保管庫

みさと だお ◆oCJZGVXoGI

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270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 08:19:24.35 mJBvUMK5O

小さい時からたまに見てきた光景だった。
近所のお兄さんが何日かして急に居なくなり、今まで見たことのなかったお姉さんを見るようになっている。
そういうのを不思議に思っていたが教えられなくてもいつの間にか理解していた。
その条件が童貞であることでしかも15~16歳を過ぎること。
逆に言えばそれをクリアすれば男のままで居られるのだが…今からその条件を打破することは出来なそうだ。
何せ明日の一時が誕生日…今は夜の十時だから今からでは絶対に女を知るなんて不可能だ。
しかも自分は「モテない」「ダサい」「バカ」ともう救いようがない。
頭を抱えて机に向かっているがこのままでは…携帯が珍しく鳴りメールが来ている。幼なじみの足立だ。
『誕生日おめでとう!お前が明日女になってたらマジで笑うぞ』
確かに自分が女になっていたら凄いことになりそうだ。いつもは見ない鏡を覗き込むと…本当に冴えない顔だ。
ちょっとまてよ、16歳過ぎても1ヶ月は余裕がある事があると聞いた事がある。
俺はそれを思い出して汚い部屋の中のベットに潜り込む。
明日女になってませんよーに、そんな事を思いながら眠りについた。


274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 08:48:44.61 mJBvUMK5O

「うぉ…まぶし…」
目を覚ますともう家を出ないと間に合わない時間だ。
学校までは電車なのだが、俺はまだ一回も遅刻したことはない。
中学の時に200回を越えた遅刻の回数を挽回しようと高校ではやる気を出して遅刻をしないように行っている。
パジャマの上に制服を着て素早く朝食を食べると鏡も見ずに歯を磨き顔を洗い…そのまま走って家を出る。
親に「今日は休みなさい」と言われたが元気なのにズル休みというのは面白くないと言ってきた。
女子に片っ端から話かければ一人くらいは…数撃てば当たるとエロい人も言っていた気がする。
駅のホームはいつものように学生でいっぱいだ、欠伸をしながら友達の姿を探す。
「いた。おい」
「うぉ?どちらさま?」
眠そうな顔をしながら足立は俺を見てひきつった顔をしている。
「俺だよ」
「…俺って名前なのか…」
「ちげーよ!俺だよ!大島だ!」
周りの空気が完全に固まったように感じた…。
俺は不思議に思いながら頭を手で掻く。
「何?」
「おま…朝鏡見なかったのかよ」
「俺が鏡なんか見ると思う?」
「ちょ…ちょいこっちこいな」
駅のボロくて臭いトイレにある鏡を嫌々ながら見る。
髪が寝癖でぴょんぴょん跳ねている少女が映ってる…


276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 09:01:54.85 mJBvUMK5O

身長もかなり縮み140程度くらいだろうか?よくわからないが低い。
一見すると気の抜けた妹のようにも見えるその姿に俺は正直嬉しかった。
鏡見ながらオナヌーし放題じゃん
「うほ、これはいい妹ですね」
「あのなぁ…」
「いーじゃん、前より顔はよくなってるし」
あの顔のまま女になるのは耐えれなかったが、この小動物のような姿が気に入ったのは事実だ。
「どうするんだよ?学校」
「ん…休むか」
「なら俺も休むわ」
欠伸をしながら足立は言うと「眠いし」と付け加えた。
そういえば…俺はふと疑問に思う。
「お前、誕生日いつ?」
「お前と同じ日だろww」
そういえばそうだ…病院が同じだったらしく親も仲がいい。
「お前、童貞じゃなかったのか?」
「ん…?俺はそりゃ童貞じゃないぜ。脳内でやりまくってる」
「それ童貞じゃ…」
思い込みが大切なんだという力説を聞きながら俺と二人で家に向かう。
流石にこんな姿じゃクラスメートをナンパする所の話じゃない。


278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 09:15:43.35 mJBvUMK5O

家につくと異変が起こった、足立が苦しそうに胸を押さえ呻きだしたのだ。
「うぁ…うんこ漏れそう…すげぇ苦しい…」
「救急車!?霊柩車?消防車!」
初めてみた光景に俺はパニックを起こし電話をめちゃくちゃにかけまくる。
「だ…大丈夫…収まってきた…」
顔を伏せたまま苦しそうに呼吸を繰り返している。
『はい、長岡パンです』
本当に大丈夫なんだろうか?俺は電話を置いて足立に近寄る。
『もしもし?もしもーし』
「大丈夫か?」
「ん…へーきだぜ」
顔を上げた足立の顔は…残念ですが…手遅れです。
相変わらず少し眠そうな目が優しそうな雰囲気を醸し出している。
一見すると大人しい感じのお姉さんのような美女という感じ。
「…」
お互い何も言えなかった…。
『無言電話…?ストーカーか?』
パン屋のオヤジの声が聞こえた気がした。


