよう、と考えた。
その頃には、波動砲も小降りになっていよう。
少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。
セフィロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。


105 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:16:48 ID:2IoeSdmM0
エンペラー
ウボボァウッボ
ウボボボアァー
ウッボボウボァ
ウボボボボァー

仕様がウボァーで使ってもらえない
孤独を表現した短歌が皇帝賞受賞。


106 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:19:11 ID:f7T3UpTeO
噴いたw
ぼくゴリラかw


107 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:23:29 ID:Ij7+qVZCO
落ちれセフィロス腹痛いww


そして車を考えていたら時間が経ちすぎていた
WoL→ライトスター
フリオ→チェリー
セシル→ローザ
ティナ→ウニモグ
イカ→セフィーロ
スコール→プロシード


108 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:23:56 ID:nl/ig0tZ0
今宵呆然、歓喜に酔っているらしいクラウドに近寄り、
「おめでとう。私は疲れてしまったから、ちょっとご免こうむって眠りたい。
 眼が覚めたら、すぐに城に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。
 おまえの兄の、一ばんきらいなものは、八刀一閃をEX弾きされ、ゴブリンパンチを決められる事と、それから、ピチュンだ。
 おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの友達のザックスは、たぶんソルジャーだったのだから、おまえもソルジャーの誇りを手放すな。」
クラウドは、夢見心地で首肯いた。セフィロスは、それからバッツの肩を切りつけ、
「ブレイブの無いのはお互さまさ。
 私のステータス欄にも、宝といっては、片翼の天使(笑)と源氏セットだけだ。
 他には、何も無い。絶望を送ろう。もう一つ、セフィロスの穴兄弟になったことを誇ってくれ。」
花婿は揉み手して、ピチュンしていた。
セフィロスは笑ってコスモスたちにも絶望を送り、フィールドの遠くから、入り組んだ地形にもぐりこんで、心無い天使を打ち込んだ。
眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。
セフィロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。
きょうは是非とも、あの王に、ソルジャーの信実の存するところを見せてやろう。
そうして笑って絶望を送ってやる。
セフィロスは、悠々と身仕度をはじめた。
波動砲も、いくぶん小降りになっている様子である。
身仕度は出来た。さて、セフィロスは、ぶるんと片翼を大きく振って、砲中、矢の如く落ちてピチュンした。


109 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:26:09 ID:qUmD++Rc0
ピチュンで一々笑うwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


110 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:28:20 ID:sAEdahHG0
走れセフィロス

       



111 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:29:55 ID:UnHpDfKQ0
一体何がID:nl/ig0tZ0の力の源なんだ・・・
抽出したら画面がウボァー!


112 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:39:51 ID:nl/ig0tZ0
私は、今宵、殺される。
殺される為に走るのだ。
身代りの道場主を救う為に走るのだ。
王の奸佞邪智を打ち破る為に落ちるのだ。
落ちなければならぬ。そうして、私はピチュンする。
若い時からブレイブを守れ。さらば、約束の地。
若いセフィロスは、つらかった。
幾度か、虚空をガードされそうになった。フッ、フッと小声を挙げてカッコつけながら飛んだ。
約束の地を出て、過去のカオス神殿を横切り、アルティミシア城の上でピチュンし、アルティミシア城の下でピチュンした頃には、波動砲も止み、マップブレイブは高くなり、そろそろブレイブが無くなってきた。
セフィロスは額の汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや約束の地への未練は無い。
クラウドたちは、きっと佳い穴夫婦になるだろう。
私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。
まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。
そんなに急ぐ必要も無い。
ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気さを取り返し、片翼の天使をいい声で歌い出した。
ふわふわ落ちていき落ちていき、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧いた災難、セフィロスの片翼は、はたと、とまった。
見よ、前方のデジョンを。
きのうの波動砲でクリスタルワールドの壊れる床は割れ、濁流滔々とデジョンが集り、猛勢一挙にクリスタルを破壊し、どうどうと響きをあげるマップブレイブが、木葉微塵に三桁を跳ね飛ばしていた。
彼は茫然と、立ちすくんだ。
あちこちと眺めまわし、また、シャドウフレアを無駄撃ちしてみたが、繋舟は残らず浪に浚われて影なく、渡守りの姿も見えないので、グライドですっ飛んだ。






メロス長すぎるだろwwwwwwwww
やっと半分ぐらい><
セフィロスがデジョンの川をピチュンしながら渡るシーンは時間圧縮しました><


113 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:42:43 ID:8eTrw8Fx0
グwwwwラwwwwイwwwwドwwwwww


114 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:57:40 ID:fQ/inM6z0
ところどころ変換されずにメロスのままなのもまた愛嬌w


