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*** 436 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 00:57:11.56 ToC2C2Io0 ――ここはどこ? 俺は暗闇の中にいた。 立っているのか、浮いているのか、それすらもわからない。 空も、壁面も、地面も存在しない闇の世界。 ――これは夢? そう、俺は確か自分の部屋のベッドで寝ていたはず。 それにしても、妙な夢だ。 目の前は闇、音は聞こえない、自分の息遣いさえも…… 両手を自分の目の前に持ってくる。 ――見える。 光が無い筈なのに、自分の両手がハッキリと視認出来た。 次に俺は足を動かしてみる。右足を前に、左足を前に。 ゆっくりと歩いてみるが、進んでいるのかはさっぱりだ。 何せ感覚もないのだから。 ――誰? 暗闇の向こうに誰かいる。 俺が一歩進むと、向こうにいる誰かも歩を進めた。 一歩、二歩、三歩……。 少しずつ、"誰か"の姿が大きくなってくる。 四歩、五歩、六歩…… *** 437 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 00:58:12.81 ToC2C2Io0 >>436 ――女の子? 顔の形、身体の形、大きさからして女だという事がわかる。 彼女の身体からは淡い光が発せられているが、周りは暗闇のままだった。 俺が動きを止めると少女も動きを止める。 右手を上げれば、少女も同じように右手を上げた。 ――何だってんだ? 舌打ちをしながらも、俺は歩き続ける。 少女はもうすぐそこにいた。 ――へぇ。 近づくにつれて顔もはっきり確認できた。 端整な顔立ち、二重の瞼に少し鋭い眼。髪は腰の辺りまであるようだ。 服は……着ていなかった。 無駄な肉はついておらず、しかし胸は大きめで形も良い。 そして腰の括れが何ともいえない。 ――可愛いな。 少女はもう目の前にいる。 ――可愛いな。 少女はしゃべる。俺の言葉を。 *** 438 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 00:58:56.40 ToC2C2Io0 ――真似するなよ。 ――真似するなよ。 …妙だ。夢なんてそんなものだろうけど。 いや……夢とも何か違う感じがする。 …俺はあることに気が付いた。 少女の身長が俺とほとんど同じだということに。…俺が縮んだのか? 俺は腕を少女のほうへ伸ばした。 すると、少女も俺のほうへ腕を伸ばしてきた。 ――触れない… あと少し、というところで俺の手がそこで止まる。 触れない。届かない。 いや、この手触りは……まさか…… ――鏡? *** 439 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 00:59:59.94 ToC2C2Io0 >>438 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「…っ!!」 見慣れた天井が俺の目の前に広がっていた。 身体は汗でびっしょり、パジャマは張り付き、息は乱れ、髪の毛は汗で顔に張り付いている。 俺はゆっくりと上体を起こし、枕元に置いてある目覚ましにも使っている携帯を手に取った。 ――AM 4:32 カーテンの隙間から、白んだ空が見えた。 俺はベッドから降りて、部屋を出る。 家族を起こさないようにそっと廊下を進み、階段を降りて俺はリビングに向かった。 コップを取り出し、冷蔵庫から冷えた麦茶を出してコップに注ぐ。 そして一気に飲み干して、コップをテーブルに置いてそのまま椅子に腰掛ける。 「…」 あの夢はなんだったのだろうか。 まだ完全に覚醒していない意識のなかで、俺はあの夢を思い出していた。 見たことの無い少女。年の頃は、17、8? いや、下手をすればもっと下なのかもしれない。 (……寝なおそう) *** 440 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:01:09.75 ToC2C2Io0 立ち上がると、汗で張り付いたパジャマを剥がす。 寝直すといっても、このパジャマのままいるのは気持ち悪い。 とりあえず着替えてから、もう一度寝よう。 俺はパジャマを脱いで、そのまま洗濯機もある洗面所へ向かった。 「っ!」 …息が止まる。 鏡に映っているのは、夢に出てきたあの少女だったからだ。   ――なんで、お前がここに…? 鏡の向こうにいる少女を見ていると、俺は吐き気に襲われた。 