281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 09:35:06.28 mJBvUMK5O

「ま…まぁ…あれだな…」
「お、おぅ」
さっきからこそこそと移動しながら俺と足立は親から渡された金で服と制服を買いにきていた。
制服を変えないといけないのだが、男から女になった人に安くしてくれる店もある。
俺と足立は困った顔をしたまま二人で同じ場所をふらふら歩いていた。
「下着ってどう選ぶんだ?」
「これどう付けるんだ…?ってか俺いらないじゃん…」
そんな話をしていると見かねたのか店員が話かけてきた。
「サイズをお計りましょうか?」
「「タダなんですか?」」
見事に声がそろい店員は苦笑いしながら、はい、と言った。
サイズというのはこう…周囲を計ったりして何だかよくわからないが俺はAだった。
「俺、安全第一だからAだぜ」
「マジで?俺は安全じゃないっぽいわ…Cだし…成績悪い」
「俺A判定だぜww」
これを計ったお陰で下着は揃い、服も店員に選んで貰った。
俺は何故か…ロリっぽい服も多少含まれていて返品した。
足立は落ち着いたイメージの服が中心で、頭がよく見える。
まさにお姉さんという感じだ。


286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 10:29:06.96 mJBvUMK5O

「なぁ、さっき気がついたんだけど…」
「なんだ?」
「トイレする時、同時に出来て便利じゃね?」
「あるあるwwww」
俺達二人はマクドナルドで安い飯を食いながらそんな話をしてる。
この光景は他から見ると仲のいい姉妹に見えるだろうし、俺は鏡を見た感じ小学生の高学年という感じだし…
というかこの顔は自分の理想の顔になるのだろうか?だが、見るに耐えない顔になった奴もいた。
不思議だ…。
「なぁ、これからどうするよ」
「とにかく明日は学校いかないと」
ポテトを食べながら俺は外の景色を見る。
ハンバーガーは最初の一口は美味かったがそれからは単調な味に飽きる。
「んじゃ、帰ってゲームしようぜっ!」
「おKwwww」
家に帰った俺は汚い部屋を掻き分けてベットに寝転ぶ。
胸はない、スタイルは微妙だが元気な妹系は好きだ。
鏡を見てにやけると相手もにやける…これじゃ面白くない。
真剣な顔を作り鏡の自分に上目使いをしたりしてみるが…微妙に思えてきた。
まずこの顔が普通に見えてきた。美少女に思えたのに何か違う感じがする。
「お前さっきから自分の顔みて何してんの?」
「うぉぉいっ!居るなら言えよっ!」
「きたねー部屋だなぁ」
「うっせぇ」
呆れたような顔をしてる足立に俺は欠伸をし、ゲーム機を引っ張り出した。
「やろーぜww」


289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 11:01:20.31 mJBvUMK5O

制服ってのはひらひらしてて下着が見えそうだ。
寝間着をパンツだけにするといい事に気がついた俺は(ブラを付けて寝ると痛いから)だから俺はスポブラを着て制服を着てる。
夏に近いから制服も風通しがよくてとてもいい。
「足立おいすー」
「よぉ」
見上げながら挨拶する。足立の身長は頭一個ぶん背が高い。
「それにてもあっちいなぁ」
「なだ」
「お前…髪伸びた?」
よく見ると足立の髪はロングになっていて背中の辺りまで黒い髪が伸びてる。
「しらん。お前も少し伸びたか?」
そういえば俺の髪もセミロングなくらいまで伸びてる気がする…。
「うわぁ…」
髪を触りながら二人でめんどくさそうな顔をしてる。
髪とかだりぃなぁ…。
学校につくと周りの視線がかなり痛い。流石にこの姿は痛いか…