115 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 22:58:05 ID:nl/ig0tZ0
濁流は、セフィロスの叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂っていた。
浪は浪を呑み、捲き、煽り立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。
今はセフィロスも覚悟しなかった。泳ぎ切るより他に無いこともない。ああ、神々も照覧あれ!
濁流にも負けぬEXモードとグライドアビリティ(MASTER)の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。
セフィロスは、ざんぶと流れに飛び込まず、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手にせず、必死のグライドを開始した。
満身の力を翼にこめ、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきとふわふわ飛び、押し流されることもなく、見事、対岸に着地することが出来たのである。
ありがたい。
セフィロスはガーランドのように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。
一刻といえども、むだには出来ない。
陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をせず峠を飛び越え、ほっとした時、突然、目の前に一人の山賊ジダンが躍り出た。
「相手してやろっかーwwwwwwwwwwwwww」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」
「さーてwwwwwww行くとwwwwwwwwするwwwwwwwwかwwwwwwwwww」
「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」
「まだ終わりじゃないwwwwwwwwこれでwwwwww最後wwwwwwww飛んでけーwwwwwwwwww」
「闇に堕ちるか・・・」
ジタンは、ものも言わずアダマンナイフを振り挙げた。
メロスはひょいと、ガードし、低空神速からの八刀一閃と居合い切りの2択を迫り、ブレイブを奪い取って、
「絶望に変えよう・・・!全てに滅びを!」と猛然一撃、たちまち、ジタンを斬り殺し、さっさとドロップしたオズマの欠片を持ち去りピチュンした。


116 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:00:50 ID:nl/ig0tZ0
セフィロス
エクスデス
カオス
コスモス


他に最後にスがつく奴がいないからフィロストラトスどうしよう


117 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:04:59 ID:mfDyiNpFO
>100
今まで替え歌とかになってるのは、エキセンTOリック少年、ポケMOン、にこにKOぷん、つくってAそぼ、ドレMIファドーナツ、トTOロ、POニョ、だんGO3兄弟…だと思う。
ローマ字は直してくれ。間違ってたらすまん…。



118 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:05:05 ID:BwnI834HO
ディシディア以外から選抜するしかないのか…
セリスとかファリスとかガリとかキスティスとかエアリスとか


119 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:05:48 ID:BwnI834HO
あとスコール…はダメよなw


120 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:06:59 ID:Ei6slrOW0
エクスデスの部下、つまりギルガメェェッシュ!


121 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:07:11 ID:fhH4ZDhlO
ガブラスは?


122 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:10:14 ID:nl/ig0tZ0
>>121
それだ!!!


123 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:11:10 ID:BwnI834HO
ガブラスを忘れていたとは…なんという屈辱!


124 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:11:39 ID:qUmD++Rc0
ジwwwタwwwwンwwwwwwwwwwwwwwww


125 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:17:58 ID:nl/ig0tZ0
一気に峠を駈け降りたが、流石に疲労し、折から午後の灼熱のフレアがまともに、かっと照って来て、セフィロスは幾度となく眩暈を感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、獄門で跳ね返そうとして、ピチュンした。
立ち上る事が出来ぬのだ。
天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。
ああ、あ、濁流を飛び切り、ジタンをも撃ち倒し片翼の天使、ここまで突破して来たセフィロスよ。
真の勇者、セフィロスよ。
今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。
愛するエクスデス先生は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。
おまえは、稀代の不信の人間、まさしく王の思う壺だぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎えて、もはや玉葱ほどにも前進かなわぬ。
路傍の草原にごろりと寝ころがった。
身体疲労すれば、精神も共にやられる。
もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐れた根性が、心の隅に巣喰った。
私は、これほど努力したのだ。
約束を破る心は、みじんも無かった。
神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。
動けなくなるまで走って来たのだ。
私は不信の徒では無い。
ああ、できる事なら私の胸を截ち割って、真紅の心臓をお目に掛けたい。
愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。
私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。
私の一家も笑われる。私は先生を欺いた。
中途で倒れるのは、魔導船最強ジェクトに負けてコインを半分に減らされるのと同じだ。
ああ、もう、どうでもいい。
これが、私の定った運命なのかも知れない。
エクスデスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。
私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。
いちどだって、暗黒の雲の胸を、お互い目にして悶々としたことは無かった。


126 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:22:29 ID:nl/ig0tZ0
いまだって、君は私を「無」心に待っているだろう。
ああ、待っているだろう。
ありがとう、エクスデス。よくも私を信じてくれた。
それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。
エクスデス、私は走ったのだ。
君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ!
私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。ジタンからも、するりと抜けてオズマの欠片を持ち逃げした。
一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。
ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。
私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。
おくれたら、身代りを殺して、私を助けてくれると約束した。
私は王の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王の言うままになっている。
私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。
そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。
地上で最も、不名誉の人種だ。エクスデスよ、私もピチュンするぞ。君と一緒に約束の地へ行こう。
君だけは私を信じてくれるにちがい無い。
いや、それも私の、ひとりよがりか?
ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。
村には私の家が在る。羊も居る。
クラウド夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。
無だの、獄門だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。
人を殺して自分がピチュン。それが人間世界の定法ではなかったか。
ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉。



