「短編集(2)」(2006/11/14 (火) 15:39:44) の最新版変更点
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** 47 名前:安価命名 ◆bXy6n9iBgQ 本日のレス 投稿日:2006/10/16(月) 00:14:44.15 gq1MkmLx0
短編 『彼と彼と僕』
おじいさん、あなたは何故いつも海を見つめているのですか?
恋人とここで海を見ていたからさ。
その人はどうしたのですか?
ここで私とは一生会えないところに行ったんだ。
寂しくはないのですか?
親友として十五まで。恋人としてそれから十年も連れ添った。
私は彼が見られなかった五十年分の海をそろそろ伝えられる。
だから寂しくなんかないさ。
おじいさんは次の日から姿を見せなくなった。
二人が好きだったという海は変わらず波を打ち寄せている。
** 571 名前:妄想狂とTo Heart2 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 22:05:22.34 q8P9Slvx0
「おいおい・・・・やっとかよ・・・・・」
ついに俺にも「その時」が来たらしい。
「もっとセックスするぅー」
鏡を前に理想の女性を真似てみる。ポージングまでしてみたが、少しは可愛く見えたのだろうか。
それにしても、姿かたち、声まで良く似たものだ。これで大抵の男は一発なんじゃないかとか、一人そう思ってしまった。
こうなることは分かっていた。
もちろん、服も買ってある。男性の頃は着れなかった、所謂「一部で流行のファッション」である。
「柚原このみ、出撃であります!」
タカ君、私、やっと本物の「女」になったよ。
今まではちょっとうまくいかなかったけど、これならきっと振り向いてくれるよね?
私ももう高校生だもん。体も・・・・・ね。
そして今日も、私はいつものようにその扉を開く。
そこからは、私が望んでいた日常。何もかも変わらない日常。
そう、これが本来の私。
「おはようタカ君」
*** 465 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/06(佐賀県民) 00:32:59.57 rvkszgNm0
彼は14歳。彼は今日が誕生日ということを忘れていた。
彼は寝不足だった。2時間目の国語で教科書69ページに顔を埋め寝ていた。
彼は誰から見ても背が低い。髪の毛もいつものように短髪寝癖。
国語の先生はイタズラ好きな女性である。
昔演劇で使った黒く長いカツラをかぶせた。
周囲にクスクス笑われるも彼は熟睡中である。気付かない。
2時間目終了のチャイム。彼は寝ぼけまなこで起きた。
カツラがずり落ちて現れたのはたった今落ちたばかりのカツラと同じ髪。
クラスがその異変に気付いたのは三時間目が始まったときであった。
一話完結。
*** 478 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/06(佐賀県民) 00:58:14.28 rvkszgNm0
彼はその夜、墓で悪戯をした。友にバチがあたるぞと脅されながら、寝た。
「お婆さん、だれ?」
目の前に突如現れた半透明な老婆に対し、第一声がこれだった。
「名前は…忘れちまったね。人に会うこともなく名乗ることもなかったから。」
どうやらそれくらい長い間こんな感じで彷徨っていたようだ。
突然、こんなことを言われた。
「あんたさっき私に「お婆さん」って言ったね。
女性に向かって「お婆さん」なんて言っちゃいけないんだよ
そうだね…あんた女っぽいから、三年後に女になる呪いをかけよう
防ぐ方法は…女の子とHすればいいさ」
老婆が不気味な光を放った。
気がつけば視界にあったのは見慣れた天井。どうやら夢だったようだ。
三年後、彼はいわゆる童貞であったため、生まれ変わるハメになった。
ショート物書くのタノシw
** 47 名前:安価命名 ◆bXy6n9iBgQ 本日のレス 投稿日:2006/10/16(月) 00:14:44.15 gq1MkmLx0
短編 『彼と彼と僕』
おじいさん、あなたは何故いつも海を見つめているのですか?
恋人とここで海を見ていたからさ。
その人はどうしたのですか?
ここで私とは一生会えないところに行ったんだ。
寂しくはないのですか?
親友として十五まで。恋人としてそれから十年も連れ添った。
私は彼が見られなかった五十年分の海をそろそろ伝えられる。
だから寂しくなんかないさ。
おじいさんは次の日から姿を見せなくなった。
二人が好きだったという海は変わらず波を打ち寄せている。
** 571 名前:妄想狂とTo Heart2 投稿日:佐賀暦2006年,2006/10/25(佐賀県職員) 22:05:22.34 q8P9Slvx0
「おいおい・・・・やっとかよ・・・・・」
ついに俺にも「その時」が来たらしい。
「もっとセックスするぅー」
鏡を前に理想の女性を真似てみる。ポージングまでしてみたが、少しは可愛く見えたのだろうか。
それにしても、姿かたち、声まで良く似たものだ。これで大抵の男は一発なんじゃないかとか、一人そう思ってしまった。
こうなることは分かっていた。
もちろん、服も買ってある。男性の頃は着れなかった、所謂「一部で流行のファッション」である。
「柚原このみ、出撃であります!」
タカ君、私、やっと本物の「女」になったよ。
今まではちょっとうまくいかなかったけど、これならきっと振り向いてくれるよね?
私ももう高校生だもん。体も・・・・・ね。
そして今日も、私はいつものようにその扉を開く。
そこからは、私が望んでいた日常。何もかも変わらない日常。
そう、これが本来の私。
「おはようタカ君」
** 465 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/06(佐賀県民) 00:32:59.57 rvkszgNm0
彼は14歳。彼は今日が誕生日ということを忘れていた。
彼は寝不足だった。2時間目の国語で教科書69ページに顔を埋め寝ていた。
彼は誰から見ても背が低い。髪の毛もいつものように短髪寝癖。
国語の先生はイタズラ好きな女性である。
昔演劇で使った黒く長いカツラをかぶせた。
周囲にクスクス笑われるも彼は熟睡中である。気付かない。
2時間目終了のチャイム。彼は寝ぼけまなこで起きた。
カツラがずり落ちて現れたのはたった今落ちたばかりのカツラと同じ髪。
クラスがその異変に気付いたのは三時間目が始まったときであった。
一話完結。
** 478 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/06(佐賀県民) 00:58:14.28 rvkszgNm0
彼はその夜、墓で悪戯をした。友にバチがあたるぞと脅されながら、寝た。
「お婆さん、だれ?」
目の前に突如現れた半透明な老婆に対し、第一声がこれだった。
「名前は…忘れちまったね。人に会うこともなく名乗ることもなかったから。」
どうやらそれくらい長い間こんな感じで彷徨っていたようだ。
突然、こんなことを言われた。
「あんたさっき私に「お婆さん」って言ったね。
女性に向かって「お婆さん」なんて言っちゃいけないんだよ
そうだね…あんた女っぽいから、三年後に女になる呪いをかけよう
防ぐ方法は…女の子とHすればいいさ」
老婆が不気味な光を放った。
気がつけば視界にあったのは見慣れた天井。どうやら夢だったようだ。
三年後、彼はいわゆる童貞であったため、生まれ変わるハメになった。
ショート物書くのタノシw
** 964 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/07(佐賀県警察) 23:13:05.06 SufvEwGn0
「俺は男をやめるぞ!ジョジョーーーーッ!!!」
声がした方を振り返る。てか誰がジョジョだよ。
ところが振り返った先にいたのはどう見ても俺。
目を覚ましたとき、やっぱり男やめてた。
終わり
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