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*** 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/09/16(土) 23:35:32.69 W+3RvJz70
爆撃開始。
~ ~ ~
俺は姉貴の腕を思いっきり掴む。
姉貴は驚いて、俺の顔を覗き込んだ。
「あ…」
「……なにしてんの」
俺は思いっきり睨んでみるが、姉貴には効果がないようだ。
一瞬驚いた表情を見せるが、すぐにいやらしい笑みを浮かべた。
「そんな頬染めた可愛い顔で睨まれてもね~♪」
「…」
確実に遊ばれていると思うと、悔しい。
時間はまだ6時45分を過ぎたところだ。
まだ眠気が抜けていないようで、俺はまた横になる。
「変なことしてないで、自分の部屋へ戻れよ。俺はまた寝る、起こすな」
「はいは~いっと、しょうがないから私も寝る」
*** 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/09/16(土) 23:37:12.38 W+3RvJz70
>>26
――バタン
今日は土曜日。
そういえば母さんと姉さんと一緒に買い物に行く予定だったか。
女物の服…か。この先そういうのを着る事になるのかと思うと、やはり…な。
とりあえず、俺は目を閉じてもう一度眠りにつこうとする。
「お~い褌貴~、起きてるか~!」
外から男の声が聞こえる。
…優(すぐる)か? 優は俺の友人の名だ。
優とは小学の時からの知り合いで、付き合いも長い、つまり幼馴染だ。
奴は男の俺から見てもかなりカッコイイと思う。――俺の今は女だが。
彼女もいるし、勉強もそこそこ。スポーツも出来るのだが、部活には入っていない。
本人曰く"遊びたいから"だそうだ。
……そんなことよりも、まさかあいつが訪ねてくるとは思わなかった。
しかもこんな朝早くに。まだ七時にもなっていないぞ?
「起きてる訳ねぇか」
「…(出て行こうか、行くまいか)」
起きているのだが。
そういえば優は早朝ランニングが日課だと言っていたな。
*** 28 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:38:23.51 W+3RvJz70
>>28
「朝っぱらから大きな声を出すんじゃない」
といって、俺は窓をあけてバルコニーに出る。
そこには紫のジャージ姿をした俺の親友、優がたっていた。
軽く汗をかいているようで、どうやらランニングの途中らしい。
「お~、褌貴! 先生の言ってたことは本当だったんだなぁ~。うはwww色っぽいwwww」
俺の姿をみて優は涎をたらしてやがる。汚い。
そういえば今の俺の格好はパジャマとボクサーパンツを履いてるだけだったか。
だがしかし…
「俺は男だぞ」
「…うっ、それ言われると。……いやいやいや、もう女だろ!?」
やれやれ、俺がこんな姿になっても奴のノリは変わらないらしい。
でもそれがとても嬉しく思え、そして安心できた。
…姉貴がああなってしまったから尚更だ。俺の顔からは自然に笑みがこぼれた。
「はは、元気そうじゃねぇか~。月曜から学校来れるんだろ?」
「ああ、問題ない」
「みんなも待ってるからな、っと…そろそろ行くわ、じゃな!」
「ああ」
背を向けて走り出し優は俺に手を振る、俺もそれに軽く手を振って返す。
親友というのはいいものだな。心のそこからそう思う。
俺は軽く背伸びをして、自分の部屋に戻った。
*** 29 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:40:46.96 W+3RvJz70
やべ、間違えた。>>27 >>28
「今日優君が来てたみたいね」
リビングで朝食をとっていると、母が切り出してきた。
「うん、相変わらずだったよ」
「あらあら、嬉しそうな顔しちゃって」
「…え、そんな顔してる…?」
色々と会話をしているなかで、買い物は午後からということに決まった。
そういえば…女の買い物は大変だと、いつか父さんが話していた。
実際、姉貴や母さんが買い物から帰って来た時は物凄いことになっていたのだ。
隣では父さんが疲れ切った顔で立っていたのを思い出す。
…女というのは皆が皆そうなのだろうか。
「褌貴~、それが終わったら私の部屋に来てちょうだい」
「なんで」
「私の服、貸してあげる。まさか昨日みたいな格好で出掛けるつもり?」
俺は視線を落とし、自分の格好を見る。
寝間着はこれ。そして普段着は全部、女が着るようなものではない。……覚悟を決めるしかない。
「わかった」
「じゃ、待ってるからね~」
そういって姉貴は階段を上がっていった。
それを見送った後で俺はため息をついた。
女になって初めての外出だ、やはり不安になる。
「ごちそうさま」
アイスコーヒーを飲み干し、俺は姉貴の部屋へ向かった。
*** 30 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:42:48.20 W+3RvJz70
>>29
――コンコン
