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*** 299 名前:そのいち 投稿日:2006/09/02(土) 13:32:50.86 fpx+3O2E0 僕には、一つ年上の幼馴染が居る。僕らはいつだって一緒だった。 学校へ行くときも、家へ帰るときも、出かけるときも。 家が隣同士だったせいでもある、と思う。 いつだって一緒だ。多分これからもそう。 「ねぇ、お前もそろそろ時期的にアレでしょ?」 「え?あ、うん…」 「そっか」 僕の部屋は家の二階で、エアコンなんてない。 部屋の窓はどれも開けられていて、外からセミの混声合唱が聞こえていた。 開け放たれた窓の枠に腰掛けて、れいちゃんはガリガリ君を美味そうにかじる。 黒いキャミソールとスカートと長い髪。青白い肌とそれらが対照的だった。 れいちゃんは日焼けするのが嫌で、いつも日陰に居るんだ。 学校へ行くときも日傘を差してる。元々そんなガラでもないくせに。 *** 302 名前:そのに 投稿日:2006/09/02(土) 13:50:30.76 fpx+3O2E0 「てゆーか、コータ。相手は見つかった?」 れいちゃんは僕の答えが分かっているクセに、最近こればかり聞いてくる。 コータ は僕の名前だ。 「…居ないよ!」 れいちゃんは足をばたばたさせながら、心底面白そうに笑う。 ずっと睨んでいたら、足をばたばたさせているせいでれいちゃんのパンツが見えた。 僕は、なんだか悪いような、そんな気がしてうつむいた。 それに気づいたみたいで、れいちゃんはスカートを手で押さえた。 「こら、パンツ見るな。バカ」 「だって、れいちゃんが足…」 僕がももごもごと口篭もっていると、れいちゃんはいつの間にか窓から降りて 僕の顔を覗き込んでいた。にまにまと笑いながら。 僕が少し驚いて体を引くと、同じぶんだけれいちゃんは顔を近づけてきた。 そしてこう言った。 「もっかいパンツ見たい?」 顔は笑ってはいたけれど、どこか真剣そうな口調でそう言った。 セミの声が聞こえなくなった気がした。僕は、少し考えて、うなずいた。 *** 305 名前:そのさん 投稿日:2006/09/02(土) 14:03:56.83 fpx+3O2E0 「じゃ、見せてあげよっかな~」 れいちゃんは立ち上がってスカートの裾を指先でつまむ。楽しそうな、でもなにか 違う、もっと別のものを考えているような表情だった。 少しづつ、そろそろとれいちゃんはスカートをまくる。 僕は、それを食い入るように眺めながら、これは別におかしいことじゃない。 そう自分の頭の中で何度も何度も繰り返した。 僕の生きているこの世界は、15、6歳までに童貞を喪失しないと 男は女になってしまうんだ。昔、昔、ずぅーっと昔女がほとんど居なかった時代に 繁殖するため、男はある程度の年齢までに女と交わらないと数の不足を補うために 男が女に性転換してしまうように人間の体が進化した、それが定説らしい。 れいちゃんは元々男だった。 れいちゃんは元々男だった。男同士なんだ。そうなんだ。 そう言い聞かせないと、僕はおかしくなってしまいそうだった。 それくらい、女になったれいちゃんはきれいだ。 *** 311 名前:そのよん 投稿日:2006/09/02(土) 14:18:30.91 fpx+3O2E0 暑い部屋の中で、スカートをまくる女の子とそれを何故か正座で見つめる男。 知らない他人が見たらそう見える。 でも、実際は男が二人居るだけなんだ。そうなんだ。 そう考えても、何度れいちゃんを男だって頭の中で繰り返し言いつづけても 僕の勃起は収まらなかった。れいちゃんから見たらまるでハラペコなのに 餌の目の前でおあずけをされている犬のようだろう。 「コータ、勃起してるね」 れいちゃんはどこかうっとりとした表情でそう言った。 スカートの黒いフリルの間から、縞のパンツがちらりと見える。 「だめ。