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414 名前:>>444 投稿日:2006/09/16(土) 10:11:51.69 PP06vw+K0

前スレでぶつ切り生殺しした人です。
今思いついた小ネタ。
「ここをこうやってだな…」
「あー…うんうん」
カタカタとクリックの音とキーボードの音、少しのPCのファンの音がする中、
僕らは黙々と学校の課題をしていた。
ただし『僕ら』と言っても、僕は女体化してしまった童貞男で、友達は女体化が起きなかった健全な男子。
夏休みの寒いくらい効いたクーラーの中、極端に席を近付けて僕らは座っていた。
「だから、そこ違うって」
「ぁわ…ごめ、ちょっと待ってよ…」
課題が未だに訳の分からなかった僕に、優しく手を差し伸べてくれた友達の手を取らないわけが無かった。
情報の先生は課題が出来てないことを理解してくれ、特別に二人だけのために情報処理室を開けてくれた。
時折、無言になる中で黙々と消化されていく課題。
そういえば、夏休み頭で女体化してしまった僕の制服姿を見るのは、彼は初めてじゃないだろうか。
そのままを受け入れる彼にとても感動してしまった。
『そういうことがあっても良いだろ』って。


415 名前:>>444 投稿日:2006/09/16(土) 10:24:54.87 PP06vw+K0

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わ。投下かぶりましたね。
申し訳ない…。
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「…ん?…うーん…」
「何?分からんのか?」
「いや、ここの指定をするのがさ…」
「これはこうすると楽…」
「…っ」
マウスを持つ手に上から重ねられて、少しどきりと心臓が鳴った気がした。
男のときは何も感じなかった…というか、同性に対してそんな感情が起きるわけが無いんだけど…
女になって気付く。
こいつの手…大きいな……。
自分にはそんな感情は似合わないと瞬時に頭の中で変換されて、僕はふるふると頭を振った。
「どした?」
「いや…何でもないよ、うん」
軽く首を傾げた彼は、それ以上深くは追求しなかった。
女になってすぐに誰かを好きになるなんてこと、そんなことはない。
女体化した、という事実にすらまだ自分の気持ちは追いついていないんだから。
しばらく課題をしていて、軽いスキンシップでも微かに反応してしまう自分を振り払うためにその度に頭を振っていたら、
『お前、今日変じゃね?』と軽く笑われてしまった。
その少し八重歯の見える笑顔にも、なんとなくときめいてしまったり。


416 名前:>>444 投稿日:2006/09/16(土) 10:26:56.14 PP06vw+K0

ラスト。
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課題の大半を終え、もう太陽が夕焼けに変わってしまう頃、友達は『そろそろ帰ろうか』と提案した。
PCでの作業は思ってる以上に眼の疲労を呼んでいたようで、かなり疲れていたから、助かる一言だった。
「また、処理室開けてもらったら、もう課題は終わるな」
「ありがと、すごい助かったー」
オレンジの夕日を背にして僕に笑いかける彼がとても男らしく、格好良く見えて…。
帰宅する途中もじっと彼の顔を見つめる自分に気付いてしまった。
背中まできちんと見送ってしまう始末。

家に帰って反芻する。
気持ちに整理をつけると、もうそこまで答えは見えていた。

また、生殺し的ですみません…。
おにゃのこになった『僕』の恋の始まりを思いついたんで…。
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