保管庫
387
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bar41
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403 名前:387 投稿日:2006/09/20(水) 22:53:56.02 krzC2jgm0
そんなに期待されても困りますよっと…
俺が15歳の誕生日を迎える前日の事だった…
「私のことが好きなの?嫌いなの?」
俺は何時ものように話を誤魔化してしまった…
「私のことが好きなの?嫌いなの?」
俺は何時ものように話を誤魔化してしまった…
「もう!一樹なんて知らない…」
彼女は目に涙をためた顔で走っていった…
彼女は目に涙をためた顔で走っていった…
俺には勇気が無かった…この一言で変わってしまう関係が
幼馴染から恋人に変わる…この一言を発する勇気が…
幼馴染から恋人に変わる…この一言を発する勇気が…
「しずくの事…大好きに決まってるじゃないか…」
誰にも聞こえないような小さい声で答える…
誰にも聞こえないような小さい声で答える…
近所をぶらぶらして適当に時間を潰し家に帰り着いた、両親とも友働きなのでご飯は決まって出前か冷凍食品である、レンジで暖めた弁当を適当に食べながらテレビのスイッチを入れた
「現在この対策の内閣で話し合っており近いうちに─」
ピッ!
「─何故性交渉をしていない男が」
ピッ!
ピッ!
「─何故性交渉をしていない男が」
ピッ!
最近男が突然女性化するといった事件で特集ばかり組まれている
「つまらない番組ばかりだな…」
「つまらない番組ばかりだな…」
夕食もそこそこにベットで横になる…
「あいつ…今何してるかな…」
そんな事を考えているとまぶたが重くなっていった…
「あいつ…今何してるかな…」
そんな事を考えているとまぶたが重くなっていった…
416 名前:387 投稿日:2006/09/20(水) 23:29:26.52 krzC2jgm0
いつに無く体が重い…
「ん~…今何時だ…」
時計に手を伸ばすと時計の針は7時丁度を刺していた
何時もよりも早く目を覚ましてしまった…
「ん~…今何時だ…」
時計に手を伸ばすと時計の針は7時丁度を刺していた
何時もよりも早く目を覚ましてしまった…
「ふぁ…」
寝ぼけ眼で体を起こし何時ものように洗面台に向かう…
寝ぼけ眼で体を起こし何時ものように洗面台に向かう…
「あら一樹おはよ──」
「ん?どうしたんだよそんな真っ青な顔して…?」
「本当に…一樹なの…?」
「あたりまえじゃないか」
改めて考えてみると自分の声じゃないように聞こえる…
なんと言うか女の子の声のような…
まさかと思い洗面所の鏡を慌てて覗く
改めて考えてみると自分の声じゃないように聞こえる…
なんと言うか女の子の声のような…
まさかと思い洗面所の鏡を慌てて覗く
そこには今まで見たことが無い女の子の顔があった…
「なんだよこれ!!」
思わず大きな声で叫んでしまった…
「なんだよこれ!!」
思わず大きな声で叫んでしまった…
───
それから俺は大学病院に連れて行かれ
色々な検査を受けさせられた
検査の結果はやはり今流行っているという突然女化する病気らしかった
それから俺は大学病院に連れて行かれ
色々な検査を受けさせられた
検査の結果はやはり今流行っているという突然女化する病気らしかった
更に色々な診察を受けさせられ
帰ったのは夕日が沈んだ頃であった…
帰ったのは夕日が沈んだ頃であった…
430 名前:387 投稿日:2006/09/20(水) 23:57:00.36 krzC2jgm0
家に着くなりベットに倒れこむ
すると誰かがドアをノックしてきた…
「一樹…お夕飯どうする…?」
「ありがとう母さん…でも今は食欲が無いから…」
「そう…」
しばらく横になっていると
今日が自分の誕生日だったことを思い出す
「今日で15歳か…」
「本当ならしずくと出かけるはずだったな…」
改めて考え直す…
そして自分の顔から血の気が引くのが分かった…
もうすぐしずくが家にやってくるのである…
すると誰かがドアをノックしてきた…
「一樹…お夕飯どうする…?」
「ありがとう母さん…でも今は食欲が無いから…」
「そう…」
しばらく横になっていると
今日が自分の誕生日だったことを思い出す
「今日で15歳か…」
「本当ならしずくと出かけるはずだったな…」
改めて考え直す…
そして自分の顔から血の気が引くのが分かった…
もうすぐしずくが家にやってくるのである…
ピンポーン
そのの瞬間玄関のチャイムの音が聞こえてきた…
「あら…しずくちゃん…」
「こんばんは、一樹さんと待ち合わせをしてたんですが来なかったので…」
「そうだったの、立ち話もなんだから上がって頂戴」
「いいえ…今日はもう遅いので…一樹さんにこれを渡してください」
「ええ、ありがとうねしずくちゃん…これからも仲良くしてあげて…」
「?…はい分かりました」
そういうとしずくは帰ったようだった…
そのの瞬間玄関のチャイムの音が聞こえてきた…
「あら…しずくちゃん…」
「こんばんは、一樹さんと待ち合わせをしてたんですが来なかったので…」
「そうだったの、立ち話もなんだから上がって頂戴」
「いいえ…今日はもう遅いので…一樹さんにこれを渡してください」
「ええ、ありがとうねしずくちゃん…これからも仲良くしてあげて…」
「?…はい分かりました」
そういうとしずくは帰ったようだった…
453 名前:387 投稿日:2006/09/21(木) 00:29:53.73 L1zvS1cC0
そして次の日になった…
今日も学校を休まされ、市役所で書類作成などをさせられ…
その後に洋服などを買いに行く事になった
自分がまさかワンピースやスカートを履くことになるとは夢にも思っていなかったので色々大変だったが
両親は二人とも何か楽しんでいるように見えた…
今日も学校を休まされ、市役所で書類作成などをさせられ…
その後に洋服などを買いに行く事になった
自分がまさかワンピースやスカートを履くことになるとは夢にも思っていなかったので色々大変だったが
両親は二人とも何か楽しんでいるように見えた…
買い物を終え荷物を家に運ぼうと車から降りた時…
目の前にしずくが居た…
目の前にしずくが居た…
「しずく…」
「か、一樹なの…?そんな…」
頭の中が真っ白になった…
「本当に一樹なの…」
今度は責めるように…しずくは聞いてきた
今度は責めるように…しずくは聞いてきた
「あぁ…俺だ…」
「何で一樹が…」
彼女はその場にへたり込んでしまう
そんな彼女を俺はただ眺めることしか出来なかった
──つづく?──
彼女はその場にへたり込んでしまう
そんな彼女を俺はただ眺めることしか出来なかった
──つづく?──