保管庫

クスリ(2) 710 ◆lpYqKZtsus

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59 名前:いつかの710 ◆lpYqKZtsus 本日のレス 投稿日:2006/09/22(金) 20:57:08.67 PrEfk1aM0

久しぶりなのだよ。


この人はいつ見てもテンションが高い。疲れなのだろうか。

「それにしても中原おまえ、めちゃくちゃかわいくなったじゃねぇか!」
「・・・そんなことありません」
「そんなことあるっての!か~!私もこうなりたかったよ!」
「何いってんすかw監督も十分美人っすよ!ww」
「お、うれしいこといってくれるじゃねぇのww」
「なに、ホントのことですってw」

      • こいつらテンション高すぎるだろ・・・。
正直ついていけない。

「ほいで監督、何しに来たんすか?」
「ひどい言い草だな、おいwいやな、知り合いに女体化の専門医がいるんだ。
 そいつのところに中原を連れて行こうと思ってな。後は相談とかあったら受け付けるぞ」
「はいはーい、質問質問」
「なんだ、中田」
「部活どうしたんすか?」
「ん?放棄してきた」
「ちょ、そんな軽く言わないでくださいよ!」
「まぁ、そんな忙しい中会いに来てやったんだ。ありがたく思え」
「ま、まぁ、どうもです」
「別に中田に感謝してもらう筋合いはないのだが」

あう。




60 名前:いつかの710 ◆lpYqKZtsus 本日のレス 投稿日:2006/09/22(金) 20:58:56.91 PrEfk1aM0

「ありがとうございます、監督」
「そうそう、中原が言うのが筋だよな。早速だけど行くか?」
「ところで、どこの病院なんですか?」
「ん~、そこの川ずっといったところにでっかい病院あるだろ?変な名前の」
「ああ、新速病院でしたっけ?」
「そう、そこ。そこに渡辺っつーやつがいるんだがな、そいつが同級生なんだ。
 まぁ善は急げというし、さっさと行こうぜ」


つーわけで新速病院に着いた。
まぁ何の変哲もないふつーの病院ってかんじ。

「さてと、女体化科はどこだったかな~?」
「予約とかいらないんですか?」
「いらねぇだろ、たぶん」
「そんなもんですかね」
「そんなもんでしょ」

オレと監督が並んで歩く。
後ろからクスリがついてくる感じ。
どことなく恥ずかしそう。しゃーないけど。

「ほいで、渡辺先生でしたっけ?どんな人なんすか?」
「ん~?いい奴だよ。ほんでもって馬鹿素直。お、ここだここだ。渡辺~!入るぞ~?」

がちゃ




61 名前:いつかの710 ◆lpYqKZtsus 本日のレス 投稿日:2006/09/22(金) 20:59:27.61 PrEfk1aM0

「ん?だれ・・・ってちょ、朝倉!来るときは来るって言えっていっつも言ってるじゃないか!」
「あ、そうだったけか?」
「まったく、患者さんがいたらどうするつもりだったんだ・・・」
「まぁいなかったわけだし、いいじゃないかw」
「『w』じゃねぇよ・・・で、今回はどういったご用件で?」
「ああ、部員に女体化した奴がいてな。こいつなんだけど」

そういってクスリをグっと前に押し出す。

「なり立てのピッチピチだぜ?」
「ほう・・・君がそうか・・・名前は?」
「中原薬です」
「中原って!あの天才か!」
「そ、あの天才だ。つーわけで私らは外で待ってるよ」
「あ、あぁ、そうしてくれ・・・そうか、あの中原君か・・・」


つーわけでオレと監督は病室から出た。


「中原のやつ、かわいくなったと思わないか?」
「思います。ちょー思います!」
「だろうなwwさて、ときに若人よ」

監督はにやにやしながら話し掛けてきた。
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