童貞狩り 915 YJg5sV0a0

    

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915 名前:要するに童貞狩り 投稿日:2006/09/05(火) 01:32:17.12 YJg5sV0a0

「なぁ○○~。お前誕生日いつ?」
僕は後ろの席のクラスメイトから、突然そんなことを尋ねられた。
「え、えっと……」
「ウジウジしてんな!さっさと答えろよさっさとぉ!」
今までロクに見たこともなかったけど、どうやら怖い人みたいだ。女の子なのに、机をたたく力
はもの凄い。
ばぁん!と大きな音がして、僕は思わず肩を震わせる。
「9月15日だ……ですけど」
「ふぅ、ん」
「あの、なんですか?」
「なんでもねぇよ。ちょっとした調査だ」
それだけ言うと、その人はふいっとどこかへ行ってしまった。
本当にそれきり、彼女は話しかけてくることさえなかった。あの日が来るまでは――


一年後。僕はそのことをすっかり忘れ、高校三年の夏を受験に向かって忙しく過ごしていた。
学校では夏期講習が開かれ、蒸し暑い教室でひたすら鉛筆を走らせる毎日だった。
(遅くなっちゃったな……)
夕日も傾いた七時過ぎ。僕は居残り組として教室で自習をしていた。クーラーの効く自宅に我先と帰る
人たちもいるけど、講習の程よい緊張感を保ったまま勉強できるので、僕はよく教室に残っているのだ。
とは言え、さすがに張り切りすぎたようだ。気がつくとあたりには誰もおらず、がらんとしていた。
「さて、帰るか……」
そう、口の中でひとりごちた時だった。
「あはっ。もういいみたいだよ、直ちゃん」
スナック菓子のように軽い女の子の声がした。誰だ? 僕は反射的に体を反転させた。
「よし。んじゃ童貞狩り、開始だな」






917 名前:要するに童貞狩り2 投稿日:2006/09/05(火) 01:35:20.23 YJg5sV0a0

童、貞、狩、り?
僕は目の前のふたりの女の子が、一体なにを言っているのか理解できなかった。
そして、頭が理解する間もなく、僕は首筋に鈍い痛みを感じた。
――ごっ、
三人……目?
薄れ行く意識の中で、薄く赤い唇がにやりと歪んだのを見た。
「!!?」
「よーぅ。お目覚めか。大将」
滴る冷たい雫。大きな影。
「きみは!?」
一年前の――
「くっ!」
立ち上がろうとして、自分の体が椅子に縛り付けられていることに気付く。
三人の女の子はまるで獲物を品定めるかのように僕をしげしげと見つめ、そして笑った。
「どういうことだよ!?早く放してよ!こんなことしてただで済むと――ぐぇっ!」
平手が入った。一番大きな女の子――直と呼ばれていた――はあの力の強い奴だ。首ごと持っていかれそうなビンタに、僕は喉を詰まらせた。
「ごちゃごちゃうるせぇな、このガリベンメガネドーテー君はよ」
と、さっきのポップコーン声の女の子が、僕の後ろに回りこんでなにやらごそごそやっている。
「んぐっ!?」
体育に使うハチマキ状の布が僕の口に噛まされた。
「これから……あなたの童貞を頂きます」
三人目の――僕に一撃をくれた子のようだ――女の子が僕に静かにそういった。三人の中で一番冷たい目をしていて、僕はぞっとして身を震わせた。
「あたしたちみたいなカワイー女の子が相手なんてキミみたいなブサメンくんにはもったいない話よねー」
無責任に言い放ち、彼女はてきぱきと僕の服を脱がせにかかった。
「んーっ!んーっ!」
僕は、自由な足をばたつかせてもがいた。確かに僕は童貞だし、ブサイクだってのも否定のしようがない。
細長くてえらの張った顔はカッパとかサルとかからかわれている。
だけどこんな風に乱暴をされる理由にはならないはずだ。



