七海女王様 オチ


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「これが僕の女王様、N條N海様です。 みなさん、こんなドSな妹をどう思いますか……っと」

長い長い文章をようやく打ち終えると、最後に小気味よくエンターキーを押していく。
……いい。 これはディモールト(非常に)いいぞ我ながら最高傑作だ、ふひひ。
モニターの前でニヤニヤしながら、僕は@チャンネルのとあるスレにその文章を書き込んでいく。

【おまいらの日頃の エ ロ イ 妄 想 教えれ】。

そうタイトルが銘打たれたそのスレは、やはり人間の根幹はエロにあると思い知らしめてくれる。 
スレ立てがされてからの加速度はただただ異常の一言で、次々と日本中の猛者達が自らのオナネタを書き込みまくっていたのだ。

『メイドさんとのMF、MS、MAは基本』 『転校したら俺以外みんなおんにゃのこ』
『妊婦看護婦さんと赤ちゃんプレイ』 『FESと電波セックス』などなど……。

やはり妄想だけに戦わなきゃ、現実と…レベルのものが多いが、それでも日本中には同士が多いことがよくわかる。
中には『絶対領域に擦り付けてオナニー』、『ツインテールを巻きつけての髪コキ』など、その気になれば僕に実現可能なものも書かれていてなかなか興味深い。
血のつながりというのもやはり重要なのだろうか――姉、妹関連の妄想も多数挙がっていて、それならばと実妹?のいる僕もそのスレの加速に一枚加わってやったというわけだ。

題材は上記のとおり、七海。 ただし本人の性格とかけ離れているのは、僕の妄想補正で多少の演出をしたからだ。
素材としては梨深やこずぴぃも捨てがたかったが、彼女達を汚すのはどうしても気が引けてしまったんだ。
その点あいつなら身近にいる分妄想もしやすいし、仮にも妹を汚してるという背徳感が僕のインスピレーションを沸々と湧き上がらせていった。

そして肝心の評判はというと――上々といったところか。
正直いって文章だけじゃちょっと自信がなかった。 書き込みと一緒にうpした七海の画像も、住人達の妄想に一役買ってくれたんだろう。
一応目線は消してあるが、あいつは身体だけでもなかなかロリ好みのエロい体型をしている。
そっち系のオタにはたまらなかったらしく、『N海』はネット上で立派にオナペットデビューを飾っているようだった。

『N海たんドS可愛い、というか兄貴テラドMw』 『制服姿だけで抜いた、身体つきマジたまらん』
『妹のおっぱいうp汁』 『兄の逆襲でレイープされちゃうN海たんはまだですか?』
『タイツビリビリにした妹画像張れよ』 『N海たんのスリーサイズ教えれ』
『つーか処女なのにまんこ広げて誘惑とかアリエナスw』 『いかにも童貞の妄想すぎでワロタ』
『タイツ脱がしたときはダメだこいつ、全然わかってねぇって思ったけど、また履かせるとは中々マニアックだなw』。

などなど、好感触のレスばかり。 一部聞き捨てなら無い単語も混じってるが、僕の妄想はおおむね好評のようだった。 
何より今までエンスー以外で評価されたことなんてなかったから、自分の成した何かに反応があるというだけでも十分に嬉しいことだったんだ。
三次元妹なんてただ邪魔なだけだと思ってたけど、これなら時々は七海の妄想を書き込んでみるのもおもしろいかもしれない。

「あ、あいつもたまには役に立つね。 普段から僕を馬鹿にしてるむくいだ、ふひひ」

楽しかった。 楽しかったけど、反省すべき点が一つ……。
『罵倒されながらの素足舐め』、『黒タイツでの足コキ』、などはやはりマゾ男達に結構受けたみたいだが、最後の『七海で射精>>>>>>星来たんフィギュア』だけはちょっと頂けない。
話の都合上そうなってしまったが、本来なら七海と星来たんなんて比べ物にならない。 
……味わったことないけど。

まあでも、あくまで妄想の中の話だし良しとしよう。 
どのみち僕の嫁は二次元でも三次元でも星来たん一人だけだしね、ふひひ。

「満足満足、いや~なかなか有意義なひとときだったね。 な、七海も日本中の男達のオナペットになれて本望だろう……」

いい汗かいた。 ひさしぶりにいい仕事をした気がする。 まさにGJだ、僕グッジョブ!!!

そうしてイスをギシリと鳴らしながら背伸びをすると――ふと背後に人の気配のようなものを感じた。
この背中に突き刺さるような視線……まさか、また『その目、誰の目』か?
そう思って振り向こうとした矢先――僕の肩越しにグイっと覗き込むように何かが飛び込んでくる。

「……なにやってんの、おにぃ」

……七海だった。 彼女の顔が僕の肩口からニョキっと生えるように『そこ』を覗き込んでいたんだ。
どうやらあまりに書き込みに夢中になりすぎて気づかなかったらしい。 七海はいつのまにか空いていた扉から部屋の中に入り、パソコンに熱中している僕を背後から監視していたらしかった。
その横顔にはあきらかに不機嫌ですといった感じが見て取れて、ハの字に釣りあがった眉をジーっとパソコンのモニタに向けていた。

「なになに……七海女王様? タイツの匂い嗅いで、足、で……?」

「ちょ……おまおまおま、な、何勝手に入ってきてるんだよぉっ! ていうか見る、見るなぁぁぁぁっ!!!」

僕は慌ててそのスレを閉じようとする――が、一足先にマウスがガシっと取り上げられてしまう。
今ほどモニタの解像度が良すぎることを恨めしく思ったことはない。 七海の瞳が上から下へ、一文字たりとも見逃すまいとスレの軌跡を辿っていく……。
そうして僕のキモイ妄想SS、スレの住人などの反応を一通り見終えると――鷹のようなするどい視線を僕の方へと向けてきた。

「ちょっとおにぃ、これなに?どういうこと? なんでナナがおにぃにこんなことしてるの?」

「こ、これはその……ちちちちがうよ! これはN海たんであって、お、おおおおお前じゃない」

「なにそれ、へたな言い訳。 だってこんなのどう考えてもナナじゃん……って、うそ、画像まで張ってるし! 信じらんないこのバカおにぃ何考えてんのーっ!!!」

「ちょ、待っ! い、いててててて、や、やめろやめふひふひひサーセンサーセンwwww」

七海の決して優しくないポカポカが僕の頭を叩きまくる。
その痛みにおもわず変な嗜好に目覚めてしまいそうになりながら、僕はこの日一日中七海のお小言を聞くことになるのだった……。



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