保管庫

女視点 824 zBiwnqpV0

最終更新:

bar41

- view
管理者のみ編集可

824 名前:女視点をうpしてみるテスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 14:39:09.99 zBiwnqpV0

ショックだった。
あたし自身が何とかすれば何とかなったかもしれないのに、もう取り返しはつかない。

まさか、まだだったなんて。
『彼』はもてると言うほどではなかったけど、誰にもわりと好かれてまあまあ人気があったし、付き合ってる子がいたときがあるのも知ってた。
だからもうてっきり、『彼』はずっと『彼』のままなんだと思ってた。
だれか他の子とそういうことをしてる『彼』を、想像するのは苦しい。
けど、悔しさと変な気持ちが入り混じったような苦しさを感じながらも、いつか『彼』とあたしがそういうことをする日も来るかもしれない。ぼんやりとそう思えた。
もしかしたら、ってまったく考えなかったといえば嘘になるけど、自分があせる必要はないと思ってた。

でも、あたしが「彼」とする日は、もう永遠に来ない。
なぜなら、「彼」は「彼女」になってしまったから。


825 名前:女視点をうpしてみるテスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 14:40:33.42 zBiwnqpV0

「彼女」はずいぶん小柄で、教室の入り口で所在なさげに立ってる姿を最初に見たときは、かわいそうなくらいに小さく見えた。
「彼」とあたしでは3センチ差で「彼」の方が大きかったけど、「彼女」はあたしより10センチ以上小さそうだ。

「身長…何センチ?」
ひとしきりクラスの男子に囲まれて揉まれた後、隣の机に座った「彼女に」、開口一番なんてどうでもいいことを聞いてるんだろうと自分でも思う。
「151」
ぶっきらぼうな答えだけど、声は確かに女の子だ。元の低い声を少しだけ思い出させる、甘いハスキーボイス。
「ふぅん」
まずい。会話が続かない。無理に会話を続けるのも不自然だけど、黙り込んでしまうのはもっとつらい。むこうも同じことを考えているのか、小さく唇を開いたまま目線を手元にやって、言葉を捜しているようだ。
目線の先の華奢な手、綺麗な爪の形。「彼」だったころから綺麗な手だって思ってた。でも、「彼女」の手も「彼女」の唇も、「彼」のものより細く、丸く、柔らかく、女のあたしにとって見慣れた種類の形になっている。
あの、人間には2種類あるんだと思わせる、どきどきさせる見慣れなさはもうないんだ。

彼女の唇は上下ともぽってり厚めで、上唇がすこしまくれ上がってるのが可愛かった。グロスも何も塗ってないけど、綺麗な桜色。ただ緊張のせいもあってか少し乾いているように見えた


827 名前:女視点をうpしてみるテスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 14:41:37.70 zBiwnqpV0

「唇、リップ塗れば?」
「…化粧とか、別に」
「口紅じゃなくて、薬用リップとかだよ。ただの荒れ止め」
「あぁ…」
「こういうやつ」
といってあたしは、ペンケースからSAVEXのリップヴァームを取り出して見せた。
「あとこれも。こっちは手につかない」
かばんのポーチから、繰り出しタイプのリップクリームを出す。本物のチョコ香料を使ってるシリーズで、いろんなフレーバーがあって女子の間で少し前に流行ったものだ。
「へぇ~。いろいろあるんだな」
『彼女』は興味を持ったようで、私が差し出した2つを手にとってパッケージの表示を眺め出した。

「女の子は、いつでも唇うるうるじゃないとねっ」
と、ちょっぴり先輩風をふかせて言ってみる。
『彼女』は黙ったままちらりと私の目を見た。

どきり、と私の中に緊張が走る。
ひょっとして、怒らせた?上から目線で偉ぶったように聞こえてしまった?
考えてみれば、女の子になってしまったこと自体もなかなか受け入れにくいだろうところを、思い切り女扱いをしてしまったわけだ。
出来るだけ前と変わらない様に接するよう、配慮すべきだった?嫌われた?敬遠される?「女なんかになるんじゃなかった」って思わせたりしてない?
いろいろな不安が頭を駆け巡る。


828 名前:女視点をうpしてみるテスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 14:42:30.43 zBiwnqpV0


そんなあたしの前で『彼女』は
「じゃあこっちにするわ」
といい、キャップをはずしたリップを、自分の唇の上に往復させた。
それは一瞬のことだった。
「うわっ これほんとにお菓子の味がするな!腹減っちゃいそうだ」
そういいながら『彼女』はキャップをしめ、「ありがと」と私の手にリップを返した。