「姉貴、入るぞ」
「はいはいどうぞどうぞ」
――ガチャ
姉貴の返事を確認すると、俺はドアを開ける。
部屋の中は散らかった様子もなく、とても綺麗なものだった。
机の上や、本棚の中も整理整頓されスッキリしている。
流石は女の部屋というか、俺の部屋とは大違いだ。
「ほら、つったってないでこっち来なさいよ」
姉貴の近くまで来ると、姉貴はベッドの上を指差した。
そこには白のワンピースと下着が用意されていて、ワンピースのほうはあまり使われていないのか。
きれいなものだった。しかし……
「こ……、これを俺に着て行けと?」
「うん!!」
恐る恐るそれに手を伸ばし、とりあえず持ってみる。
……まぁ悩んでいても仕方がない、俺は傍に置いてあった下着も持って部屋を出ようとする。
*** 31 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:44:03.64 W+3RvJz70
>>30
「こらこら、どこいくの~。ここで着替えてよ~!」
「ことわる! 自分の部屋で着替える」
言い残して俺はさっさと自分の部屋に戻り、そして鍵をかけた。
「あ~! また鍵掛けた!」
ドンドンとドアがうるさいが、気にしないようにする。
早く着替えてしまおう。
俺はパジャマを脱いで、下着を手に取る。
「え~っと、……」
そういえば俺は下着の付け方なんて知らない。
……どうしようか? 姉貴に頼るか、という考えも出たが危ないのでこれはなし。
母さんに頼るしかないか。そう思い、俺はドアのほうへ歩き出した。
「ブラはこうやって…………よし、わかった?」
背後には姉が立っていた。
…どうやって入ってきた? ドアをみると、いつの間にか鍵ははずされ
ドアもギィィ…と音を立ててあけられていた。
「…わかったけど、出て行ってくれ」
*** 32 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:45:41.37 W+3RvJz70
>>32
何とか着替えを済ませる。
しかし姉貴にも困ったもので、着替えの最中にもちょっかいを出してきた。
ここではあえて言わないことにする。
「…ふぅ」
午前はやることがない。
~♪♪~~♪♪♪
携帯がなっている。メールが届いたようで……これは、優からのようだ。
『件名:
本文:今日暇か? 久しぶりに賢介や翔太誘ってゲーセンいかね?』
ふむ、遊びの誘いのようだが。あいにく今日は予定がある。
俺は素早く指を動かし、返信した。
『件名:
本文:すまん、今日は用事がある』
これでよし。
携帯を閉じ、机に置こうとしたところでまた携帯が鳴った。
確認するとまた優からのようだ。
*** 34 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:47:07.45 W+3RvJz70
まただ。>>31 >>32
『件名:
本文:何があるんだ?』
『件名:
本文:買い物だ。母さんと姉貴と行くことになってる』
『件名:
本文:そういうことな。おk、把握した』
それっきり、メールを送ってくることはなくなった。
時計を見ると、まだ10時過ぎたところ。
どうやって時間を潰すか…。考えてみたが、やはりやることはただひとつ。
*** 36 名前:>>112 投稿日:2006/09/16(土) 23:48:18.19 W+3RvJz70
>>34
「PCだな」
机に向かい、PCの電源を入れるとブゥゥン……と音を立てた起動される。
PCをしている間は時間を忘れられる。
暇なときは昼寝、よほど退屈なときはPCをつけるようにしている。
もっとも、ネット繋いで見に行くところといえば2chくらいなのだが。
2chの中のニュー速VIPをクリック。
変わり者の多いこの板だが、何気に才能ある奴らが多いと思う。
まぁその才能をここで無駄遣いしているわけだが。
専用ブラウザギコナビを使い俺はスレを見て回る。と、そこで気になるスレを発見した。
『15、16歳までに童貞を捨てなければ女体化する世界』
俺はスレを開いてみる。
そこに書き込みされているのは、女体化した人達の体験談だ。
笑えるものから泣けるもの、ちょっと恥ずかしいものや鬱になるものまで、多種多様に及ぶ体験談。
俺は母さんに呼ばれるまでず~っと、このスレを読み続けた。
なかなか面白い。
「褌貴~、ご飯食べちゃいなさいね~」
母さんの声だ。時計を確認すると12時を十分過ぎたところ。
俺は返事をすると、電源を切って自分の部屋をあとにした。
*** 317 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:25:23.87 TyJfGVU/0
そういえばトリップってつけたほうがいいのか?
↓ 投下
母さんと姉貴に急かされ、俺は急いで昼食を片付ける。
歯も磨き終わり、準備が出来たというのに姉貴と母さんがまだだ。
「…あんなに急がせておいて、自分達はそれか」
玄関のところで腰を下ろし、二人が来るのを待つ。
五分ほどして母さんが来た。
しかし姉貴はまだこない。…女というのは、こんなものなのか??