291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 11:26:01.92 mJBvUMK5O

「お前等…マジで足立と大島かよ…?」
「うんww」
「パンツ見せて」
「おKww」
こんな事も流石に一時間あれば飽きるわけで、いつもの学校に戻った気がする。
違うのは周りの視線、男子は明らかに女を見る目になってるし、女子は同じ女として見ているようだ。
先生も女子として見ているし…。
「おい大島」
「ん…?」
「当てられてる」
黒板の前で先生はこっちを見ているし、みんなの視線が集まってる。
「あい」
歩いて前に出ると黒板に書いてある数式を見る。
わかんねぇ…
「黒板に背が届くか?」
「わかんないお」
「話を聞いてないからだ」
「はーいはいはいはーい」
適当に返事をしながら俺は席に戻り、逆に足立が当てられ問題をさらっと解いて見せた。
顔の通り頭もよくなったのか…いいなぁ…
「大島と違ってよく出来たな」
「勉強しましたから」
…ムカつく奴だな…


292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 11:41:31.95 mJBvUMK5O

「あ…あれ…?」
「跳び箱も出来ないのかよwwプギャーww」
足立が無様にも跳び箱に跨っているのをみて俺は笑い転げた。
あの間抜けな顔、自信満々でいってあの様だ。
「笑うなっ!」
「ひゃははww」
「大島!お前やってみろ」
先生に呼ばれて俺は跳び箱を飛ぶ…っとギリギリ飛べた…。
体が小さくなったせいか力も無くなっていて速度も出ない。
不便な体、だが足立よりは運動ができるらしい。足立は本気で悔しがっている。
「まぁまぁ、ふひひww」
「……このやろっ!」
「いでででっ!痛い痛い!離せって!痛いっ!」
手を捻って捕まえられた俺に足立がにやっと笑う。
「おほほ」
「……つぅ…」
足立に主導権があるのかよ…


293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 11:56:06.59 mJBvUMK5O

俺達が女になってしばらくたった。
足立は男だったのが信じられないくらいに馴染んでいて、俺は一人で置いて行かれた気分だ。
優しくて、頭がよくて、大人しくて、男だった時とは大違い。
それなのに俺は元気だけが取り柄の女になってしまってる。
男子は殆ど足立を見てて、女子にも足立は人気がある。友達が増えてる。
俺は一人になった。
前は足立と一緒だったから…何でも出来た気がしたのに…今は一人。
「はぁ…」
俺も女らしくした方がいいのかな…一人で帰ることが多くなった帰り道。
よくわからないけど自分から足立を取られた気がして…俺は学校で喋ることはなくなった。
家に帰ってもため息をしながらテレビを見る…そんな毎日。
女にさえならなかったら…こんな事にならなかったのに…


297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 12:20:36.23 mJBvUMK5O

必死に言葉を変えようと努力した、話し相手の男子を相手に頑張ってみたが結局無駄だった…のだろうか…
あまり成果はないと思われる…が、俺は決意を決めた。
足立と喋らなくなって約一ヶ月たった…。プール開きもすぐ側に近付いてる。
俺は足立に近づくと足立を見上げた。最初に見たときより美人になった気がした。
「……あ…あのさ…」
「どうしたの?」
「俺…お前に嫌われてる…?」
少しだけ足立は考えてクスクス笑い出した。
いつの間にか涙目になってた俺はそのクスクス笑いに首を傾げる。
何が面白いんだよ。
「ごめん、俺もお前に嫌われたのかと思ってた。女みたいな喋り方なんかしたから…お前が気持ち悪く思ってると思ってた」
「…なんで話しかけてくれなかったの…?」
「嫌われてるかも知れないのに…そんな勇気なくって…ごめんね」
「…ごめんなさい…」
「なんで謝るの?」
足立はクスクス笑いながら聞いてきた。
「何でもないっ」
「はいはい」
二人は越えてはならない一線を越えようとしt…


300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 12:37:04.77 McZYexdg0

大島ははっきり言って子犬のような存在で、妹のような…そんな風に思ってる。
男子からの人気はそこそこ、そこそこというのも誰とでも分け隔てなく接する態度。
いつも笑顔を絶やさないところが良いらしく、癒されるわ…という声をたまに聞くくらいだ。
そんな風に馴染んでいる大島の姿に俺は焦っていた。
一人だけ置いていかれている。そんな気がして怖かった。
大島の口調は男の時とたまに違う時がある、甘えたりもするようになった。
はっきり言って大島には完全に遅れをとっている。
「そうか…女子としゃべることで女子の喋り方を覚えれば…」
楽しそうに男子と喋っている大島から離れて俺は女子と喋るようになった。
みんなが持ち出す話題やファッションについて考えて研究に費やす日々。
大島と二人で馬鹿なことをやっていた毎日がずっと昔のことに感じられるくらい。
……俺、何やってるんだろ…?
話しかけようとすると気まずそうに苦笑いをする大島に俺は距離を置いた。
気持ち悪いって思われてるのかな…俺…。