まだだめ~」 あんまり僕が顔を近づけたせいだろう、れいちゃんはいじ悪そうな顔を しながらつまんだスカートの裾を離す。 ふぁさり、と軽そうな薄い生地がれいちゃんの足を膝まで隠した。 少し残念な気持ちになった。 「…な、コータ?おれね、いいこと、考えたのね。聞いてくれる?」 今までのいじ悪そうな表情から、少し困ったような顔を浮かべて れいちゃんは言った。なにかしら決意めいたものも感じられた。 僕は唾を飲み込んで、うなづいた。 「コータの相手にさ、おれは、だめ、かな…?」 *** 331 名前:そのご 投稿日:2006/09/02(土) 14:39:06.49 fpx+3O2E0 今れいちゃんが言ったことを文章にしてもう一度頭の中でなぞった。つまり、こういうことだ。 「れ、れいちゃんが、僕の、ど、ど…」 これから先は言えなかった。僕は自分がどうしようもなく情けない男に思えて、泣きそうになった。 れいちゃんは、いつまでたっても童貞を捨てられない僕のためにそんなこと まで考えてくれていたなんて、そう考えたら。 放っておいたら男はほとんど女の子に性転換してしまう世界だ。 だから政府は童貞喪失を専門にしてくれる人を派遣してくれる。 公営風俗、というヤツだけど、僕はそういうものに抵抗があって もう15だというのに、まだダイアルしていない。 それで童貞を喪失する男なんてこの世界で何万、何十万も居るけど、でも僕は嫌だった。 好きな人としたかったから。僕の唯一の、ちっぽけなプライドだった。 「な、コータ…。おれのこと、嫌い?」 れいちゃんは、僕がいつまでもうつむいて答えないからこんなことを聞いてきた。 寂しそうな声が、耳ではない、もっと深いところに届いた。 「そんなワケないじゃん!れいいちちゃんのこと、僕、僕…」 「好き」と言えば良かったのに、たった一言なのに、それが言えない。 言ってしまったら、何かが壊れてなくなりそうな気がした。 「好き?」 れいちゃんは、ただ一言そう、小さく言った。 僕は、答える代わりにうなづいた。何度も、何度も。 下を向いて、壊れたおもちゃみたいに何度も首を縦に振る僕の手に れいちゃんのあったかい手が触れた。僕は、それを勇気を出して握った。 *** 343 名前:そのろく 投稿日:2006/09/02(土) 14:52:05.10 fpx+3O2E0 「これでOK―かな」 れいちゃんは、家中の鍵を閉めて回った。 一階の玄関、窓、全て閉めて回る足音を僕はベッドの上で聞いていた。 僕の部屋の窓も、れいちゃんがすべて閉めた。 体中に汗をかいていた。窓を閉めきったせいかも知れないし 別の理由かもしれない。 「れいちゃん、あのさ―」 「うん?」 さらさらの髪の毛をふわりと躍らせながら、れいちゃんは振り向いた。 「お風呂、入ってからが、いいんだよね。やっぱり?」 「…かな?おれ汗くさいから、そのほうがいいかも」 「一緒に入ろうか?ん?」 僕の答えを待たないで、れいちゃんは僕の手を引っ張った。 その流れに身を任せるようにして、僕は階段を降りた。 *** 354 名前:そのなな 投稿日:2006/09/02(土) 15:06:51.78 fpx+3O2E0 「…入るね」 電気のついていない、薄暗い風呂場に入る。 先に入ったれいちゃんは、湯船に肩までつかって僕に背中を向けていた。 電気を消して入ろう、といったのはれいちゃんだ。 たぶん、恥ずかしいんだろう、そう考えた。 湯に足を浸けると、ちょうどいい温度だった。僕の家の風呂は24時間保温されているのだ。 「…失礼します」 湯船の中で、膝を抱えた格好のままれいちゃんは僕が入るスペースを空けてくれた。 背中合わせになって、僕も湯船の中で膝を抱えた。 時々、蛇口から水がしたたる音とか、かすかに聞こえるセミの鳴き声以外には 何も音はしない。僕も、れいちゃんも、ただ黙って背中合わせのままだった。 こういう時に女の子と何を話せばいいんだろう。 