※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「お前はマカの事が好きなのか」
「どうなんだ」
さっきから忙しなく家具を移動させているキッドへ視線を向けるとクロナは呟くように返事を返す。
「…君の言うような好きではないよ」
「知っての通り、僕は男の子でも女の子でもないのだし…」
「ふむ」
聞こえたのか聞こえていないのかキッドは顎へ手を当てると、少し考えてからクロナに向かい言った。
「おい、そっちを持って手伝え」
無言でクロナは立ち上がると、キッドの反対側へ向かい大きなベッドを動かすのを手伝った。
「ここだ。…よし、完璧だ」
「これで漸く落ち着くことができる」
満足したように部屋を見渡すと、キッドは誇らしげに言った。そんな彼を見てクロナが信じられないといった様子で続

ける。
「よ…よくこんな状態で落ち着くとか…」
先程から隣の部屋からひっきりなしに声が聞こえてきていた。
しかも普通の声ではない。情交の際に出るような喘ぎ声だった。
隣にはマカとソウルが泊まっているはずだった。安宿の薄い壁は二人のくだらない喧嘩から仲直りの絡みまですべ

て筒抜けにこちらに知らせていた。
聞こえてくる喧噪にヤキモキしていたクロナの耳にマカの甘い声が響いてきたのはしばらくたってのことだった。
「どどうしよう。…良いのかなこんな…でも聞こえちゃってるの教えて上げた方が…」
耳をふさぐべきかどうかおろおろと落ち着かぬ様子で立ちすくむ。そしてわずかなショックを隠すでもなくクロナは呟いた。
「でも二人がこんな関係だったなんて…」
「性に対して興味が出始める年頃だ、常に一緒に居ればそう不自然な事でもあるまい」
さして歳の変わりもなく見える少年は人ごとのようにそう締めた。少年の整った横顔を見て、この人はいくつなんだ

ろうとクロナが考える。するとキッドはふいにクロナに向き直り言った。
「よしこちらも始めるぞ」
「始めるって何を…」
視線が合った事に動揺を見せるクロナの細い腕を掴み引き寄せると、移動したばかりのベッドへ押し倒す。
抵抗をものともせず慣れた仕草で服をはぎ取ると、必死に隠そうとする両手を押さえつけて組み伏せた細い身体を見下ろした。

「すばらしい」
細くあばらの浮いた胸は少女の膨らみを見せ、その下の薄い腹、無毛の恥丘を越えたあたりには
そこにあるはずもない少年の白いペニスが存在していた。
クロナの頭を常に悩ませている自分の性をキッドは賞賛する。それがクロナにとって不思議で仕方なかった。
「そんなこと言うの君ぐらいだよ…」
「みんな僕の事を気持ち悪いって」
「お前は男と女のちょうど中間にいる」
「その貴重さが判らない馬鹿者は放っておけばいい」
そう言うとクロナの胸に手を這わし、軽く回すように柔らかさを楽しんだあと、赤く色づく先端に口づけた。
「あっ、やめてよ」
子供のように乳首に吸い付くキッドの頭を引きはがそうと髪を引っ張るが、構わすキッドはクロナのぴたりと閉じられ

た足の間へ指をやった。
「止めてキッド、今はそんな場合じゃ」
肉の薄いクロナのももはいくら閉じようと手が入り込む隙間を十分に見せている。すぐに指先は濡れた秘裂へとたど

り着いた。
「なんだ濡れて居るではないか」
大きく指を動かすと、濡れた音が部屋に響いた。クロナの、普段は蒼白な顔が真っ赤に染まってゆく。
「なっ」
隣で繰り広げられている痴態が丸聞こえの中、正常で居られるほどクロナは大人ではない。
「いつから濡らしていた」
「そんな…だって…あ、やだぁ」
クロナの愛液をすくい取って、クロナ自身のちいさなペニスへぬりつけもみしだくとすこし熱を持っていたそれは、す

ぐに固く脈打ちだす。ふるえながら立ち上がった細いそれを、キッドは知った手つきで包み込むと責め立てた。
「あ、あぁ…やめ、やめて、やっ…」
逆手に扱かれてクロナが細い身体をもだえさせる。止めようとキッドの腕に手をかけるが動きを止めることはできな

かった。
「こんな風にしておいて止めろもないだろう」
冷静に見下ろされる様子がたまらなく羞恥心を煽り、責められている感覚がさらに身体を熱くさせていった。
キッドは絞るように小さな乳房を捕み乳首へ歯を立てた。閉じられないように足で押さえつけた内ももをなで上げて

、少年の部分と少女の部分を交互に責めていく。上下からの刺激にクロナが大きくかぶりをふって声を上げた。
「いや、いや…あっ…あぁ」
「どうした、隣の声に負けて居るぞ」
面白そうにキッドが笑い、指を濡れきった中へ突き入れる。緩く動かすと、クロナが再び声を上げた。

「さあこちらも楽しませてもらうぞ」
そう言うとキッドは服を脱ぎ捨て再び重なってくる。
少年の身体はまだ細くはあったが、明らかにクロナの肌とは違った硬質さをもっていた。
硬い身体に押しつぶされ、斜めに傾けた顔が降りてくる。クロナはその首へ腕を回すと重ねられる唇を吸って、
水音を立てながら柔らかい舌を絡め合った。彼と交わす口づけは好きだった。
それからすぐに細い足をすくい上げられてこちらが熔けてしまいそうな熱がクロナの狭間に宛てられる。
「あ、あ、君も熱い…」
「当たり前だ」
キッドも興奮していたことに少しだけ安堵したクロナは諦めたように力を抜いた。
「いくぞ」
ぬるりと少年の固くなった欲望が入り込んでくる。この瞬間はいつまでも慣れることがない。
眉根を寄せてクロナはそれをやり過ごす。
「ああっ…」
張り出した亀頭が前立腺をかすめて、身を堅くしていたクロナが背を反らせた。
「あっ、はぁん」
ペニスが膣を行き来するたびに、女には無い身体の奥にある部分が擦りあげられて、快感と共にクロナの
小さなペニスから涎が垂れてゆく。揶揄するようにキッドはそれを指先で先端へ塗り広げて言った。
「いやらしい身体だ」
「はぁっ、ああっ…やだぁ…」
ひどい言葉を浴びせられても、その声に含まれる熱と甘さにクロナの理性がとろけてゆく。
ゆるゆると振られる顔にキッドが優しく尋ねた。
「…はぁっ…クロナ、いいのか?」 
上に乗る少年の熱くうわずった声を聞いてクロナはうなずいた。
クロナの素直な様子に満足したようにキッドは腰を抱え直した。リズミカルに注挿を繰り返し安宿のベッドがギシ
ギシと悲鳴をあげている。この音は隣から響いているのか、それとも自分の喘ぎと一緒に隣へ響かせているのか
クロナは濁った意識の端で考えた。
「…はぁう、…いい、きもちいいよう……あっああ…キッドぉ…」
閉じることを忘れた口の端から涎をながし声が止まらない。細い腰を振り立てて少年の動きに合わせるように
身体をくねらせた。

「どうしてこんなことをするの」
「俺にも判らん」
いつからか二人が身体を重ねる事となったのは 実に些細なきっかけだった。
キッドにもクロナにもまだその理由が判っては居ない。







著者コメント

おっさんキッドスマソ。雑談にあるようなもっと余裕無いへたれキッドがみたい!
元ネタは雑談の655以下でした。使わせてもらいました、thx