まさか、あたしのを借りてそのまま使うとは。
同じのを買う参考にでも見てるのかと思ったのに。

「女の子って、大変なんだな」
『彼女』が言った。
「…女の子って、大変なんだよ」
やっとのことで平静を装って、あたしが言った。


感想:早くエロを書いたほうがいいというお告げが聞こえた


880 名前:女(ry テスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 20:19:29.85 zBiwnqpV0

密着している『彼女』の体から暖かさと早い鼓動を感じる。
身長差があるせいで、抱きついてきたのは向こうなのにどうしてもあたしの方が包んであげる形になる。

まさか『彼』があたしを抱きしめるんじゃなく、あたしが『彼女』を抱きしめることになるなんて。
想像していたのとまるっきり逆の展開だ。

『彼女』の体は細くて小さい。
けれど意外な強さで、キュッっとあたしの背中に回した腕に力を入れて、すこしうるんだ目であたしを見上げて言った。

「女になる前に、こうしておけばよかったんだよな。」

どうして、あともうちょっと前に、こうなれなかったんだろう。

「俺、お前とちゃんとすること、もうできないんだよな。ごめんな。」

『彼女』の瞳がいっそう潤んだように見えた。
謝らなきゃいけないのは『彼女』じゃなくてあたしのほうだ。
『彼女』の中にはまだ『彼』がいる。
その『彼』のかけらが消えてしまう前に。どうか神様。最初で最後の、一度だけ。

あたしは、覚悟を決めた。そして『彼女』の瞳を覗き込んで言った。
「女の子の体のことはね。女の子の方が詳しいんだよ」


途中経過を書くのがめんどいので
まあいろいろ経てこうなったと思ってくれ


913 名前:女視線(ry テスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 21:43:12.31 zBiwnqpV0

ゆっくり、探るようなキスをする。
『彼』ではない男の子とキスをしたことはあるあたしだけど、『彼女』のキスはそれとは全然違った。やわらかくて、ふわりとして、あたしとおそろいのリップで唇は潤ってる。女のあたしが言うのもおかしいけど、女の子って男と全然違うんだ。

そのまま唇をずらしていって、左耳の付け根あたりを軽くつつくようにす。
「ぅんっ」
こもっているけれどいつもより確実に高い声。首をすくめるみたいに、くっと肩に力が入る。

服の上からやわやわと右胸を包んでみる。あたしより小さいなと思う。でもアンダーも小さそうだから、意外とそうでもないのかも?

少しだけ荒くなった息抑えるようにして、ベッドに座ったつま先を見つめながら『彼女』が言った。
「…なあ、こういうの、…いいのか?お前は。こういうことで」
あたしはすこし考えるふりをした。だけどもう気持ちは決まっていた。
「いいよ。だって、好きだったから。でも、嫌ならやめる」
すると『彼女』が『彼』の目で、あたしの目をまっすぐ見て言ってくれたんだ。
「お前がいいなら、おれは嫌なわけない」


915 名前:女(ry テスト 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 21:45:58.87 zBiwnqpV0

それから後は、なんというか、むちゃくちゃだった。
『彼女』は何か吹っ切れたみたいで、すこし乱暴なくらいにあたしに向かってきた。そういうところは、やっぱり『彼』らしい。
だけど、言ったとおり女の子の体のことは女の子の方が詳しいわけで、あたしは断然有利だった。なんといっても『彼女』自身の反応がよすぎるのだ。
それに、あたしには、あたしが余裕を持って『彼女』の相手をしてあげなきゃいけないっていう妙な強迫観念みたいなものがあった。
『彼』とのことを想像していたときは、あたしはいつも受身だった。そういうものだと思ってたし、初めてのときに女の子の方ががんばりすぎちゃうのはあんまりよくない気がしていた。
けれど今は、自分の体も心もうまくコントロールできない『彼女』が相手なのだ。あたしが上手くやらなきゃ。そう思った。だから、『彼女』の反応を見ながら、自分がされたらうれしいことを丁寧にひとつずつ、『彼女』にしてあげることにした。

耳たぶにそっと息を吐きながら、制服のブラウスと肌の隙間に手を入れる。
『彼女』の肌がぞわりと粟立つのがわかる。声にならない声が漏れる
暖かくて、しっとりしてて、白い、他人の肌。まさかこんな風に肌を触る初めての相手が女の子になるとは予想してなかったけど、でも大好きだった人の肌。あたしは大切に大切に、それに触れる。するとそれはもっと暖かくなる。

「俺ばっかしてもらうの、悪い。ていうか、そっちばっかするの、ずるい」
『彼女』が口を尖らせる。
「だって、あたしの方が上手だもん」
思わず茶化すみたいに言ってしまう