――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。


127 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:25:24 ID:7JkYmpMu0
>>99
>エクスデスは無言でデルタアタックし、セフィロスを吹っ飛ばした。
ダメじゃねーかwwwwwwwwwwww


128 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:27:50 ID:/OS7k5l+O
>>126
人を殺して自分がピチュンwww腹イテー


129 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:27:54 ID:nl/ig0tZ0
ふと耳に、潺々、ライフストリームの流れる音が聞えた。
そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。
すぐ足もとで、ジェノバの首が流れているらしい。
よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々と、何か小さく囁きながらライフストリームが湧き出ているのである。
その泉に吸い込まれるようにセフィロスは身をかがめた。
ライフストリームの中で、セフィロスはリユニオンした。
ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。
飛べる。行こう。HPリジェネと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行の希望である。
ピチュンをせずに、ブレイブを守る希望である。
斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。
日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。
少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。
私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。
私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。落ちろ!セフィロス。
私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。
セフィロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の英雄だ。
再び立ってピチュンできるようになったではないか。ありがたい!
私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ。
私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。


130 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:28:08 ID:BwnI834HO
このスレ立って以来、一番の長編だなw


131 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:32:15 ID:FDpZ6a4pO
…sageてもらえると有り難いんだけどね


132 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:33:14 ID:Q/6lYJ10Q
落ちれメロスにならってなんか他キャラ他小説でやってみようかなw
どの小説使うかってことも思い浮かばないけど(´・ω・)


133 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:33:47 ID:hIsE+ZvmO
がんばれ!セフィロスがんばれ!


134 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:38:21 ID:nl/ig0tZ0
sage忘れごめんね><



路行く人を押しのけ、跳ねとばし、メロスは黒い天使のように飛んだ。
野原でブリッツボールの、その試合のまっただ中を駈け抜け、会場の人たちを仰天させ、負け犬ガブラスを蹴とばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く落ちた。
一団の旅人と颯っとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。
「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。ついでに、うちのジタンが帰ってこない。」
ああ、その男、その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。
ついでに、もう一人の男は私が殺したのだ。
急げ、セフィロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。
アナザーフォームの悪評なんかは、どうでもいい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。
呼吸も出来ず、二度、三度、口からEXフォースが噴き出た。
見える。はるか向うに小さく、次元城の門が見える。門は、夕陽を受けてきらきら光っている。
「ああ、セフィロス様ちょっと待つワン。」うめくような声が、風と共に聞えた。
「誰だ。」セフィロスは走りながら尋ねた。
「ガブラスだワン。貴方のお友達エクスデス様の弟子で、さっき蹴飛ばされた負け犬ガブラスだワン。」その若い負け犬も、メロスの後について走りながら叫んだ。
「もう、駄目だワン。無駄だワン。走るのは、やめて欲しいワン。もう、あの方をお助けになることは出来ないワン。」
「いや、まだ陽は沈まぬ。」
「ちょうど今、あの方が死刑になるところだワン。ああ、あなたは遅いワン。おうらみ申すワン。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」
「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。
「やめるワン!走るのは、やめるワン!いまはご自分のお命が大事だワン。あの方は、あなたを信じて居たワン。道場でボコボコにされても、平気でいたワン。
 王様が、さんざんあの方をからかっても、セフィロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子だったワン。」
「それだから、ピチュるのだ。信じられているからピチュるのだ。復帰後のブレイブがどう、とかは問題でないのだ。
 私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為にピチュっているのだ。ついて来い!負け犬ガブラス。」
「お前マジキチwwwwwwwwwwwwwもう勝手にしろよwwwwwwwwwwwwwww」


135 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:39:27 ID:03O9iP1g0
口から吹き出るEXフォースwww


136 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:40:27 ID:fQ/inM6z0
>>128
なんか標語か決め台詞みたいだな


137 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:43:54 ID:/OS7k5l+O
>>140
ガブラス最後キレたwww


