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 思い切ってみようか。
 それともやめようか。
 いや、かの大ゲゥエテ曰く「苦悩を経て大いなる快楽に至れ」という様なワケもあることだし。
 おれは思いっきり足を引っ張ってみた。がたんと音がして腹の上に意外に軽いものが落ちてきたので、その意外に軽いものがワケのわからん事をわめくのをじっと聞くのもバカらしいから上半身を起こした。
 がつ。
 うわ、なんかイヤな音しなかったか今。椅子と頭蓋骨がぶつかるみたいな。
 まあいいや。
 急に呻き声が聞こえるだけで静かになった狭い部屋で無理やり胸の上にまで細い腿を引っ張り上げた。
 「あひぃぇ~!!」
 ……濡れてる……こいつ、ここまでやっといて自分だけ興奮してたのか。なんと無体な。
 じたばたじたばたもがいてる引っくり返した亀みたいなそいつは言語化不能の叫び声を上げている。
 顔を股にうずめる。少し屎尿の匂い。バルトリン氏線液の匂い。
 「ぎゃああああ!!」
 舌というのは実に便利な器官だと始めて気付いた。舐めるだけでなく、こういう使い方もあるのだな。
 えぐる肉の柔らかさに頭を殴られたような感動。
 「舐めんなボケ!」
 頭がズキズキする。本当に殴られていたと見える。頭から血が出ていた。こんな狭い場所で椅子振り回すなんて非常識な奴だな。
 「そうか? ここはもっと舐めろと騒いでいるよーだが」
 「いいいいやだぁあああ!!放せぇぇぇ!!」






著者コメント

 こうですね。わかってます。