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クロナメイド物語~序章~

死神様「学費とか心配しなくていいんだけどね~そこまで言うなら~
    うちの家事手伝いしてもらっちゃおうかな~?」
クロナ「が、がががんばります…!」

  • いじ愛でるエロスレ 526氏



クロナメイド物語 ~第一章 その日は朝からメイドだった~

ラグ「 なーんで俺まで奉公しなきゃいけねーんだよ!なんだよ!このヒラヒラは!ムガー! 」
クロナ「似合ってるよ…ラグナロク」
リンゴーン×8
クロナ(呼び鈴まで左右対称に二つあるんだ…)


  • いじ愛でるエロスレ 529氏



クロナメイド物語 ~第一章~

「父上…どういう風の吹き回しですか?」
久しぶりに親子でテーブルに着いたキッドは、目の前に座る父親に訊ねた。
「一緒に食事をしようなどと」
「たまには良いじゃない♪」
死神は至って軽い調子で息子の疑問に答える。
「まあ…そうですが」
納得はいかないが、大好きな父親と久しぶりに食事の席に着けたことは素直に嬉しい。キッドはそう言うと腰を深く落ち着けた。
そしていつものようにメイドがワゴンで食事を運んでくる音が聞こえる。
程なく隣へ人の立つ気配がし、キッドはメイドが給仕しやすいようにと僅かに身を引いた。
しかし震える指先が差し出すスープの満たされたレードルは皿へ注ぐ置く際にその中身をソーサーへ零してしまう。
「あッ…す、すすすみま…」
「いや、いい…?!」
どこかで聞いたようなその声に振り返ったキッドは、ここにいるはずのない姿に驚きその名前を呼んだ。
「クロナ?!」
「何故ここにいる?!」
「ごごご、ごめんなさい」
家にいるメイド達の姿をしたクロナがおぼつかない手つきでテュリーンを抱え、泣きそうな顔をして立っていた。
そこへのんきな父親の声が割り込んでくる。
「あ~、そうそう!紹介が遅れちゃったけど、今度クロナちゃんがウチでお手伝いしてくれることになったから」
「ちっ父上…」
「どうしてもっていう本人の希望でね~。と言うわけで君付けのメイドになったから、よろしく♪」
「何を考えているんですか!!」
テーブルを叩いて抗議する息子に、気楽な口調で父親は言った。
「まっ、良いんじゃない♪本人が世話になっているのを気に病んじゃってるんだからさぁ~」
振り返りクロナを見ると、彼の視線を避けるようにクロナは俯いてしまう。
色調は普段と変わらないモノトーンだが、見馴れないフレアスカートと頭に付けられたホワイトブリムが思いの外かわいらしい。
一瞬くらりと眩暈がしたキッドは父親に視線を戻す。
「だからって!こんな格好をさせてまで」
まあまあ、というジェスチャーのあと、父親は息子に尋ねる。
「かわいいっしょ?」
「かわいいですが」
真顔でキッドは答え、クロナは怯えたように身体を震わせた。
満足したように頷く死神はこう続ける。
「あ、ちなみに、一応神の家に従属するわけだから、形式上だけど契約してもらったんだよね~」
「家の主人および親族には絶対服従!言うことは何でも聞くってね」
「ちなみに、この契約書、魔法で作られているから、クロナちゃんは私たちの命令を拒否する事ができないんだよね~」
大きな指を立ててふりふりと揺らすと死神は言った。
「だからってヘンな事をしちゃだめだよ~キッド♪」


  • いじ愛でるエロスレ 533氏



死神様「じゃ早速こっちのお皿片付けてくれる~?デザートはヨーグルトがいいな★持ってきて~」
クロナ「がっ合点了解です!」
キッド「ぶーーー」(そんな返事するメイドがいるかー!)