「おまたせ~、さ…いこ!」
やっと来た姉に腕を引っ張られ、俺達は家を出た。
母さんはそんな俺と姉貴を見て、ニコニコしている。
いやコイツを止めてくれ母上。
*** 318 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:26:42.77 TyJfGVU/0
とりあえず俺たち三人はデパートやショップを見て回る。
>>317
姉貴や母さんにいろんなものを勧められるが、女物の服のことはよくわからない。
そんなわけだから、適当に返事をして適当に買っていく。
下着はサイズがわからなかったので、スリーサイズを測ってもらうことにした。
とりあえずそれにあった下着を選び、これも買い。
「あと黒の下着もね」
「まて」
「あらあら、褌貴ちゃんこれなんてどうかしら?」
「母さん、そんなきわどいものは嫌だよ」
「はい、猫耳!」
「どこから持ってきた」
と、わけのわからないものまで持ってこられることもあったが、何とか必要なものは買い揃えた。
買い揃えたのだが、その後も二人があれこれ買うものだから、荷物の量が半端じゃない。
二人の異様なテンションに圧されながらも、この後一時間もそれに付き合わされることになる。
*** 321 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:30:28.26 TyJfGVU/0
>>319
同じく。
わけわからなくなってきたら無理やり完結させようかとwwwwww
>>318
「はぁ…疲れた…」
帰り道、俺の両手は荷物で一杯だった。
男の頃はもっと軽く感じたのだろうが、今は妙に重く感じる。
当たり前のことなのだろうが、筋力も落ちているようだ。
それはそうと、俺の持つ荷物のほうがやたら多いのは何故だろうか。
「ん、どうしたの~?」
「うふふ、ほら褌貴ちゃん早く帰りましょうね~」
「……はぁ」
俺は大きな溜息をつくと、早足で家に向かった。
「ちょっと、どうしたの褌貴~?」
「早く帰りたいだけだ」
*** 322 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:31:21.86 TyJfGVU/0
>>321
家についたのが三時ごろだった。
母さんと姉貴は満足そうな顔をしていたが、俺はつかれきっていた。
そんな俺をみて、父は"お疲れ"と言ってコーラをくれた。
以前の父の気持ちがわかったような気がする。
「ハハハ、大変だっただろ」
「あぁ、あそこまでヒドイとは思わなかったよ…」
リビングでぐったりしながら、俺はその時のことを父に話した。
それにしても、お金を結構使っていたと思うのだが今月は大丈夫なのだろうか?
「あぁ安心しろ。母さんがコツコツ貯めたお金だ。生活費からとったわけじゃない」
「…へぇ。……ふわぁぁ……ん~」
*** 323 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:32:51.83 TyJfGVU/0
>>322
「寝るか…」
晩飯まではまだ時間がある。
それに今日はやたら疲れたし、それまで寝ていようと思う。
そんなわけで鍵をかける。
姉貴は鍵を掛けても普通に入ってきてしまうから無意味なのだが、一応掛けておく。
ベッドに横になると余程疲れていたのだろう、俺はすぐに眠りに落ちてしまった。
…………
……
…
~ ~ ~
「ん……ん?」
俺が起きたの夜中の2時半。
どうやらかなりの時間眠っていたようだ。
…しかし、これといってすることがないし、何とか眠ろうとするが…
11時間以上も眠っていたのだから、また寝るというのは難しい。
「はぁ……、あ」
そういえば姉貴から服と下着を借りたままだった。
*** 324 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:33:59.74 TyJfGVU/0
>>323
「まぁ、明日返せばいいか……………久しぶりに、ゲームでもしようかな」
部屋の電気をつけ、テレビとP○2を起動させる。
とりあえず台の上に重なっているケースを一つずつ確認する。
T○D2、○OS、R、L、Aとテイ○ズシリーズ、○拳5。デビ○ メイ クラ○。
隣にはPS用のものが重ねられ、ワイル○アームズ、F○、クロノクロ○、ト○ガーがある。
こうしてみるとRPGが多い。
俺はその中のワイルド○ームズを手に取り、ディスクを取り出す。
「……………ふむ、OP良いな、やっぱり」
これはシリーズ化されているらしいが、俺はこの1しか持っていない。
昔のゲームだが、このOPはやはり最高だと思う。
とりあえずデータはもう残っていないので、はじめから。
………………
……………………
…………………………
久しぶりにやるとつい熱中してしまう。
やはりグラフィックがあれだが、普通に楽しめる。
俺はどんどん進めていった。
*** 325 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:35:09.75 TyJfGVU/0
>>324
~ ~ ~
「ふわぁあ……ん~」
時計は7時半を指そうとしている。
とりあえず今日も褌貴の部屋へ行ってみよう。
私はそっと自室を出て、隣の褌貴の部屋の前に立つ。
「…?」
テレビの音が聞こえる。
もしかして起きているのだろうか?
