海の盗撮物・シーン4

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 僕は唖然として礼美先輩を見つめた。 「先輩、今……なんて言ったんです?」 「私なのよ。奈美ちゃんに細菌入りのジュースをあげて下痢をさせたのも、それを見たあなたのオナニーシーンを撮って、他の子たちを盗撮させたのも、みんな私なの」 「なんで……そんなことを……」 「私、変態なの。おしっこやうんちが好きで、その趣味を共有する男の子を探していた。理由は知らない。厳格な家庭環境の反動だとか、くだらないプロファイリングに興味はないけれど、とにかく私は、気付いた時にはそうなってしまっていたの」  信じられなかった。あの礼美先輩がスカトロマニアだったなんて。 「だから私、思ったの。あなたを仲間に入れたいって。私のプレイをあなたに受け入れて欲しいって。そのために、あなたの一番好きな人のうんち姿を、あなたに見せることにしたの」 「奈美ちゃんの……」  そんな。礼美先輩が奈美ちゃんに、そんな酷いことをしたなんて。 「ねえ。あなたもスカトロ好きになってくれたんでしょ? これからは私と……」 「お断りします」 「……あら」 「礼美先輩、僕はあなたと同じ種類の変態かもしれない。でも奈美ちゃんは違う。奈美ちゃんは何の罪もない、普通の女の子です。何も知らない奈美ちゃんを、あなたは自分の欲のために陥れて、酷い目に遭わせたんだ。そんな人に『あなたの前でウンチしてあげるわ。だから恋人になりましょ』なんて言われて、涎を垂らして付いていくほど、僕は恥知らずじゃないつもりです」 「そう……」  礼美先輩は淋しそうに、だが僕の答えを予測していたように呟いた。 「フラれちゃったわね。でも私、あなたのそんな所が好きなんだったわ」 「だったらどうするんです。また脅しますか。変態セックスに付き合わないと画像をばらまくって」 「女心が分かってないわね。奈美ちゃんを取られちゃうぞっ」  先輩はいたずらっぽく笑った。犯罪を告白したばかりとは思えない微笑みだった。 「男の子を脅してキスして欲しいなんて女、いないわよ。私にとってはね、好きな男の子と趣味を共有することが、ファーストキスや初体験と同じくらいロマンチックなことなのよ」  スカートのポケットから、先輩は小さな瓶を取り出した。 「なんです、それ?」 「この瓶にはね、奈美ちゃんに飲ませたのと同じ種類の菌が培養されてるの。見てて」  先輩はその瓶の蓋を開けて、あっというまに中身を喉に注ぎ込んでしまった。 「症状が現れるのはいつかしらね……早くて今日のお昼ごろかな。もっと後かしら。放課後に生徒会もあるから、私が学校にいる間にお腹が痛くなるのは間違いないわ。それでね。私、今日はトイレで大きい方、しないから。絶対に」 「先輩、何を……?」  覚悟を決めた表情で、先輩は言った。 「このくらいの償いはしないとね……」  その日の授業は耳に入らなかった。  この数日間、僕はあの菌にお腹を冒された女の子を――奈美ちゃんを看てきた。その症状からして、あの菌の作用はかなり酷いはずだ。  もし礼美先輩が、あの日の奈美ちゃんのようにお腹を壊したりすれば、そして、それを本当に我慢し続けて、校内でうんちを漏らしたりしたら、たちまち学校中の噂になるはずだ。そうなれば学校生活ばかりでなく、影響はその後の人生にも及ぶだろう。普通人ならともかく、上流社会の交友関係は狭いのだ。  礼美先輩のクラスは、5・6時限目は体育。カモシカのような脚の上に乗った、ふっくらと形の良いお尻。それを包む紺色のブルマが、うんちでモコモコに膨らんで……。 『オイ聞いたか!生徒会長の礼美先輩がウンコ漏らしたってよー!!』  そんな心ない大声が、教室に駆け込んできた軽薄者から、今にも発せられるんじゃないか。休み時間のあいだずっと、僕はそんな恐怖に憑かれていた。  でも、放課後になってもそんな気配はなかった。  まだ症状が現れないのだろうか。それとも、やっぱり決心を変えて、トイレで済ませてしまったのだろうか。だとしたら、僕はいい面の皮だ。  いや本当は、礼美先輩はもう、うんちをお漏らししてしまったのかもしれない。先輩のクラスの人たちは僕が思ってるよりずっと良心的で、先輩のために口をつぐんでくれているのかもしれない。  6時限目が終わってから、生徒会の定例会議が始まるまでは40分の時間の猶予がある。その40分をこれほど長く感じたことは、今までなかった。  