そればかり僕は考えていた。 しばらく考えていたら、れいちゃんがくすくすと笑った。 「何が、おかしいの?」 「イヤ、だってさぁ…。ふふっ」 笑いながら、れいちゃんは湯船から上がって体を洗い始めた。 風呂場に充満する石けんの香りをかぎながら、僕も少しだけ笑った。 だって、ちらりと見たれいちゃんが体を洗う様子が、 まだれいちゃんが男の体の時と同じがさつな洗い方だったから。 *** 373 名前:そのはち 投稿日:2006/09/02(土) 15:34:05.09 fpx+3O2E0 れいちゃんが体を洗うのを、ちらちらと僕は盗み見た。 れいちゃんもそれがわかってるみたいで、僕に前がみえないようにしながら体を洗う。 ふいに、れいちゃんの手が止まる。しばらくしても動く気配がなくて、声を かけようとした、その時だった。 「な、コータ?…洗って?」 れいちゃんは右手に握った泡のついたスポンジを、自分の背中に回した。 どうしよう。そう思ったけど、僕が受け取らないときっといつまでもそうしている。 そう思って湯船から上がって、れいちゃんの背中をスポンジでこする。 すべすべしていそうな背中。垂れた泡に半分隠れたつるつるのお尻。 どこを見ればいいのか分からなくなって僕は下を見た。 自分でも気がつかないうちに、僕は勃起していた。 心臓の鼓動が、耳の近くで聞こえるくらいに激しくなっていた。いつの間にか。 「ねぇ、れいちゃん?」 「…なに?」 「前も、洗ってあげる。…腕、上げて」 れいちゃんは言葉で答える代わりに、腕をゆっくりと上げてくれた。 *** 380 名前:そのきゅう 投稿日:2006/09/02(土) 15:44:38.28 fpx+3O2E0 脇腹をゆっくりとこする。腋の下は、元々なのか剃ってるのか、毛は無かった。 少し前に体をずらしてれいちゃんの肩の後ろから、れいちゃんの体の前を覗き込んだ。 れいちゃんの顔をちらりと見ると、れいちゃんは僕から目を逸らして下唇を舐めた。 「れいちゃん、おっぱい、小さい、ね」 「…う、ん。コータは、おっきいのが、いいか?」 ううん。れいちゃんのおっぱいは小さくても好き。そう言うと、顔を少しほころばせた。 右手でおへその辺りまで洗いながら、空いた左手で、軽く胸に触ってみた。 んっ、とれいちゃんは驚いたように小さく声を出した。 驚かせないように、今度はゆっくりと指で撫でた。 右手のスポンジは、いつの間にか取り落としていた。 れいちゃんの体は、胸も、お腹も、足も、柔らかでとても気持ち良かった。 れいちゃんが、僕の手に自分の手を重ねる。 *** 384 名前:そのじゅう 投稿日:2006/09/02(土) 15:57:13.14 fpx+3O2E0 「そ、そろそろ、交代、しね?」 れいちゃんと僕は入れ替わって、今度は僕が洗ってもらう番だった。 れいちゃんは、スポンジがあるのに、何故か自分の手に石けんをつけて 僕の体を洗ってくれた。おかげで、れいちゃんの手が触れるたびに僕は こすばゆくて仕方がなかった。でも、がまんする。 れいちゃんは、僕の体を優しく洗ってくれた。 「!れ、れい、ちゃん、そこは…」 「…勃起してる、ね。コータ」 先を、指の腹でこすりながら、れいちゃんはいたずらぽく笑った。 触られたら、すぐに射精してしまうかと思ってたけど、まだ大丈夫っぽかった。 気持ちいい、とかそういうんは良く分からなかった。どうしてか足が震えた。 「緊張してるね、コータ…?」 れいちゃんの口調が、完全に女の人のもので、僕は背筋に寒気を覚えた。 れいちゃんは今度は僕のを両手で手で握って、上下にさすり始めた。 背中にれいちゃんの体が押し付けられているのが分かった。 彼女の荒い息遣いが僕の顔の横で感じられた。 *** 393 名前:そのじゅういち 投稿日:2006/09/02(土) 16:06:58.06 fpx+3O2E0 「ねぇ、精子って、どんな味するの?」 