「いつも、してたの?自分でとか………それとも、誰かととか」
『彼女』の質問はちょっとヒドイ。私は意地悪で返したくなった


933 名前:女(ry 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 22:20:48.81 zBiwnqpV0

無言でヘッドボードを背に座っているような体勢の『彼女』の後ろに回りこみ、背中から抱え込むようにする。
「ねえ、女の子でいること、段々慣れてきた?」
ボタンがすっかりはだけたブラウスの下で、左手を更に進める。
「ブラはスポーツブラより普通のがいいと思うよ?スポーツブラはカップ薄いし」
薄いカップの上からわかるくらい立ち上がってた乳首を見つけて、そのままカップの上からつまみあげるようにする。
「ぁんっ…わっ、ワイヤーが痛いんだよ、あれ」
『彼女』の返事を聞き流しながら、制服のボックスプリーツの下、両足の間にあたしは右手を滑り込ませていく。もちろん左手は乳首を軽くこねるようにもてあそび続けながら。
「ぁ…あ…あっ…」
もう少し、あと少しのところで、あたしは右手をそれ以上進入させるのを止める。そしてその分、左手の動きを増す。彼女の乳首はすっかり硬くなって、弾くみたいにするとますます立ち上がってくる。
「くっ………ぅんっ」
胸を触れるのは気持ちいい。やわやわされるのも、一番上を強く弾かれるのも。だけど胸だけずっと触られてると、そのうちおなかの奥の方がきゅっとなって、どうしても物足りなくなる。
息がどんどん荒くなって、もっと本質的な場所に刺激が欲しくなる。あたしだけじゃなくて、きっと女の子はみんなそうなはず。
『彼女』が両膝をにじり合わせるように動かす。
「ぅ…ふ…ぁん……」
だけどやっぱりあたしは右手を進めない。足の付け根の、下着の生地に触れるか触れないかぎりぎりのところで、肌を撫でるだけ。
自分の中の女の子の感覚が信じられない、みたいな絶望的な表情で、『彼女』があたしの方を振り返る。


978 名前:女(ry 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 23:20:54.43 zBiwnqpV0

あたしは彼女を許してあげることに決めた。
その瞬間、あたしは薄い布越しの『彼女』に触れた。
「やぁっ…」
びくりと『彼女』が全身を震わせたのが『彼女』の体に回したあたしの両腕に伝わった。
だけじゃなくて、指先の触れた部分も、びくりと震えたみたいに感じられた。
上がスポーツブラだけあって、下もナイロンやキュプラのつるつるした素材のショーツじゃなくて、
コットンのシンプルなパンツみたいだった。吸水性のいい中心部がじっとりと湿っている。
濡れた布を引っかくように、中指を動かす。少し上の、布の上からでもわかるとがった部分を指先が見つける。

「他の誰かとなんてするわけないよ、だって…。自分でしたことないって言ったら嘘だけど…わかってくれるよ、ね?」
『彼女』のそこに、中指の爪の裏でしごくような刺激を加える。
痛くないよう、強すぎない、だけど物足りなさを感じさせることのない程度の強さをこめて。
自分が女だからわかる、一直線に絶妙にのぼりつめさせる強さでの、小さいけれどリズミカルな動き。
『彼女』はぶるぶると首を動かしてうなづいているように見えた。けど『彼女』の唇からひっきりなしに漏れる声は、もう意味をなしてなかった。
「ぅぁ…ふぁ、あ、あっ、あっ、ああっ、ひぁっ、あっ」


979 名前:女(ry 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 23:21:25.51 zBiwnqpV0

ひざをがくがくさせながら、彼女の体に力がこもってく。
限界まで水分を吸った下着のクロッチ部分が、ますます溢れ出た湿っぽさをあたしの指に伝える。
予想以上の反応に、あたしの胸は高鳴る。
「あっ、あっ、やあっ、ああっ、んっ、っあっあっ…」
せっぱつまった、苦しげな悲鳴。眉のぐっとさがった、泣き笑いみたいな不思議な表情。
気持ちのいいときの表情って、こういうのなんだ。
あたしも一人でしてるとき、こんな表情になってるんだろうか。『彼』だったとしてもこういう表情をしたんだろうか。
「いっ、あっ、あっ、もぅっ、あっ、あっあっあっあっ……んぅっ…くぅっ………!」
最後の声を飲み込んだ、くっ、というような音を喉から漏らして、彼女はくったりとしてあたしに体を預けた。

そして、荒い息が少し整ってきた頃に、
「女の体って、すごいな。びっくりした」
と、ぽつりと言った。


空気読まずに投げてみます。
やっぱ女体化した側の主観がないといまいちつまらんね。
男視点バージョンで書き直そうかな。
人気記事ランキング
目安箱バナー