2009年1月10日から3月28日まで毎週土曜(23:00~23:29)、NHK教育テレビで放送の経済学教育番組『出社が楽しい経済学』のテキスト。番組は、人気劇団SET(スーパーエキセントリックシアター)のメンバーが演じるドラマを中心に展開されますが、本書は、番組の解説部分を中心に書かれています。番組のテキストという位置づけの本ですが、番組では取り上げられなかった話も多く、番組を観ていない人でも読めるように書かれています。もちろん、番組を観ていて「もう少しじっくり説明してほしい」と感じられそうな部分は、番組内容に合わせた図表を掲載して説明していますから、番組内容の復習と発展学習に使える内容になっています。
5年間貢いだ彼女と別れるべき?居酒屋のランチはなぜ安い?ダメ社員の生きる道は?就職に有利な資格とは?クーポン券はなぜちっぽけなの?人気者ばかりなぜもてる?小さな会社に勤める新人君が、日常の仕事や生活で直面する小さな問題(ただし本人にとっては大問題)を取り上げて、その中にいろいろな経済の仕組みを見つける、を基本スタイルとして構成。
目次
- サンクコスト―覆水盆に返らず
- 機会費用―時は金なり
- 比較優位―カネも能力もないあなたへ
- インセンティブ―やるもやらぬもこれ次第
- モラルハザード―安きに流れるは人の性
- 逆選択―悪貨は良貨を駆遂する
- 価格差別―すべてはお客様の懐次第
- 裁定―確実に儲かる方法、教えます
- 囚人のジレンマ―正直者は馬鹿を見る?
- 共有地の悲劇―ただ乗りはご遠慮ください〔ほか〕
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最終更新:2009年01月13日 10:38