れいちゃんは僕のをさすりながら、そんなことを聞いていた。 「わ、わかんないよ…」 もう、まともな受け答えを出来る自信は無かった。自分がなにを話しているかも なんだか離れた場所の出来事みたいに感じられた。 「じゃ、コータの精子の味、確かめてあげる。…こっち向いて」 「…けっこう、おっきぃ、のかな?」 僕の足元にかがんで、れいちゃんはしげしげと僕のを眺める。 すでに自分からはなくなってしまったものを懐かしんでいるみたいに思えた。 れいちゃんの頭を撫でると、れいちゃんはうれしそうに笑って、そして、口に それをゆっくりと咥えた。 「んっ」 れいちゃんの舌が、僕のを撫で回す。あったかくて、ねとねとしていた。 口で息が出来ないのか、時々離して肩で息をしながら、続けてくれた。 されている最中、僕は、ずっとれいちゃんの頭を撫でてあげた。 濡れた髪の毛が指に絡みついていた。 *** 401 名前:そのじゅうに 投稿日:2006/09/02(土) 16:24:49.01 fpx+3O2E0 薄暗い風呂場の中に、れいちゃんが頭を動かすたびに小さい音が響く。 時々、れいちゃんは動くのを休んで「気持ちいい?」「どう?」とか 聞いてきた。僕はそのたびにれいちゃんの頭を撫でてあげた。 「いっ…!」 それは突然だった。自分でする時みたいにゆっくりと湧き上がるのではなくて 火山が噴火する時みたいに、突然だった。 体の中から何度もポンプで吸い上げられるみたいだった。 れいちゃんもいきなりでびっくりしたみたいで、少し頭を引いていた。 それでも、頭を離さずに、僕の精子を口で受け止めてくれた。 はっ。はっ。 心臓の音がさっきよりもずっと早く、激しい。 れいちゃんは、根元から搾り出すように僕のを強く握って尿道口に向かってこする。 先っぽに口をつけたまま、ちゅるちゅると音を立てて残りの精子を全て吸い出してくれた。 そうして時間をかけて僕を気持ちよくしてくれた。射精した後の、くすぐったいような 感覚がじんじんと体の奥で回っていた。 「…ヘンな味。ニガい、しょっぱい。鼻水みたい…」 「ごめんね、れいちゃん?」 僕がそう言うとれいちゃんは、ごくり、とノドを鳴らして飲み込んで見せた。 そして、照れくさそうに笑ってうつむいた。 *** 411 名前:そのじゅうさん 投稿日:2006/09/02(土) 16:40:28.20 fpx+3O2E0 風呂を出てから、体を拭きあいっこして、僕とれいちゃんは 二階の僕の部屋へ戻った。降りる時はれいちゃんに手を引かれていたけど、 今度は僕がれいちゃんの手を引いて部屋へ戻った。右手で僕と手を繋いで、 左手は体に巻いたタオルが落ちないように胸元にあった。 僕と目が合うたびに、れいちゃんは恥ずかしそうにうつむいた。 二人分の服は、僕が持った。 部屋のドアを開けて、れいちゃんを入れ、ドアを閉め鍵を掛けた。 父さんも母さんも、仕事で帰るのは夕方以降だった。 部屋の壁掛け時計を見あげると、二時半を少し回ったところだった。 「ね、おいで、よ…?」 れいちゃんは、いつの間にか僕のベッドに腰掛けていた。 僕は部屋のカーテンを全部閉めてから、れいちゃんの横に座った。 *** 417 名前:そのじゅうよん 投稿日:2006/09/02(土) 17:04:41.40 fpx+3O2E0 二人で並んで座ったまま、しばらくの間、ただそうしていた。 僕は僕でこんな経験がなくてどういうふうにすればいいのか分からなかった。 れいちゃんも、そうだと思った。れいちゃんは余計にそうなんだろうな、とも思う。 元々、れいちゃんは男で、それなのに、男の僕に、女になってしまった体を晒しているんだから。 男が、女の体になれば戸籍の性別がされるのが普通だ。 元男が男と結婚してもわりと普通なことである世界ではあるけれど。 でも、れいちゃんを心の底から女だとは思えない。 小さい頃からずっとれいちゃんは男だったってことを知ってるから。 