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499 名前:424 投稿日:2006/09/04(月) 08:12:18.94 HfhjVR9M0

もういいわ('A`)痛々しいけど投げる

<<201X年、増え続ける世界人口を前に為す術も無かった人類に未曾有の珍事が降りかかった。
この年の○月、突然全世界中の15歳から16歳にかけて誕生日を迎える男子に、数日を経て突然女性化するという医学的前例の無い奇妙な症例が現れたのだ。
この現象は瞬く間に各地で混乱を引き起こし、一時的に風紀は乱れ、これを人類への神からの淘汰として終末論を説く者や、「母体回帰」と称して女体化者を崇める通称「EVE教」などが発生、予防法などと称した詐欺や犯罪など各国が混沌に包まれる事となった。
国連は人類の存亡の危機に繋がる要因として緊急事態宣言を行い、世界中の医学者達がすぐさま原因の解明に取り掛かった。
が、遺伝子異常、ウィルス、薬害、環境汚染果ては宇宙線に至るまでどれも被験者達には原因と見られるものは無く、医師達は頭を悩ませる事になる。
しかしある医学者の手による一見信憑性の無い統計データでこの症例への対処法があっさりと発見される。
女体化者達の何れも――未だ性交を経験した事がない、所謂「童貞」であったのだ。
医学界の重鎮たちは笑いながらも、他に打つ手無しとして15歳を目前にした少年達で臨床試験を行い―――あろうことか、この症例の原因が全く持って科学的根拠のない「童貞」であることを見事証明付けたのだった。

各国家はこの年を境に、各々の政策でこの奇妙な人口と「性別」の社会的調整を国民に強いる事になる。
この理解できない「神の気紛れ」の前に困惑した表情を浮かべながら…。>>

「ふぅ…」
僕は教科書の『女体化現象』の頁をもう一度見直して、そっと閉じる。
そして、これから数日の間僕の身に起こること想像して、「この時代に生まれてよかった」と改めて嬉しさを噛みしめた。
僕はあと一週間で15歳。
もうすぐ、念願の女の子になれる。


502 名前:424 投稿日:2006/09/04(月) 08:16:01.48 HfhjVR9M0

僕は昔から女の子に憧れていた。
母さんも父さんも「あなたが男の子と判った時は一族みんなで祝杯を挙げたものよ」と自慢気に言うが、どうして女の子に生んでくれなかったのかと思う。
一度そんなことを小学生の時に呟いたら、思いっきり平手で顔を叩かれ、床にたたきつけられて大声で「何という事を言うのか」と怒鳴られた。
あの日の両親の世にも恐ろしい怒りの表情は今も忘れられない。
それ以来、事あるごとに僕は「あなたは男の子なんだからね」と言われ、厳しく躾けられることになる。

与えられる玩具はエアガンにプラモデル。ゲームソフトや漫画も、可愛い女の子の絵が描いてあるものは買ってもらえなかった。
日曜の朝いつも見ていた特撮番組の後に女の子向けのアニメが流されていて、ぼんやりと見つめていると突然スイッチを消されたこともある。
後で中学の時聞かされたが何でも「あんな番組が好きになると、所謂オタクになって女性化願望をもつ変態趣味の男児になりやすい」そうだ。ナンセンスだと呆れた。
そして、しつこいまでに「外で遊んでいらっしゃい」と、苦手な運動を薦められ、さらには少年サッカークラブやリトルリーグに無理やり入れられた。
柔道や剣道も習わされたけど、もともとひ弱な僕に長続きさせられるわけが無く、いくつかの講習所を転々としたこともあった。
そんな僕を運動の出来る周りの男子はあざけりからかって笑いものにした。そんな奴らに苛められて泣いて帰った時、両親が掛けてくれた声はやさしい言葉でもなく、
「男の子ならどうして言い返せないの」「もっと強くなりなさい」という叱咤だった。
親戚も祖父母も皆顔を合わすたびに「たくましい男の子に育つんだよ」としか言わなかった。

そんな日常の中で、僕の女の子への憧れは増すばかりだった。

女の子になればいやな運動なんてしなくて済む。
女の子になれば「男らしくしなさい」なんてもういわれない。
女の子になればあんな嫌な奴らと一緒に居なくて済むし、苛められることもない。
女の子になれば自由に何でも遊べる。
ああ、教室でおしゃべりしている女の子の輪にどれだけ入りたかったことか…


503 名前:その3('A`) 投稿日:2006/09/04(月) 08:17:13.04 HfhjVR9M0

して、中学生になって保険の授業で『女体化現象』について知った時の喜びといったら!
その日からはずっと自分が女の子になることだけを考えて過ごしてきた。
周りは誰が脱童貞しただの何だのと騒いでいたが、正直女の子の事を大事にしない奴は死ねばいいといつも思った。
それを奨励する教師も…政府も・・・親も。15歳が近づくたびに、「好きな子は居ないの?」「早く女の子の一人も連れてきなさいよ」と
催促する両親がたまらなく醜いものに思えた。
15歳になるまであと3ヶ月という所で役所からのカウンセリングを受け危うく脱童貞支援センター送りになる所だったがすべて適当にやり過ごした。