そして生徒会が始まる。  礼美先輩は5分前に現れた。  いつもと同じ表情で会長席――書記である僕の横に座る。 「それでは、生徒会定例会議を始めます。今回は、3学期分の各部活動の予算振り分けについて……」  落ち着いた調子で読み上げるのは、副会長の戸崎小夜子さん。礼美先輩と同じクラスで、先輩の親友でもある。もし先輩がクラスでうんちなんか漏らしたのなら、もっと彼女を心配する態度が現れると思ったが、そんな様子はどこにもなかった。いや、礼美先輩のために、あえていつもと同じ態度を取っているのか?  あいかわらずの答えの出ない推論を繰り返し、僕の心理は消耗していく。  ――そのとき。  きゅるる、きゅるるるるぅぅ………  僕の横から、かすかな音が聞こえてきた。礼美先輩のいる方向だ。  間違いない。お腹の鳴る音。僕ははっと先輩の顔をみた。  さっきまでより僅かに蒼ざめ、こわばった表情をしている。  始まったのだ。 「陸上部は昨年、実績を伸ばしているので、この予算増にも問題はないと思われます。ウェイクボード部とエクストリームアイロニング部の予算は据え置きでいいかと……」   戸崎さんは親友のピンチに気付くことなく、ホワイトボードの前で説明に集中している。  礼美先輩のお腹の具合は急速に悪化していった。脚はガクガクと震え、握り締めた拳も血が流れなくなったように白い。  ゴロ……ギュウウ……グルルルルウウウウゥゥ……  全身を硬直させ、必死にお尻に力を込める礼美先輩。これが奈美ちゃんに対する、彼女なりの「償い」なのだろうか。お腹の痛みと壮絶な便意に最後の瞬間まで耐え、衆人環視の中で脱糞してしまうことが。  鳥肌の立っている腕。握り締められた震える拳。ずっと俯いていたかと思うと、時折、神に祈るように顔をあげる。すでに意識さえ朦朧としているのかもしれない。  気付けば、会議の始まりから30分近くが経っていた。  周囲の生徒会役員も、礼美先輩を不審な視線で見始めた。  そして遂に……  ムチュウウッ……  お尻が湿った音を立てた。    そのとき僕は、 1.先輩を助ける 2.自業自得だ
 僕は唖然として礼美先輩を見つめた。 「先輩、今……なんて言ったんです?」 「私なのよ。奈美ちゃんに細菌入りのジュースをあげて下痢をさせたのも、それを見たあなたのオナニーシーンを撮って、他の子たちを盗撮させたのも、みんな私なの」 「なんで……そんなことを……」 「私、変態なの。おしっこやうんちが好きで、その趣味を共有する男の子を探していた。理由は知らない。厳格な家庭環境の反動だとか、くだらないプロファイリングに興味はないけれど、とにかく私は、気付いた時にはそうなってしまっていたの」  信じられなかった。あの礼美先輩がスカトロマニアだったなんて。 「だから私、思ったの。あなたを仲間に入れたいって。私のプレイをあなたに受け入れて欲しいって。そのために、色んな女の子のうんち姿を見せて、その魅力を知ってもらおうとしたのよ。特に、あなたの一番好きな人がうんちするところを見れば、あなたもうんちが好きになってくれるんじゃないかって」 「奈美ちゃんの……」  そんな。礼美先輩が奈美ちゃんに、そんな酷いことをしたなんて。 「ねえ。あなたもスカトロ好きになってくれたんでしょ? これからは私と……」 「お断りします」  僕はキッと先輩の顔を睨んだ。 「……怖い顔ね」 「礼美先輩、僕はあなたと同じ種類の変態かもしれない。でも奈美ちゃんは違う。奈美ちゃんは何の罪もない、普通の女の子です。何も知らない奈美ちゃんを、あなたは自分の欲のために陥れて、酷い目に遭わせたんだ。そんな人に『私もウンチが好きなのよ。目の前でウンチしてあげるから恋人になりましょ』なんて言われて、涎を垂らして付いていくほど、僕は恥知らずじゃないつもりです」 「そう……」  礼美先輩は淋しそうに、だが僕の答えを予測していたように呟いた。 「フラれちゃったわね。でも私、あなたのそんな所が好きなんだったわ」 「だったらどうするんです。また脅しますか。変態セックスに付き合わないと画像をばらまくって」 「女心が分かってないわね。奈美ちゃんを取られちゃうぞっ」  先輩はいたずらっぽく笑った。犯罪を告白したばかりとは思えない微笑みだった。 「男の子を脅してキスして欲しいなんて女、いないわよ。私にとってはね、好きな男の子と趣味を共有することが、ファーストキスや初体験と同じくらいロマンチックなことなのよ」  スカートのポケットから、先輩は小さな瓶を取り出した。 