一緒に立ちションだってしたことあるんだ。 「コータ?おれ…あたしとするの、イヤ?」 「違うよ、違うよ。でも」 前触れも無く、れいちゃんが僕に抱きついてきた。 肩が小さく震えていた。 ごめんね。ごめんね。あたしが最初から女の子だったら、コータに こんな思いさせなかったよね。 何度も何度も、消え入りそうな声でそう言いながら、れいちゃんは泣いた。 僕は、何も言わないで、れいちゃんをぎゅっ、と抱きしめた。 僕の行動が意外だったのか、れいちゃんは泣きはらした顔をあげ、僕の顔を 見上げた。ほっぺたに何本もついた涙の跡を拭いて上げてから僕はれいちゃんにキスをした。 れいちゃんは僕のキスに応えるみたいに僕の体をベッドに引き倒した。 *** 424 名前:そのじゅうご 投稿日:2006/09/02(土) 17:32:38.03 fpx+3O2E0 「ね、コータ。もっと、いっぱいちゅーして、ね?」 れいちゃんは、ベッドの寝転んだまま甘えた声で言う。 れいちゃんにおおいかぶさって、僕はその声に応える。 男の僕には、どうやったらこんなかわいい声が出せるんだろう、分からなかった。 暑い、閉めきった部屋で僕とれいちゃんは何度もキスをした。 キスしながら、目線を下に、れいちゃんの体に向けた。 れいちゃんが体に巻いた大きな黄色のバスタオル、それがずれて小さな乳首が 見えていた。風呂場で見た時よりも、膨らんでるような気がした。 「タオル、取るね?」 れいちゃんが黙ったままうなづく。いつか貰った外国のお土産の高級な菓子、 それの包み紙を解いたときと同じように、ゆっくりと、壊さないように れいちゃんの包み紙を取り除いた。カーテンの隙間からわずかに差し込む光。 風呂場の時よりは明るいけれど、それでも暗くてくっきりとは見えない。 れいちゃんは、恥ずかしいのか、足を閉じたままだった。 「ヘ、ヘン、じゃない?お…あたしのハダカ」 「うん。すごく、キレイだよ。れいちゃん」 れいちゃんはうなづいて、それからゆっくりと足を広げた。 「い、いいよ、コータ」 れいちゃんの足を持って、勃起したちんちんをれいちゃんのあそこに軽く当てた。 れいちゃんは、目をかたく瞑ってバスタオルの端をぎゅっと噛んでいる。 そういえば、ビデオとかだと入れる前に舌とかで…。 思い出して、れいちゃんの足の間を手で軽く撫でたら、ぬるぬるが指の腹にまとわり付いた。 *** 430 名前:そのじゅうろく 投稿日:2006/09/02(土) 17:53:35.81 fpx+3O2E0 「―コータ?」 れいちゃんのぬるぬるを親指と人差し指でこすり合わせたりしてると、 れいちゃんが目を開けた。 僕は体を引いて、れいちゃんの股の間に顔をうずめた。 「い、いいよぅ、そんな、汚いから、ねっ?や…」 れいちゃんは嫌がって僕の頭を手で押しのけようとしたけど、構わずに 舌で割れ目をなぞる。僕の頭を押しのけようとする力がだんだんと弱くなる。 左右の親指で、肉を押し分ける。薄い毛に隠れて、小さな突起が見えた。 足の丁度まん中あたり、お尻の穴の少し前くらいには、まだ開ききっていないような 小さい穴が見えた。 僕は、ビデオや本を思い出しながら、れいちゃんの小さな突起を指で撫で上げる。 ふぁ。れいちゃんのかわいい声が聞こえた。タオルを噛んでいるせいでくぐもって聞こえた。 もっと聞きたい。僕は何度も突起を指で撫で上げる。 ん、んっ。かわいい声が指動かすたびに聞こえた。突起がむくむくと固くなる。 そのたびに、れいちゃんのお腹がひくひくとケイレンするのが指に伝わってきた。 続けているうちに僕の指は、れいちゃんのぬるぬるで少しふやけた。 *** 444 名前:そのじゅうなな 投稿日:2006/09/02(土) 18:26:12.77 fpx+3O2E0 「いい、よ」 僕はゆっくりと体を起こして、れいちゃんの足を持って折り曲げる。 ちょうど、しゃがんだ時のような格好になった。 「れいちゃん、いく、よ…?」 