918 名前:要するに童貞狩り3 投稿日:2006/09/05(火) 01:36:12.42 YJg5sV0a0

「さて。○○のアレはどんなかな~……」
抵抗にならない抵抗の中、ついに僕は犯されるようだった。
「結構ふつーだね。もっとキモ汚いの想像してたけど~」
「……」
「マイが犯るんでいぃ?」
「その前に勃たせるのが先だろ、バカ」
「もう。直ちゃんたらバカにして。決めた!今回は絶対マイだからね!可奈ちゃんもいいよね?」
(コクっ)
三人はお菓子の取り合いのような勝手さで、誰が僕を犯すのかを決めていた。いざ、となるとマイは僕の下半身に覆いかぶさり、薄いゴムの手袋をはめた手で僕のモノをしごき始めた。
「んひっ」
ぷりっと、慣れた手つきで露出させられる亀頭。先端にかかる息や風の刺激に、僕は思わず喉を鳴らした。
にゅる、
「殺菌ゼリー付きの手袋なの。きちゃない童貞チ○ポにはうってつけでしょ?」
「んむあああぁぁっ!!」
マイは親指と人差し指で輪っかをつくり、指の腹でカリを撫で回した。
ただでさえ敏感な部分が、輪の締め付け具合で波のような快感に晒される。
僕は簡単にその波に押し流され、失意の中で股間を熱くさせていた。
「そのまま頭働かして聞いてな。○○」
直は低く、深く響かせる調子で言った。
「あたしらはもう2年以上、童貞を食ってる。それも、お前みたいに冴えない、ブサイクなクズ野郎をだ」
くちゃ、くちゃ、
心なしか、マイの動作も機械染みた規則的なものになり始めた。場はまるで水に打たれたようになっている。
「なぜって、そいつらの女体化を止めるためだ。胸くそわりぃことに、女になるとブサイクだった奴ほどいい顔に変わりやがる。
中身は腐ったままなのによ……」
直は言葉を切り、僕をきっと睨みつけた。もうひとりの、可奈は不気味に俯いて黙っている。
「ブサイクには理由があるもんさ。怠け者、臆病者、自己中、ひがみ野郎……。そんな連中が外見だけは降ってきたように綺麗になるんだ。どうすると思う?」
「最低のアバズレの出来上がりさ。エロ根性だけは人一倍ありやがるから男と見れば咥え込むバカが大量に生まれるんだ」
三人は一様に苦虫を潰したような表情を浮かべる。


920 名前:要するに童貞狩り4(以上) 投稿日:2006/09/05(火) 01:37:17.08 YJg5sV0a0

「男なんて……」
可奈は震える声で吐き出すように言い、はたはたと涙をこぼした。
「あたしらはそんなクズどもの被害者なんだよ。可奈なんか、親父さんが騙されて何千万って貢がされたんだ」
「……」
僕は喉まででかかった気持ちが、外に出た時どんな風な言葉になるのか想像がつかなかった。
そして、きゅっと痛む喉をそのまま、僕は黙っていた。
「女として負けたってんなら見てみりゃいいんだ。あいつらのやり方を!いきなり股広げるなんざどう考えても頭イってんじゃねーか!」
「だからあたしらは復讐することにしたのさ。女体化の直前……、ギリギリまで待って童貞を食っちまうってやり方でな」
「気分はどうです?生まれ変わる可能性を断たれ、醜いまま生きていくことになった気分は」
(誰もそんなこと考えちゃいない!)
僕は急に爆発しそうになった。この子たちは思い違いをしてるって、叫びたくなった。
もうすぐ女になるって、そう知れた時の周りの表情。「あの子はちょっとアレだったから」なんて溜め息を吐く母親。
今までの僕が消えてなくなる日を、指折り数えて待たれる不安感。
(まるで僕がいらないみたいじゃないか……っ)
「……何を泣くのですか?」
「はっ。お涙ちょーだいってんなら、間に合ってるよ。バァカ」
つぷっ、
「これでイったら……キミは一生……ふふっ」
言いながら僕のものを飲み込む少女の姿は本当に痛々しかった。
そこは、誰もが痛んでいる夏の教室だった。


そして――


僕は今も男として生きている。時々飛び込んで来る女の子の姿が、あの日の残像のように目に痛い。
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