301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 12:48:05.79 McZYexdg0

「足立さん、足立さん、それでね」
「うんうん」
大島はいつも笑顔で男子と喋ってて…俺は女子の相手。
こうしてるといつの間にか大島と喋ることなんてなくなってしまった。
もうすぐプール開きの時期、一緒に海に行く約束だってしていたのに…大島は忘れてるのかな。
そう思うと悲しい気持ちになる。寂しいのでは無く、悲しい…。
男同士だったらこんな気持ちにならずに済んだ筈なのに…こんなの耐えられない…。
味気のない会話、最初から話が会わないとは思っていたけど…面白くなかった。
学校に行くのをやめようか…そんなことを考える事も多くなってきた。
明日にでも…大島に聞いてみよう…嫌われてるかどうか…
「……あ…あのさ…」
話しかけてきたのは大島で、俺は不意をつかれていつものように対応してしまう。
「どうしたの?」
「俺…お前に嫌われてる…?」
少しだけ俺は考えてクスクス笑ってしまった。
涙目で見上げてくる大島の顔が面白かったわけじゃない、ただ…。
俺とこいつは同じ悩みを持ってたんだなって思えた。
「ごめん、俺もお前に嫌われたのかと思ってた。女みたいな喋り方なんかしたから…お前が気持ち悪く思ってると思ってた」
「…なんで話しかけてくれなかったの…?」
「嫌われてるかも知れないのに…そんな勇気なくって…ごめんね」
「…ごめんなさい…」
「なんで謝るの?」
俺はこいつが謝ってくるのをはじめて見たかもしれない。
「何でもないっ」
意地を張ったように言う大島に笑いがこぼれる。
「はいはい」
頭を撫でてやりながら久しぶりに笑えた気がした。


303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 13:14:42.11 McZYexdg0

「おーいw俺名前変わったぜw」
「俺もだ」
大島の声に足立はしらっとした答えを返し親の与えてくれた新しい名前を見せる。
「みさき…?」
「お前はなんだよ」
「みさとww」
なるほど、両親が会ってよく喋っていたのはこの事だったのかと足立は納得する。
裁判所に申し出て正当な理由がないと変更は出来ないが、性別が変わった…という時は許可が出やすい?らしい。
なんとか許可が出て変更できたが、出来なかった場合はカマとして扱われる可能性大。
せっかくだからと似た名前にしてくれたのは良いが…複雑な気分だった。
足立にとって確かに妹みたいに思ってはいるが、大島からすれば親友といったところか。
名前ごときでとやかく言う性格ではないのは知っているから良いが…。
「おーっし!今日はプール開きだぞおおお!!」
「水着もってきたか?」
「おkwwwwうはwwwwwみさきのおぱーいwwww」
「はいはい」
心配して損したと言わんばかりに軽くあしらう足立に大島はついて回る。
まるで遊んでほしい子犬に付きまとわれているような気分の足立はため息をついた。
「あのな、もうちょっと女らしく…しようぜ?」
「……あ…ごめん…」
この前のこともあってなのか大島はすぐに引き下がりしょんぼりとした顔で席に戻っていく。
あいつ周りのことなんか気にしない奴だったのに…。
大島は席につくと授業の教科書を引っ張り出して枕にした。
足立の方は教科書を広げると度のあまり入っていない眼鏡をかけ問題を解いている。
「ね~…」
「遊ばないからね」
「つまんない」
ぶつぶつと文句を言いながら大島は寝ながら男子と喋っているようだ。
あんなに喋り続けて口が疲れないんだろうかと不思議に思いながら足立は勉強に集中した。

