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*** 198 名前:夏輝(74)の人 ◆Pu1E589.Z6 投稿日:2006/10/04(水) 23:41:47.30 L8udbEjz0
「女の子の嫉妬ってさ、醜いよね、アハハハハ。」
笑い声、これは俺の笑い声。
周囲には数人の女子、俺は放課後。物置に呼び出された。
用件は至って簡単なものである。
【あんた最近やけに朝倉君と仲良しよね。何?誘惑した訳?】
【ちょっと可愛くなっただけで調子に乗らないでよね】
ま、要するに嫉妬、醜い人間の感情である。
「ッ!・・・・な、何よ!あんた喧嘩売ってるの?」
少し女子達が後ずさったが、少し気の強い女子が強気な口調で前に出る。
「別に売ってるつもりはないよ。ただ貴女達が物凄く醜くて吐き気がするって言いたいだけ」
フフフフフ、と不気味に笑う。正直さっきから何かが疼いて仕方がない。
「ク!・・・ふ、フン!これを見てもそんな態度で居られるかしら?」
突然女子の一同が不適に笑う。それと同時に部屋の影が、二つ増えた。
「ほう。」
現れた二つの影は、千夏とリーダー格らしき女だった。見ると、女は千夏の首元にナイフを押し当てている。
「フフフ、どう?貴女が少しでも動いたら、この子の首元はバッサリ」
女達は、勝ち誇った笑みを浮かべる。
*** 201 名前:夏輝(74)の人 ◆Pu1E589.Z6 投稿日:2006/10/04(水) 23:49:14.57 L8udbEjz0
ハァ。
何て阿呆だ。阿呆だとは思っていたけれど、此処までだとは思わなんだ。
「貴女達って馬鹿?その腐った脳に虫でも湧いてるの?」
クスクスクスクスっと忍び笑い。笑いを抑える事ができない。
「な、何よ!いい?貴女がちょっとでも動いたらこの子は──」
「だったら、やってみろよ。」
言葉を遮りながら、近づいていく。
「な、!う、動かないで!本気で斬るわよ!?」
逆にうろたえる女共。やるなら早く斬れよ、阿呆。
「斬るなら早く斬れよ。尤も、斬った瞬間に貴様の体は吹っ飛ぶがな。」
「───ッ!」
俺の言動に気圧される女、ナイフが手から落ちる。
何だ、本気じゃあなかったのか、つまらないな。噴水のように血をだしてくれれば良かったのに。
そんな事を思いながらも、近づくのをやめない。
「ヒッ!」
一人の女が少し、悲鳴をあげる。
さらに近づく。近づく。近づく。
宛らその足音は死神の鎌を連想させるだろう。
*** 204 名前:夏輝(74)の人 ◆Pu1E589.Z6 投稿日:2006/10/04(水) 23:58:53.24 L8udbEjz0
あまり黒くないなあ
────
さらに近づいた所で歩を止める。リーダー格の女が真正面に居るからだ。
「フン、あまり調子に乗らないでよね。」
うるさいなあ、俺はただ深紅のものを見たいんだよ、邪魔するんじゃねえ。
「貴女達!こいつを捕まえな」
その言葉は最後まで綴られる事はなかった。
何故なら、
「ア・・・?」
俺の拳がこいつの顔面に食い込んだからだ。
歯が数本折れ、血が拳に付く。
それを舐める俺、ヒッと悲鳴をあげかける女達。
まだ、足りない。もっと血を出してくれなきゃ。
「あ・・・へ・・・?」
何をされたのか分からないのか、間抜けな声をあげるリーダー格の女。
えーと、一番血が出る所って何処だっけ?
そんな事を思案しながら、リーダー格の女の手をとり、
「あ?あ、あああああああああああああああああああああ!!!!!」
生爪を、容赦なく剥がした。
響く絶叫、指から滴り落ちる血痕。
体が疼く。
「アハハハハハハ、もっといっぱい血を出してね♪」
「もう、許して・・」
「もう?まだ生爪を剥がしただけじゃない、まだまだこれからよ」
「嫌・・・いやああ・・・」
*** 211 名前:夏輝(74)の人 ◆Pu1E589.Z6 投稿日:2006/10/05(木) 00:23:33.02 JyZH86ir0
誤字発見。(体を疼く→体が疼くに脳内変換してください)ってかもはやスレ違いだよね、これ。
───
ゴス、ガス、ゲシ
どれくらいの時間が経ったのだろう、血を出させる事に夢中だったので、あまり時間の感覚がない。
覚えているのは、女の絶叫と滴る血痕だけ、女の絶叫は、もはや聞こえなくなってきたが。
リーダー格であろう女の顔は、酷い状態になっていた。
歯は殆ど抜け落ち、口や両の頬は腫れ、醜い肉の塊と化していた。
「あらあら凄い顔になっちゃたねー」
笑いながらも女の胃の辺りを思いっきり足蹴にする。
「グベアっ!」
奇声をあげながら、血反吐を吐く。
だがその口からはもう殆ど胃液しか出なかった。これ以上やっても時間の無駄だろう。
口からはヒュー、ヒュー、と時折呼吸している音が聞こえるので死にはしないだろう。
「今日はこれまでにしようか。あんまり出すと壊れちゃうからね、アハハハハハ」
指に付着している血を舐める。口中に鉄の味が広がった。
「さて、と」
視線を肉の塊から部屋の隅に向ける。
そこには、隅っこに座り、怯え、震えている女が居た。中には失禁しているものも居た。
「お馬鹿さん♪さっさと逃げればよかったのに」
クスクスっと笑う。本当に馬鹿だ。
「逃げれば、あんな風にならずに済んだのにね。」
アハハハハハ、おかしい。おかしくて笑いが止まらない。
「い、嫌、許して、お願い酷い事しないで・・」
ガチガチと歯を鳴らしながらも、ようやく搾り出す声。
「フフフフフ。可愛いね」
極上の笑みを作り、女に近づく。
その笑みに安心したのか。女は少し頬を緩めた。
*** 212 名前:夏輝(74)の人 ◆Pu1E589.Z6 投稿日:2006/10/05(木) 00:24:16.43 JyZH86ir0
アハハハハハハハハハハ。
「可愛いから、ご褒美をあげるね♪」
「?」
女は首を傾げていた。
その女の肩口に思いっきり、右手に持っていたナイフを突き立てた。
「い、ああああああああああああああああああああ!!!!」
ザシュっと音と共に零れる血と絶叫。ナイフを抜くとクグモッタ声と血が溢れてきた。
「アハハハハハまだ時間はあるから、」
だから。
「もっと私は楽しませてねアハハハハハハハ!」
笑いが止まらない。笑いながら、女にナイフを突き立てる。
溢れる血と絶叫、笑い声。血を摂取する、鉄の味が広がる。美味だ、けど足りない。もっと欲しい。
さらにナイフを突き立てる。
「アハハハハハハ!アハハハハハハハハハハ!!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
溢れる血を舐めながら、私の笑い声は絶える事なく、響いていた。
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