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「クロナ」

「何?マカ」


可愛い可愛い私のクロナ。
まだ私がどんなにあなたを愛してるか知らないのね。
無防備な笑顔にいらいらする。

額と額をくっつけてみた。睫が擦れ合うくらいの距離。

「マ、マカ近いよ…」

「そうだね。でも仕方ないよ。クロナの可愛い顔が大好きなんだもの」

クロナの頬が桜色に染まる。
その顔を見せるのは私だけにしてね。

「私のこと好き?」

「僕はマカが大好きだよ」

ふぅん。嬉しいな。

「なら、キスして」

「キ、ス…?」

私は目を閉じてクロナの唇を待った。

ねぇ、クロナ。
私あなたを私だけの物にしたいの。
あなたが他のみんなの前に晒されるなんて嫌なのよ。


「キスって何?」

「唇と唇をくっつけるの」

「どうして?」

「…」

思わず吹き出してしまった。
無垢なこの子にはまだ早いかな。

「まぁいいや。でもクロナ、約束して。クロナの初めてのキスは私にちょうだい」

「よくわかんないけど…いいよ」

「ずっとそばにいてね」

「うん!」

心臓からどろどろとした血が吹き出している。

クロナ、クロナ、クロナ。
約束破ったら許さないから。

出会ったばかりの頃のこの子は、私がいないと何もできなかったのに。
私がクロナの世界の全てのはずだったのに。
前よりもよく笑うようになった、友達もたくさん増えたね。
…でもそれは、誰のおかげだと思ってるの?

ねぇ、クロナ。

「マカ、帰ろう」

「うん」

差し出された手を取った。
夕日で赤く染まった道を二人で歩く。
繋いだ手が、愛しくてしようがない。

守ってあげる…

私が、クロナを縛るしがらみ全てから。

だから、


「大好きよ、クロナ」

私を一番に愛して。




END





著者コメント

エロ無し