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 13:55:59.66 McZYexdg0

「プールプール!」
この暑さはさすがに堪える…。大島がプールを楽しみにしていたのは判っていたが…。
更衣室に入るとむせ返るような熱気に足立と大島は二人で顔を顰めた。
女子更衣室も男子更衣室も変わらないんだな…なんて言いながら服を脱いでいく。
どうせ二人しかまだ来てない、だから隠す必要ないんじゃないかと大島は言い出す。
確かに隠す必要も無いが…見る意味もないだろ…足立は思ったが言えなかった。
「おっぱいうp」
「うっせーなぁ…」
二人の時でしかこんな口調にならない足立に大島は面白いおもちゃを見つけたかの様にはしゃぐ。
…しばらくして更衣室の中でなにやら失意の底に落とされた大島と着替えを済ませた足立の姿があった。
足立の一言に大島は深く傷ついた(自称)らしくタオル一枚でずっと考える人みたいになっている。
「ほら、みさと」
「うっせーばーかばーか!」
憎まれ口を叩きながら着替えて学校指定の水着になると大島はまたテンションが上がったらしい。
ビート板を引っ張り出してきてとても楽しそうにはしゃいでいる。
「大変ね…足立さんも」
「まぁ…世話のかかる妹みたいな」
そっか…という言葉を残して女子生徒が離れていく、水のシャワーを浴びながら大島は相変わらず笑顔だ。
水着っていうのは体のラインがわかるのがちょっと嫌なのだが…大島はすってんてんなので関係なさそうだ。
足立は自分の体のラインを見ながら苦笑いをする。まぁ…スタイルはそこそこだ。
「内藤と毒男…あの二人のあの怪しい視線がきもいぜ…」
プールにまだ入っても居ないのに大島はぜぇぜぇ言いながらビート板を枕にしている。
「も…もう疲れたから…もういいわ…」
「まだ入ってもねーだろw」
「はぁはぁ…きつ…」


310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 13:56:31.92 McZYexdg0

そんなことを言いながら準備体操を終わらせみんながプールに飛び込みはじめた。
当然大島は先頭を切って飛び込んだのだが…。
「溺れてる?」
誰かがこんなことを言って誰もが大島の飛び込んだ地点を見つめる。
「げほっ!ちょwwおよgwwなwww」
「落ち着いて!」
先生が飛び込み救出に成功したが大島は相変わらず落ち込んだまま動かない。
男だった時は泳ぎは得意だったのに…何故か泳げなくなった…らしい。
体が動かなくて泳ぎ方を忘れてしまったとか言ってるが…大島ならあり得るか。
「まったく…足立、お前は泳いででいいぞ」
「はい」
足立が立ち去ると大島はプールサイドに座って水を足で蹴っている。
あんなに楽しみにしていたのに…周りの可哀想にという視線が地味に集まっている。
あれだけはしゃいでて溺れる奴も珍しい…。
「ほら、大島」
「びーとばん…?」
「練習、するだろ?」
「うはwwwおkwwwするwwww」
そのころ足立は・・・。
「足立さん凄い泳ぐの上手だね~」
「前は苦手だったんだけど…」
泳ぐのがかなり上手くなっていた。


311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 14:09:23.82 McZYexdg0

「お…おおー!かわいい」
大島が帰り道に言った言葉に足立は振り返る。
ダンボールに入れられた子猫が1匹だけいて、にゃーっと鳴いている。
本当に小さな子猫で、毛はまだ短く黒色なのはわかった。
目の色は少し茶色のように見え、どこか不幸でも呼んできそうなイメージの子猫だ。
その猫を抱き上げた大島は子猫の体にかさぶたのようなものが出来ているのに気づいた。
「ん…皮膚病かな…?」
「皮膚病?」
足立の顔を見上げるように言った大島に足立は猫を見ながら猫の頬を擦る。
「よくわからないけど、痒いんだと思う」
「…よし!これ俺が飼う」
「ちょ!おい!無責任なこというなよ」
引き止めた足立は困った顔をしながら猫を見る。
「飽きたら捨てるとか、そんなこと出来ないんだぞ?」
「うー…」
「最低でも親に相談してからにしろよ、俺の家は犬いるから無理だし…」
しぶしぶと言った様に大島は猫をダンボールの中に戻す。
「ちゃんと待ってろよ、すーぐ迎えに来るからな」
大島が走って帰っていくのを見て足立は呆れると同時に何だか嬉しく思えた。
ガサツだけどやさしいとこあるじゃんか…見直したわ…
足立は猫を一度振り返って見てすぐに大島のあとを追いかけた。


312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 14:18:39.82 McZYexdg0

「はぁ…はぁ…どこ行ったかな…?」
夜になりやっと両親から許可がおりた。
世話を全部やるからとお願いしてやっと許可してもらえた。
病院にも明日には連れて行ってあげれるからということで迎えに来たのだが、猫の姿は無い。
もしかしたらもう誰かが連れて帰ったのかもしれない…。
大島は猫がいたダンボールの前にしゃがんでため息をついた。
猫と遊んだりすることを想像していただけにショックは大きい。
ダンボールの中をじっと見ていても猫は戻ってこないだろう、遅かったのかな…。
ぽたんっと音がして、空を見ると黒く厚い雲が空を覆っていて星空は見えなかった。
雨が降るのかな…大島はあきらめて家に向かって歩き出す。
「にゃ~…」
「猫の声だ」
あたりをキョロキョロ見渡すが見当たらない、聞き間違えたかと歩き出そうとすると足にふわっとした感触があった。
「猫発見!!!」
どうやらずっと後ろにいたらしい。
あそこでダンボールを見ているときも後ろに居たのだろう。
子猫を抱えると小雨が振り出した街を走り出した。