138 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:45:09 ID:nl/ig0tZ0
うるせえ黙ってろ。まだ陽は沈まぬ。
最後のブレイブを尽して、セフィロスはピチュン。セフィロスの頭は、「無」だ。何一つ考えていない。
ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。
陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、セフィロスは疾風の如く刑場に突入した。間に合った。
「待て。その先生を殺してはならぬ。セフィロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」
と大声で次元城の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉がつぶれて嗄れた声が幽かに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに城の柱が高々と立てられ、縄を打たれたエクスデスは、徐々に釣り上げられてゆく。
セフィロスはそれを目撃して最後の勇、八刀一閃で群集を切り分け、掻きわけ、
「私だ!殺されるのは、私だ。セフィロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」
と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに柱に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧りついた。
群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。
エクスデスの縄は、ほどかれたのである。
「エクスデス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。
「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若し私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」


139 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:48:12 ID:UAdTJFwnO
どうでもいいが、無関係な死人が多すぎるwww


140 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:49:37 ID:Xr3G4lx9O
>>139
ライフストリームに還るから問題ありません


141 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:49:33 ID:hIsE+ZvmO
がんばれキチロス!がんばれ!
nl/ig0tZ0のセンスが秀逸すぐるwww


142 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:50:38 ID:Pw46JZtS0
>>134
最後の一行で吹いた


143 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:50:57 ID:DfmHLPb90
ディシディアinヘキサゴン2

カオス:島田的ポジション
コスモス:アナウンサーポジション

Wol:常に頭いいキャラで通っているが、カオスに「つまらない」と言われている
フリオ:羞恥心の恥。片っ端から回答をしまくる、大体は問題は聞かないので間違い率は上
オニオン:自称天才少年。ただ自分の解けない問題には絶対挑まない
セシル:頭はいい。ただ一回間違えるとどん底に落ち込む
バッツ:羞恥心の羞。何も考えず珍回答連発
ティナ:がんばります!
クラウド:影の優等生と呼ばれているが、成績は平均並み
スコール:頭はいい。ただ心で応えることが多発なので無言回答とされ間違い多い
ジタン:羞恥心の心。問題の最中にナンパし出すので聞かないことがある
ティーダ:やれば出来る子。ムードメーカー

ガーランド:輪廻問題は得意。つまり、問題がなくなって過去の問題出題になると強い
皇帝:問題が出題されているときに大声出したりして、他の回答者の妨害をしてしまう困った人
暗闇の雲:ゴールデンなので出場できません
ゴルベーザ:敵味方関係なく無断でヒントを与えてしまい、ちょっと白けムードに
エクスデス:答えが分かってもボタンを押すのがいつも遅いので他の人が間違わないと回答できない
ケフカ:答えられるんだけど、わざと珍回答を言ってしまう
セフィロス:問題が分かっていそうで、実は何も考えていない?
アルティミシア:時を止めてカンニングを行う。誰も気付かない
クジャ:常に自信満々で知力は上の方。でも皆には何故かバカ扱いされていると思い込んでいる
ジェクト:ボタンを力いっぱい壊すので、プロデューサに度々叱られている。反省はしない


144 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:52:11 ID:nl/ig0tZ0
エクスデスは、すべてを察した様子で首肯き、EXモードになってから今まで集中++で溜めに溜めたブレイブで次元城一ぱいに鳴り響くほどうちゅうの ほうそくが みだれる!




セフィロスは激怒した




エクスデスは殴ってから優しく微笑み、
「セフィロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
と、言い終わると同時か、それより早くセフィロスは愛用の刀に唸りをつけてエクスデスを上から獄門で突き刺した。
「ありがとう、友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。
群衆の中からも、歔欷の声が聞えた。暴君カオスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。
「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」
どっと群衆の間に、歓声が起った。
「万歳、カオス万歳。」
ひとりのティナが、緋のマントをセフィロスに捧げた。メロスは、テンパった。
佳き友は、気をきかせて教えてやった。
「セフィロス、君は、アナザーフォームじゃないか。早くそのマントを着てバッツみたいになるがいい。この可愛い娘さんは、セフィロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」

英雄は、ひどく赤面した。


145 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:53:06 ID:8eTrw8Fx0
>>138
一閃で群衆切り分けちゃらめえええええええええ


146 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:56:28 ID:nnUor/sTO
オワタww
乙!


147 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:57:00 ID:nl/ig0tZ0
メロス         セフィロス
セリヌンティウス   エクスデス
ディオニス      カオス
メロスの妹      クラウド
メロスの妹の婿   バッツ
三人の山賊     ジタン
フィロストラトス   ガブラス


sage忘れ・書き散らかしごめんね><

                                      糸冬
                                   ────────
                                   制作・著作 NHK


148 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:57:37 ID:UXuxpjzt0
長いからとりあえずスルーした



149 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:57:57 ID:nl/ig0tZ0
今読み返したらそのままメロスってなってる・・・

脳内修正よろすく><


150 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/23(金) 23:58:27 ID:u6kXifBjO
ヌゲーwww感動した神すぐるwww

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最終更新:2009年01月24日 13:19