「なんです、それ?」 「この瓶にはね、奈美ちゃんに飲ませたのと同じ種類の菌が培養されてるの。見てて」  先輩はその瓶の蓋を開けて、あっというまに中身を喉に注ぎ込んでしまった。 「症状が現れるのはいつかしらね……早くて今日のお昼ごろかな。もっと後かしら。放課後に生徒会もあるから、私が学校にいる間にお腹が痛くなるのは間違いないわ。それでね。私、今日はトイレで大きい方、しないから。絶対に」 「先輩、何を……?」  覚悟を決めた表情で、先輩は言った。 「このくらいの償いはしないとね……」  その日の授業は耳に入らなかった。  この数日間、僕はあの菌にお腹を冒された女の子を――奈美ちゃんを看てきた。奈美ちゃんの症状からして、あの菌の作用はかなり酷いはずだ。  もし礼美先輩が、あの日の奈美ちゃんのようにお腹を壊したりすれば、そして、それを本当に我慢し続けて、校内でうんちを漏らしたりしたら、たちまち学校中の噂になるはずだ。そうなれば学校生活ばかりでなく、影響はその後の人生にも及ぶだろう。普通人ならともかく、上流社会の交友関係は狭いのだ。それは自業自得かもしれないけれど、僕はどこかで、そう割り切ることができなかった。  礼美先輩のクラスは、5・6時限目は体育。カモシカのような脚の上に乗った、ふっくらと形の良いお尻。それを包む紺色のブルマが、うんちでモコモコに膨らんで……。 『オイ聞いたか!生徒会長の礼美先輩がウンコ漏らしたってよー!!』  そんな心ない大声が、教室に駆け込んできた軽薄者から、今にも発せられるんじゃないか。休み時間のあいだずっと、僕はそんな恐怖に憑かれていた。  でも、放課後になってもそんな気配はなかった。  まだ症状が現れないのだろうか。それとも、やっぱり決心を変えて、トイレで済ませてしまったのだろうか。だとしたら、僕はいい面の皮だ。  いや本当は、礼美先輩はもう、うんちをお漏らししてしまったのかもしれない。先輩のクラスの人たちは僕が思ってるよりずっと良心的で、先輩のために口をつぐんでくれているのかもしれない。  6時限目が終わってから、生徒会の定例会議が始まるまでは40分の時間の猶予がある。その40分をこれほど長く感じたことは、今までなかった。  そして生徒会が始まる。  礼美先輩は5分前に現れた。  いつもと同じ表情で会長席――書記である僕の横に座る。 「それでは、生徒会定例会議を始めます。今回は、3学期分の各部活動の予算振り分けについて……」  落ち着いた調子で読み上げるのは、副会長の戸崎小夜子さん。礼美先輩と同じクラスで、先輩の親友でもある。もし先輩がクラスでうんちなんか漏らしたのなら、もっと彼女を心配する態度が現れると思ったが、そんな様子はどこにもなかった。いや、礼美先輩のために、あえていつもと同じ態度を取っているのか?  あいかわらずの答えの出ない推論を繰り返し、僕の心理は消耗していく。  ――そのとき。  きゅるる、きゅるるるるぅぅ………  僕の横から、かすかな音が聞こえてきた。礼美先輩のいる方向だ。  間違いない。お腹の鳴る音。僕ははっと先輩の顔をみた。  さっきまでより僅かに蒼ざめ、こわばった表情をしている。  始まったのだ。 「陸上部は昨年、実績を伸ばしているので、この予算増にも問題はないと思われます。ウェイクボード部とエクストリームアイロニング部の予算は据え置きでいいかと……」   戸崎さんは親友のピンチに気付くことなく、ホワイトボードの前で説明に集中している。  礼美先輩のお腹の具合は急速に悪化していった。脚はガクガクと震え、握り締めた拳も血が流れなくなったように白い。  ゴロ……ギュウウ……グルルルルウウウウゥゥ……  全身を硬直させ、必死にお尻に力を込める礼美先輩。これが奈美ちゃんに対する、彼女なりの「償い」なのだろうか。お腹の痛みと壮絶な便意に最後の瞬間まで耐え、衆人環視の中で脱糞してしまうことが。  鳥肌の立っている腕。握り締められた震える拳。ずっと俯いていたかと思うと、時折、神に祈るように顔をあげる。すでに意識さえ朦朧としているのかもしれない。  気付けば、会議の始まりから30分近くが経っていた。  周囲の生徒会役員も、礼美先輩を不審な視線で見始めた。  そして遂に……  ムチュウウッ……  礼美先輩のお尻が、湿った音を立てた。    僕は、 1.先輩を助ける 2.自業自得だ

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