318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 15:14:49.05 McZYexdg0

「ほら、足立さん、きた」
「あ~…」
大島が勢いよく教室に飛び込んできたと思ったらこっちを見て嬉しそうな顔をした。
足立はそれを見るなり嫌な予感が頭をよぎる。
今まで大島がこの笑顔で近づいてきていいことはなかった。
大抵悪巧みしか考えない男だったから足立はその悪巧みにいつも付き合わされる。
悪巧みといっても大したことはなく、中学校の時はダンボールで階段をすべり降りるという程度だった。
この前はミニ四区を屋上から走らせてどこまで飛ぶかなんてことをしたばかりだ。
さすがにあれは危なかったと思う。
「ねねねねねねねねね!!」
「なになになになに…」
「俺、いいこと考えたw」
「なに?」
「プールの授業の時見せてやるよw」
今回は一人でやってくれるらしい。女の子になったのだから危ないことはやめてほしいが…。


「おっしゃぁ!!いくでえええ!!!」
プールに浮かべたビート板が縦一列に並んでる。ビート板は2枚重ねてあり浮力がアップしているようだ。
浮き輪を装着した大島の姿にクラスメートは煽る者や呆れる者に分かれてる。
勢い良く走り出し、ビート板の上に乗る。
たたたっ!っと素早く移動したかと思うとビート板と共に沈み出し浮き輪から体が抜けたようだ。
浮き輪だけがぷかぷかプールを漂い本体はなんとかもがきながら浮き上がってきた。
一緒に沈んだビート板も勢い良く浮き上がり大島の頭をバシンと叩く。
大島のビート板渡りの記録は3枚で終わった。


324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 15:58:47.17 McZYexdg0

「にゃ~」
「おーお出迎えごくろうさん、バーロー」
てとてとと戻っていく小さな黒猫に大島は可愛いなぁと親ばかっぷりを見せる。
その前にさっきバーローって呼ばなかったか?足立はさっきの言葉を考え直す。
「バーローは頭がいいからな」
「頭がいいのにバーローって名前なのかよ」
「お前ww名探偵バーローしらねーのかよwww」
名探偵バーローなんてもの聞いたことない。何かのアニメだろうか?
アニメだとしたらかなりマイナーなアニメなのだろう…。
「バーローっつったらコナンだろ」
「ああ新一か」
「ねーよww」
大島の部屋はきれいに片付けられていて、前は見かけなかった全身が写る鏡まである。
ゲーム機もあっても不自然に感じない程に整理されていて、猫のトイレも完備されている。
観葉植物が並び、プチトマトが窓の外枠で育てられている。
「お前の部屋…かなり変わったな」
「そうか~?」
あっけらかんとしながら言っている大島は猫を膝に乗せてゲーム機をつけた。
ポートピア連続殺人事件がテレビに映る。
「お前まだクリアしてなかったのかよ」
「おまwwwこれなかなか難しいんだぜwww」
「これ犯人はヤスだよ」
それをいうと大島はコントローラーを床に置くとゲームの電源を切った。
「ヤスはなぁ…良い奴なんだよ!ヤスが犯人のわけがねぇ!!」
「あ…ああ…そうなの?」
「わかったな!犯人はヤスじゃねぇ!」
落ち着いた大島はまた座りなおしゲームの電源を入れる。
「ふくをとれ」
「……。」


326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 16:15:24.30 McZYexdg0

「なな、ポートピアやめてスマブラやろーぜ」
「おkwww」
ファミコンの電源を切りキューブの電源を入れる。
キャラクターは全部出ているらしく、足立はカービィを選んだ。
大島はゲーム&ウォッチこいつはいつも人が使わないものを選びたがる。
委員会だって人がやらないものをやりたいと言うし、何でも人と同じを嫌がる。
それなのに委員会に入っても委員会の活動に参加しないという奴だ。
一番性質の悪いやつ。
「いっとくけど俺むっちゃつよいから」
「ふーん」
「うわちょwはめだろwwwコンピューターしねwwwああーーー」
始まって早々にコンピューターに負けた大島は素早い動きで猫をゲームキューブに向かわせる。
次の瞬間、バーローはリセットボタンを押した。