すぐさま洗面台に顔を近づけ、俺はそのまま吐き出す。 「げほっ、ごほっ……っは、ごほ……」 俺はまた恐る恐る顔を上げる。 そこにいるのはやはり夢に出てきたあの少女。 顔色が悪いようだ。あぁ……これは、俺か…。 夢の"鏡"を思い出しながら、そう口に出して、俺の意識はそこで途絶えた。 … ……… *** 441 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:02:21.62 ToC2C2Io0 >>440 ~ ~ ~ ~ 目を覚ますと、俺は自分の部屋にいた。 ベッドの上で、布団を掛けられている。 「……俺は…」 少女の声。…俺は思わず口を閉ざした。 (…そうだ、俺洗面所で……) 身体は寝かせたまま、俺は右手を伸ばし携帯を掴む。 時間を確認すると、もう10時に差し掛かろうとしている。 学校の授業がとっくに始まっている時間だ。 ――コンコン 「空~、起きてる~?」 「姉さん? うん、入ってきていいよ」 ――ガチャッ ドアが開かれると、ちょっと身長高めの女が部屋に入ってきた。俺の姉だ。 彼女はドアを閉めて、ベッドの横まで来るとそのままベッドに腰掛ける。 「気分はどう?」 「うん、まだちょっと気持ち悪い…」 *** 442 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:03:27.73 ToC2C2Io0 >>441 そういえば、あの少女の顔と姉の顔はなんとなく似ている。 まぁ冷静になって考えてみれば、あれは俺自身だ。 姉弟なのだから、似ていて当然といえば当然か。 などと考えていると、突然姉は俺の額に自分の額を重ね合わせた。 「ちょ、姉さん?」 「何赤くなってんの、熱は……うん、無いみたいね」 「姉さん、俺どうなったんだ?」 姉の話によると、これは女性化症候群という一種の病気らしい。 だがこの病気自体は身体の作りを男から女に変えるだけで、体調面には問題ない……らしい。 唯、突然の変化で精神が不安定になり体調を崩すことはあるようだ。 俺がそれだが、今は何とか落ち着いてこの状況を把握出来た。 「鏡は、見たの?」 「うん。今日変な夢見てさ、それに出てきたのが今の俺の顔。  鏡見てびっくりしちゃってさ、急に気持ち悪くなって……それで……」 「ふぅ……うん、学校には連絡いれといたから今日はゆっくり休みなさい」 「姉さんは?」 「私は今日はお休み。何かあったら呼んでね、あ…服何とかしないと。それまで、ソレ、貸しとくからね」 言われて俺は初めて姉の服を身に着けているのに気付く。 「あ、女の身体についてレクチャーしてあげよっか」 「い、いいよそんなの(///)」 「ふふ」 *** 443 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:04:45.65 ToC2C2Io0 >>442 冗談とわかっていても、俺の顔は赤くなってしまう。 けど姉のおかげで少しだけ、気が楽になった。 姉は部屋を出て行く。 身体の変化には多少の苦しみが伴う。 体温が異常に上昇したり、身体を引きちぎられるような痛みがあったり、大量の精子が吐き出されたり。 その時に出る症状は人それぞれだ。 俺は運が良かったのかもしれない。寝ている間に女体化していたのだから。 変わりにあの変な夢を見てしまったけど。 「ふぅ…」 もう少し寝ていよう。 ……そう思って目を瞑るが、全然眠れない。 (女の身体についてレクチャーしてあげよっか?) 姉の言葉が脳裏をよぎった。……女の身体か。 俺は布団持ち上げ、身体に視線を向けた。 姉貴が貸してくれた緑のタンクトップとブラウンのスカートが目に映る。 スカートをめくってみると、下着も着けられていた。 「……」 タンクトップを捲ると、やはり同じ色のブラ。 俺はそっと右手を胸に持っていき、ちょっと弱めに揉んでみた。 *** 444 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:06:00.54 ToC2C2Io0 >>443 「…ん」 …変な感覚が俺を襲う。 暫くそのまま続けてみるが、その後は特になんとも思わない。 そう思って手をずらした瞬間… 「んぁっ!」 俺は慌てて口を押さえた。 ……姉には気付かれていない。 しかし、さっきのはなんだったのだろう。 人差し指が乳首に当たった瞬間、雷に打たれたように身体がはねた。 俺は再び、右手を胸に持っていく。 「…ぁ」 今度は乳首も一緒に弄ってみる。 