そしてようやくあと一週間。望んでいたものは目前だった。           なのに。


「なんだよ・・・・・・これ! 今すぐ解いてよ!」
僕は全裸にされ、特殊な縛り方で身動きが取れないように縄でベッドに固定されていた。
少しだけ動く首を起こすと、目の前には露出度の高い悪趣味な服を着た女が居る。
「あんた誰だよ! 何しようってんだ!」
女は答えず、代わりに視界の隅から声がした。

「…私が呼びました。貴方の童貞を捨ててもらう便利屋さんです。」
母親の声。

視界に入ってきた母は、冷酷な目つきでそう、言い捨てた。
「悪いな、隆。だが、もうこうするしかないんだ」
続いてやってきた父が厳しい顔で言う。



505 名前:その4('A`)この辺も斬 投稿日:2006/09/04(月) 08:20:02.55 HfhjVR9M0

「は…ははっ……馬鹿じゃないの? 自分の息子の童貞を棄てて貰うために親が業者呼ぶんだ」

「それも貴方が彼女の一人も作らないからよ…情けないわね」
その言葉に脳が沸騰する。

「そんなこと、僕の勝手じゃないか! 僕はずっと女になりたいって思ってたんだ! あんた達はいつもいつも男らしく、男らしくって言うけど
もううんざりだ! 冗談じゃない!」

粋がる僕に、そいつは尚も言い放つ。
「貴方には男で居てもらわなければ困ります」

「自分の性別くらい、自分で選ばせろよ!」

「駄目よ。誰が貴方を育てたと思ってるの? 私 達 よ。」

「女体化者が今社会でどのように扱われているか知ってる? 一応公には「女体化者と言って差別してはならない」となっているけど、増えすぎた女体化者は何処の国でも社会問題になっているわ。
成人男性の減少で運送業や重工業など、それまでの産業の基盤になる経済システムが破綻をきたそうとしているのに、事務仕事や軽作業を望む女体化者が増えたお陰で
オフィスワークを望む人間の失業率は急激に増加している。国の存亡の危機と言われるほどの大恐慌…一時期は盛り上がっていた女体化者による芸能業界の興業成績も、あまりにも美少女が多くなりすぎたせいで全く成り立たなくなった。
貴方は避けてきたから知らないでしょうけど、夜の歓楽街を歩けば一回千円で性交をする可哀想な女体化者で溢れているそうよ。
幸せな生活を望もうとしても女体化者からは男児の出生率が低いとして嫁にも貰われない…男であることを辞めて女体化者になるということは、必然的に世間から白い目で見られると言うことなの。判る?! 女体化者はもう必要とされて居ないの」

「貴方には男であるという価値があるの。「価値のない」人間に貴方になってもらう訳にはいかないわ。ましてや、この格差社会の負け組の私達…成人男子の居る家庭には国から補償金も出るから、親戚のみんなが助かるのよ。
せっかく男として生んであげたのに、貴方が女になってしまったらご近所様から後ろ指挿されるようになるわ。お父さんの仕事にも関わるほど大事なことなの。
貴方は 私 達 霧 山 家 の た め 、 一 族 の 為 に 男 と し て 生 き て 貰 わ な い と 困 る の よ」

「うるさい!!! 聞きたくない!!! 僕はもう嫌なんだ!!!!! どうしてそのままにして置いてくれないんだよ!!! やめてよ!! おねがいだから!!!」



506 名前:オワリ('A`) 投稿日:2006/09/04(月) 08:21:52.63 HfhjVR9M0

「…宜しくお願いします」
そういって、母親だったその女は、僕に背を向けて部屋を出て行った。
「まぁ、ちゃんと男になってから人生考え直したって、お前なら大丈夫だ。強い子だから」
そう、父親だったような男が言って同じように去る。
そして、残った一番前の女が、おもむろに露わになった僕の陰部に手を伸ばし て
「やめろ・・・・やめてくれ・・・・・・・・・・・・・お願いだから・・・・・・・!!」

「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああ」



★女体化希望者の男子中学生(14) 童貞喪失を苦に自殺

 本日午前5時43分頃、○×市φμ町の集合住宅で、「人が頭から血を流して倒れている」との通報があり(略)
駆けつけた警官によると少年は遺書を手にしており、内容には「親族に無理矢理男性で居ることを強要され(中略)

 この件について女性化者人権保護団体「TSHRG」又宗教団体「EVE教」から抗議のコメントが(中略)  
政府は今回の事件について深く遺憾の意を表明し―――――――
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