329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 16:46:32.03 mJBvUMK5O

「デュエルスタート!!」
「内藤…お前とのデュエル…絶対負けないぜ」
「それは俺のカードを見てから言うんだな!!」
大島「俺のターン!ブルーアイズホワイトドラゴン召喚!内藤を攻撃!」
内藤「ぐわぁぁぁ!いきなり攻撃とは…流石だ…。しかも生け贄も完全無視とは…」
大島「俺のターン!」
内藤「ちょ!ま!」
大島「ピカチュウとブルースを召喚だっ!」
内藤「なんだとっ!」
大島「三人を生贄にゲッターロボ召喚!」
内藤「くそっ!打つ手はないのか!」
大島「ゲッターロボの攻撃!内藤撃破!」
内藤「ぐはぁぁっ!」
大島「俺の名はインセクター羽賀、覚えておけ」
内藤「…くそ…惚れたぜ…」

隣にいた足立は言った。
「どこから…間違っちゃったのかな…?」


330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 16:57:44.10 mJBvUMK5O

「…」
芸術の授業は好きだ。
真剣に物を観察しそれを描いていく。
一つの線がたくさん重なり、絵の輪郭を作る。
「ぐぅ~…」
隣が居なければもっと集中できるのに…。
美術の成績がマイナス280点の大島が隣で気持ち良さそうに寝ているのを見て気が抜けた。
小さな花をかこうと思っていたのに…そう思いながらふと大島を見る。
花の隣でスケッチブックを枕に気持ち良さそうな顔をしていた。
…足立はスケッチブックにペンを走らせる。自分が描きたいのは…。


「お前すげーな!!絵が入賞したんだろ?どんな絵だよ~」
「見ない方がいいよ」
「ケーチ!ばーか!どってちーん!……ちょ!あ!今の嘘っ!」



332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 17:03:44.82 mJBvUMK5O

「え…まじ…うわ…わかんね…」
鉛筆を走らせる音だけが教室に響く。
「あ…わかった…わかんね…あ…やっぱだめだ…」
鉛筆を走らせる音だけが教室に響く。
「なにこれ…習ってない…あれ…?あ…芯折れた…」
鉛筆を走らせる音だけが教室に響く。
「あ…あ…こ…あ…や…あ…」
鉛筆を走らせる音だけが…
「それ…あ…いいわ…うん…」
「うるさいぞ!大島!」
「すみません先生」
正直勃起した


338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 17:33:07.97 mJBvUMK5O

「海行くぞっ!海!!」
「おっけ」
水着を準備した二人は自転車に乗って海へ向かう。
きれいな海へは自転車で1時間もかからない。
本当にすぐ側にあるのだ。
「あ~すげぇ楽しみ」
自転車のカゴにバーローを乗せて大島は海へとむかう。
散歩のついででもあるのだが、海の家とは知り合いでバーローを預かってくれるらしい。
カゴから顔を出しているバーローと頑張って自転車を漕ぐ大島に足立は笑ってしまった。
良いコンビというか…大島ははっきり言って女の子になってくれて良かった。
自分までなってしまったのは計算違いだが…と足立は頭の中で呟いた。
どんな姿になっても大島は全然変わらない。見てて飽きない、憧れだった。
誰からも好かれてないけど、毎日を本当に楽しんでる姿が…。
小さい時に一人で帰ってる俺に話し掛けてくれたのも大島だったっけ…?
俺は無口で人とあまり喋らなくて…そこまで思い出してやめた。
「大島?」
「………ねぇ…」
「うん?」
「財布忘れてきちゃった…」
ほんと…良い意味でも悪い意味でも憎めない奴…かなぁ…。
足立は不安になった。


340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 17:49:03.60 mJBvUMK5O

「ありがとうww」
「…ちゃんと金返せよ」
「にゃ~」
「バーローも喉乾いたのかな…」
よしよしとバーローを撫でている姿から不思議と目が離せなかった。
バーローの飲み物は持ってきてるというのに自分の飲み物は忘れたのかと足立はため息をついた。
昔から一つの物しか見れないタイプだからいつも何か忘れたりしてる。
でも何事も一所懸命にやっていて…失敗しても憎めない、それが大島の強みかも知れない。
バーロー専用の水入れには何故かメガネの絵が底に描いてある。
なるほど、水を入れるとメガネが沈んでいる…ようには見えない。
バーローが水を飲み終わり海に向けてまた出発する。
男だった時より体力が落ちてるのか時間がかかる。
「浮き輪も…もって…きてるん…だからっ!」
「はぁ…はぁ…後は下るだけだね」
坂道の下にはビーチパラソルなどがあり色鮮やかに見えた。
水面に光が反射してきらきら眩しい。人も多いようだ。
「ぬわーい」
「に……」
バーローの声は聞こえなかった。
足立は大島の後を追いかけ坂を下っていった。


