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BLOOD FIRE DEATH
ブラックメタルやヴァイキングメタルの始祖とも言われる BATHORY の 4th。Bathory は実はこれが初聴。Wikipedia 曰く 3rd は「今のブラックメタルの直接の原点」で 5th は「北欧神話のイメージがふんだんに盛り込まれたヴァイキング・メタルの原点」とのことなので、これは丁度ブラックとヴァイキングの中間くらいのアルバムだと思われるかもしれませんが、私に言わせてもらえばこれは 100% ヴァイキングメタルです。だっていきなり一曲目から「Odens Ride Over Nordland」ですよ!? これがヴァイキングメタルでなければ何がヴァイキングメタルなのかというくらいのヴァイキング全開なタイトルですよ!? よってこれはヴァイキングメタルなのです。Q.E.D.
とはいえ音楽的には、一番近いのはスラッシュメタルだと思います。#6「For All Those Who Died」とか完璧スラッシュメタルです。リフが暫く頭から離れなくなるくらいのスラッシュぶりです。しかしヴォーカルはブラック的。そこにヴァイキングな歌詞。(曲名だけから判断しましたが。だって歌詞書いてないのだもの。)つまり簡単に言えば、一枚でスラッシュ分とブラック分とヴァイキング分が一度に補給できる大変お得なアルバムであるという事です。
あまりヴァイキング的なものを期待しすぎると期待外れでしょうが、#8「Blood Fire Death」なんかはなかなかヴァイキング的ですし、ヴァイキングメタル好きとしてはやはり押さえておきたいバンドです、と今まで押さえていなかったくせに偉そうに言ってみる。
レビュー:猫と重金属