「ん、ん……んん…ぁ…」 男よりも女のほうが気持ち良い、というのは本当なのかもしれない。 感度が全然違う。女は皆こうなのか、それとも俺が変なのか。 ……俺はあまった左手を股間に持っていく。 ――濡れてる。 下着越しからでもわかる、確かに濡れていた。 姉になんていえばいいんだろう、そんな考えがふと浮かんだけど… *** 445 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:07:22.43 ToC2C2Io0 >>444 「ひぅ…!」 ちょっと擦っただけで声が出てしまう。 初めての刺激に少し戸惑うが、俺はまたそこに手を持っていく。 今度はやさしく擦ってみる 「あぁ…あ、あ、あ……んん、ひぁっ!」 下着越しからワレメを指でなぞっていると、突然の感覚が俺の身体を襲った。 あまりの快感にまた声が出てしまったが、姉に気付かれていないかな? …完全に濡れてしまった下着を脱ぎ、片足に掛ける。 毛は……手で確認してみると、あまりないようだ。 「……」 性欲…は、もちろんあるが、それよりも好奇心のほうが勝り俺の心を支配している。 ここに指をいれたらどうなるか、さっきの快感はなんだったんだろう? あれこれ考えながら、三度目…俺はそこに手を持っていく。 「んん……んっ」 まずはさっきのように擦ってみる。 汁でそこはびしょびしょになっていて、布団も汁のせいで濡れていた。 そして指を上へ上へと持っていくと、またさっきの快感が全身を駆け巡る。 「あっ!…はぁ、ん…」 *** 446 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:09:13.65 ToC2C2Io0 >>445 …何か当たった。豆?クリ??……。 胸を弄っていた右手も股間のほうへ持っていって、両手でそこを弄った。 右手はワレメのほう、左手はクリのほう。 そして俺は布団を口に銜えて、声が外に漏れないようにする。 「んぐ…んんんっ!」 指をゆっくりゆっくり、中へ進入させてみた。 そしてゆっくりゆっくりと引き抜く。 「ん、ん、んぁ…」 ……慣れると、俺は二本の指を使って出し入れし始めた。 左手でクリを弄りながら、右手で出し入れを繰り返す。 「んぐ、ん…ぁぁあ、きもひぃよぉ…」 布団を口に入れて、上手く言葉が出ない。 手の動きは段々と早くなり、出し入れじゃなく気付けば中をかき回していた。 「ん、ん、んぐぅ…っ!」 ――何か、身体の中から何か来る…! 「ひぐぅっ!!」 ビクン、ビクン…と二度、三度と身体がはねる。 何とか落ち着くと、俺は右手を抜いて…目の前に持っていく。 …べとべとになっていた。 *** 447 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:10:12.16 ToC2C2Io0 >>446 「んぐ…んふっ…」 二本の指を俺は口に含み、舐めとる。 …よくわからないけど、…甘い?? 「…なんだろ、癖になりそう…」 そんなことを呟くと、同時にドアがノックされた。 ――コンコン 「っ!!」 やばい、どうしよう。 この状況はまずい。布団は濡れてる下着も濡れてる指も濡れてる。 あそこはぐちょぐちょで…… 「そら~? 入って良い?」 「は、はひ!」 「ふふ、な~に声裏返しちゃって…」 くすくすと姉はドアの向こうで笑っている。 俺は掛け布団を整え、すっぽりと身体を隠し顔だけ出てる状態になった。 お願いだから気付かないでくれ… ――ガチャッ *** 448 名前:>>112 本日のレス 投稿日:2006/09/27(水) 01:11:10.33 ToC2C2Io0 >>447 「ちょっといいかな?」 「な、なに?」 「体調はどう?」 「え?」 そういえば、もうなんともない。 吐き気もなくなっている。 「大丈夫」 「そう、なら今からあなたの服とか下着買いに行こうと思うんだけど、いける?」 「うん、いけるよ」 「じゃあ、着替えなきゃね。まずは今着てる服と下着、返してくれる?」 「え?……あ、あの」 「外出るんだからちゃんとしたもの着なきゃ、また私の貸してあげるから。だからまずそれを返して?」 「え…えっと、あの…」 「ん?」 にっこりした表情のまま、姉は首をかしげる。 「ふふ、ど~したの? 返せない理由でもあるのかなぁ?」 「あ、あの……あの……」 言葉に詰まっていると、姉は耳元まで顔を近づけてきた次の瞬間、俺の身体が固まった。 「気持ちよかった?」 「――っ!」

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