こくりとうなづいたれいちゃん。目をゆっくりと閉じた。 突起の辺りに爆発しそうな幹の先を押し付けた。 そのまま、ゆっくりと下へ滑らせる。ぬるぬるのおかげでするすると動く。 「そ、そこ、だよ?」 れいちゃんが言ったところで止めて、少し強く押し付けると、先が少し肉に埋まった。 いい?僕が聞くと、れいちゃんはまたゆっくりとうなづいた。 二回深呼吸をして、押し込んだ。 「ひ、痛、待ってぇ、まっ…」 れいちゃんの声は、みちぃ、というれいちゃんの体の中から響く音にかき消された。 れいちゃんのなかは、温かくて、しっとりとしていた。 繋がっている部分を見ると、れいちゃんと僕はぴったりとくっついていた。 「れいちゃん、大丈夫?動かないから、ね?」 僕が言うと、れいちゃんは小さく何度もうなづく。口元がタオルで覆われていて 表情はよく分からない。それでも、れいちゃんが泣いているのは分かった。 *** 447 名前:そのじゅうはち 投稿日:2006/09/02(土) 18:40:23.00 fpx+3O2E0 れいちゃんが痛がるのを僕はあまり見たくなかったので、 それからしばらくは胸や首筋にキスをしたり、風呂から上がって 乾かしていないせいでくしゃくしゃの髪の毛を撫でてあげたりした。 れいちゃんも、痛くなくなってきたのか、タオルから口を離してキスをしてくれた。 舌をからませるキスもした。れいちゃんの唾液は、僕のと違ってなんだか とても柔らかい味がした。 「…動いてもいいよ?」 れいちゃんがそう言った。僕は黙って、ゆっくりと少し奥まで入ったそれを引く。 少し苦しそうな顔のれいちゃん。心配で、また動きを止めると、口の形だけで 声に出さずに「だいじょうぶ」そう言った。 もう一度、キスをして、今度はまた押し込む。 腰を引いて、押し込む。ゆっくりゆっくり何度もれいちゃんのお腹の中をこする。 「あっ、僕、出そうっ、出そう」 さっきみたいに、突然湧き出そうになるのを下腹に力を入れて堪える。 でも、僕には長くは堪えられそうになかった。 「いい、よ。お腹の中、出し、て…?」 れいちゃんがそう言い終わるのが早いか、僕はれいちゃんの一番奥まで 押し込んで、射精した。何回も、脈打つように溢れ出すのが自分で分かった。 れいちゃんは、僕のことを、強く、強く、抱きしめてくれた。 *** 453 名前:そのじゅうく 投稿日:2006/09/02(土) 18:57:19.67 fpx+3O2E0 それから、日が暮れるまで、二人で向かい合って寝ながら、おしゃべりした。 れいちゃんの股の間は、血で汚れていたからティッシュで拭いてあげた。 れいちゃんもおなじようにしてくれた。 シーツに染み込んだ血は、僕が鼻血を出したということに決まった。 れいちゃんは、僕の家で夕飯を帰って、九時くらいに帰った。 すぐ隣だったけど、送っていった。れいちゃんの家の前で、少し話をした。 「おれとあたし、一人称はどっちがいい?」 れいちゃんが好きなほうでいいよ。そう答えた。 「うん。あのね……あたしね、ずっと前から、コータのこと、好きだったんだ」 僕もれいちゃん好きだよ。そう答えると、れいちゃんは笑った。 「そういうんじゃないの。ちゃんと、コータを男として好きだったの。  …だからね、あたしね、童貞捨てなかったんだよ?  コータと、その、付き合い、たかったの。それで、だから…」 「ありがとう、れいちゃん」 僕は少しだけ考えて、れいちゃんにキスをした。 誰かに見られるかもしれなかったけど、そんなことはどうでも良かった。 だって、僕は男で、れいちゃんはもう女の子なんだ。だからいいんだ。 「ありがとう、コータ。…これからも、ずっと、ずぅーっとよろしくね?」 れいちゃんは泣きながら笑っていた。 「うん。…れいちゃん。僕からも、よろしくね」 【おわり】

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