342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 18:09:29.64 mJBvUMK5O

「バーローをよろしくお願いします」
「はいはい、楽しんでいらっしゃい」
荷物を預けて浮き輪を装備した大島は海辺に走っていく。
水色の水着がなんとも笑えるくらい似合っていて足立は苦笑いする。
自分も店員に進められて買ったのだが…少し恥ずかしい気がする。
白色の水着で大島の後を追い掛ける。ざぶーんっと自分で言いながら海に入る大島に苦笑いしてしまう。
こうして見てると高校生にはまず見えないなと思いつつ大島の浮き輪の側で泳ぎ。
「いつものとこ行こうぜ」
「大丈夫か…?」
「大丈夫だろww」
いわゆる穴場というやつだ。海水浴の客はほとんどいない。
「ボート借りて…」
「ねぇねぇ、どこから来たの?」
まさかこれがナンパってやつ…?え…どうしよう…?
「海の家から来たよ」
先に声を出したのは大島で足立の手をぎゅっと握る。
「姉妹なの?」
「うんっ!お姉ちゃんと一緒に海なんだ~」
嬉しそうな笑顔を向ける大島の姿に足立は驚いた。
演技うまいなぁ…
「そ…そっかぁ…」
流石にオマケがいるとやりずらいと感じたのかナンパ組は違う人に話しかけにいった。
大島はふぅっとため息をつき手を離す。
「…ありがとう」
「ジュースは奢りね」


343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 18:18:49.17 mJBvUMK5O

「まさかナンパされるとはww」
「もう良いじゃんかぁ」
このネタを何度もふられて流石に疲れてきた。
夕焼けの空の下で二人自転車をこぎ大島は欠伸をする
「ん~…眠い…」
「疲れた?」
「うん…」
素直に頷く大島に足立は微笑んだ。
バーローも疲れたのかあまりはしゃいでいないし、大島はまた大きなあくびをする。
「眠いわぁ…」
「流石に1日泳ぐのは無理ありすぎだよ」
「かなぁ…」
頭を掻きながら大島は眠そうな目で帰り道を見てる。
「じゃあ、またね」
「ん…おやすみ」
今にも寝るんじゃないだろうかと足立は不安に思った。
「やっぱ送るわ」
「うん…」
次の日大島は元気に遊び回っているのに、足立は筋肉痛で泣いてた。


349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 18:44:10.47 mJBvUMK5O

「ワンピースねぇ…」
「似合いますよ~」
白いワンピースを着せられた足立は困った顔をしている。
服を買いに来たのだが何が良いか決まらず店員にすすめられるままに服を着ている。
「あの…じゃあこれで…」
買った服を次の日に着て大島の家に向かった。
「はいはーい、どなt…」
まさか大島がふりふりがついたワンピを着てるとは思わなかった…。
ファッションに興味の無かった大島が…そんなバカな…
「これは…俺が買ったんじゃ…」
「どうしたの?あら?」
「石田さん…?」
「こんにちわ」
ああ…この人が…なるほど…謎が解けた。
石田はお金持ちの家の一人娘で、親が習字の先生なんかをやってる家のお嬢様。
家はかなり広く、屋敷と呼んでも良いくらいに広い。
「これを着てもらいたくて」
そういえば石田さんは昔から小さい子の面倒を見るのが好きだったなぁ…
一度だけ一緒にボランティアをしたことがあったからわかるのだが。
「あ、一緒に遊ぼうぜ!スマブラしようよ」
「いいの?」
「足立さんが良ければ」
「じゃあお邪魔します」
女の子が大島の家にいるなんてびっくりした…と足立さんは語っておられました


356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 本日のレス 投稿日:2006/10/17(火) 19:06:14.52 mJBvUMK5O

忘れそうなのでちょいまとめ


大島 みさと
一応主人公、ちび、元気、ロリ担当

足立 みさき
二人目の主人公、インテリ、美人、まとめ役

石田 みずき
お嬢様、金持ち、小さい子好き

バーロー
猫、皮膚病、名探偵、獣キャラ

内藤 ほらいぞん
謎、たぶん男子、オタク
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