死神様「そうそう、キッドは朝からプリン食べるんだよ~信じられないよね~」
キッド「ぶーーーーー」(父上余計なことをー!)
クロナ「…?」


  • いじ愛でるエロスレ 537氏



ラグ「あんだよ!でっけー冷蔵庫だなぁ!ヨーグルトにタバスコかけてだしてやんぞゴルァ」
クロナ「だ、ダメだよ~…あ、その上の棚じゃないかなヨーグルト…」(そっか契約にはラグナロクも入ってるんだよね…)
ラグ「寒ぃー!俺にもプリン食わせろー!」(ガチャガチャガチャ)
クロナ「うじゅ…プリン、プリンはこれかな」(…可愛いお皿…)


  • いじ愛でるエロスレ 540氏



『――おい。』

可愛いお皿に載せるためのプリンを探すクロナの背後から声が響いた。

『うひゃああああ!?』
物色に没頭していたところに、いきなりの呼びかけ。
声をひっくり返し、飛び上がらんばかりに立ち上がる。

―――ガタンッ!

ベシャッ

『…あぅぅ~~、なんだ、これぇ…』

冷蔵棚の上段に納めてあったヨーグルトの箱が、中身をぶちまけながら
クロナの頭に軟着陸した。
白くベタベタしたヨーグルトまみれのクロナ。
そこまでの行程を一部始終見ていたキッドは慌てて風のように駆け寄る。
その行程のきっかけが自分なのだから、至極当然といえば当然だ。

『大丈夫か? …すまない、いきなり声をかけた俺のせいだ』

『オイ、バカヤロォ! クロナをビビらせるんじゃねぇよ!』

脇でギャンギャンわめき散らすラグナロクを完全無視し、
キッドはポケットから真っ白なレースのハンカチを取り出し、
へたり込んでいるクロナの顔を拭いてやる。

『…あ、キ、キッド…いいよ、ボクも悪いんだ』

丁寧に拭き取られていくその柔らかなハンカチの感触に
少し心地良さを覚えながらも、キッドに全てをかぶせまいと
気遣う発言を送った。

『いいからじっとしてろ。アシンメトリーに汚れているのを見逃せるか』

『……うぅ』

キッドのその言葉に、クロナの胸はチリっと痛んだ。

(そうだよね、ボクなんて所詮…)

『…取れないな』

小さな面積で拭える範囲などたかが知れたもの。
最終的に塗り広げることに終始してしまう。

『…あの……ごめんね? ボクがメイドなんてやらなければ、
 こんなことにも、ならなかった…のに』

その言葉に、キッドの手が止まる。


伏せていたクロナの目が、それに合わせて上へと進んだ。
じぃ…っと自分を見据えるキッドと目が合う。
ドキリ、とクロナの鼓動が早鐘のように弾んだ。

『そんなことはない。父上の命令だろうけれど、俺はクロナ、
 お前が俺付きのメイドになってくれて、その、う、うれしかった』

ぶっきらぼうに告げられたキッドの本心を耳にし、
クロナの白い頬にパアッと赤みが走る。
時間差で、キッドの頬も同じ色に染まる。

『…そ、そう、なんだ。ボク、てっきり迷惑なのかと…』

視線を斜め下に伏せ、これ以上赤くなるまいと目論んだが、
鼓動は速度を緩めることなく、一層ペースを上げる。
もう、自分の耳にも届くほど速まってきた。

『迷惑な訳が、あるか。願ったり叶ったりとは、このこと…』

『あ~あ~、なにしちゃってんのかなぁ~?』

『…ち、父上!』

『も~、クロナはベタベタじゃなぁ~い? ここはいいから
 お風呂に入っておいでぇ~?』

『あ、いぇ、ぼ、ボク………』

突然姿を現した死神が、クロナの手を強引に引っ張り、
大浴場方面へ押し出していく。

『キッドは汚れたそこらを掃除しといてねぇ~。』

混乱するキッドの手に、モップと水入りバケツを装備させ、
クロナの背中を押す作業にもどる死神。

――パタン。

急激に静寂に包まれる台所。
唯一、静かに響く冷蔵庫のモーター音が、
いつまでもむなしく響いていた。


『…掃除って、メイドの仕事じゃないのか?』

キッドの言葉は、宙へと消えた。



  • いじ愛でるエロスレ 568氏



ご主人様ご愛用のプリン皿(可愛い)を割ってしまった!
キッド「さて、どうしてくれようか…」
クロナ「ごめんなさい働いて返します、うぐ…」
パティ「お皿が無いなら自分がお皿になればいいじゃない★」
クロナ「ひぃ」

クロナ(と、ラグナロク)にカラメルソースの魔の手が迫る…!
いたいけな新米メイドクロナの運命やいかに!

  • いじ愛でるエロスレ 596氏






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