静かに、少しだけドアを開けて部屋の中を確認してみる。
やっぱりテレビがついてる。
で、肝心の褌貴はというとテレビの前に座っている。
座っているのだけど、台にもたれかかっていて動く気配はない。
テレビに映っているのはゲーム画面のようだけど、これも動いていない。
「寝てる…」
静かに部屋に入り、ドアは閉めておく。
バタン…と、まぁ小さな音だったけど、褌貴の反応はない。
*** 327 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:37:17.49 TyJfGVU/0
>>325
私は褌貴の前に回りこみ、顔を覗き込む。
「…可愛い」
私はそっと褌貴の頬に触れてみる。
すべすべしてて、ちょっとぷにっとしてる。
口は半開きになっていて、なんとなく可笑しくなってくる。
テレビ画面に視線を向けると、……え~、これは確かワイ○ドアームズだったっけ。
大きな城下町で青い髪の少年が立ち止まっている。
…とりあえずセーブして、P○2とテレビの電源を切る。
そして部屋の電気も消す。…電気代勿体無いし。
「…すぅ…すぅ」
「………」
やっぱりこうしてると悪戯したくなってくる。
どうしようかな~と悩んでいると、褌貴はうっすらと瞼を開けた。
「ん……姉貴?」
「おはよう」
褌貴は軽く欠伸をして、目を擦る。
そして時計に視線を移していた。時計の針は7時50分をさしていた。
「ん~、腹減った」
「そうね、リビングに行きましょうか」
私たちは褌貴の部屋を後にした。
*** 329 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:40:43.36 TyJfGVU/0
>>326 乙。続き楽しみにしてるノシ
>>327
~ ~ ~
「ところで姉貴。何で俺の部屋にいたの?」
「え!?……あ、そうそう。なんかテレビの音が聞こえてきたからね、起きてるのかなって思って
ドアあけてみたんだけど、あんた寝てたじゃない?だからベッドに運んであげようかな~?
って考えてたら、丁度その時にあんたの目が覚めたわけ」
姉貴の早口が怪しい。
まぁしかし、何もされていなかったのだから……よしとしよう。
…けど流石にこう何度も入ってこられると今更ながら心配になってくる。
一階は静かだった。両親はどうやらまだ寝ているらしい。
リビングにつくと姉貴はトーストを二枚、たまごとコップを二つずつ取り出した。
「すぐ出来るから座っててね」
「うん」
椅子に腰掛け、コーヒーを入れる姉貴を眺めてみる。
こうしてみるとどこにでもいそうな女の子って感じがする。
*** 331 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:42:59.56 TyJfGVU/0
>>329
「ところでさ~」
「ん?」
フライパンを取り出しながら姉貴が話しかけてくる。
「その喋り方とか一人称何とかしたほうがいいよ~、もう女の子なんだからさ」
「え? あ…うん、そ、そうか。私…でいいのかな?」
(ニヤリ)「ん~、そうね。後は私呼ぶ時は姉貴、じゃなくてお姉ちゃん。はい言ってみて」
「え、え~と。……お、お姉ちゃん?」
(ククク)「そうそう、じゃあ今から私が言う言葉を復唱してみてね」
「わかった」
「『私はお姉ちゃんが大好きです』」
「…! …えっ…こほん、わ…私はお姉ちゃんが…だ、大好きです」
「『私はお姉ちゃんがいなければ生きられない淫r』「ち ょ っ と ま て」
「何言わせようとしてる」
その後姉貴は爆笑していた。
…またからかわれていたようだ。
だが姉貴の言うことも間違ってはいない。
いや『姉貴がいなければ~』ではなく、一人称のこと。
「まぁマジメな話、一人称は本当に何とかしたほうがいいよ~」
と、朝食の時に姉貴も言っていた。
*** 333 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 22:45:39.00 TyJfGVU/0
>>330 孔明氏の投下ktkr!! wktkなんだぜ?
よし、一旦きるぜ
>>331
さて、今日はどうするか。
必要なものは昨日買い揃えたし、今日は特に予定は入っていない。
――ピンポーン
「誰か来たみたいだ」
両親はまだ寝ている。姉貴は朝食終えるとそのまま二階に上がっていった。
俺はというと特にすることもないのでテレビをみていたのだが…。
…ここは俺が出るしかないか。
「はい」
――ガチャッ
「よう、褌貴」
「優か」
そこにたっていたのは私服姿の優だった。
「どうしたんだ?」
「おう、今日暇か? 暇なら遊びにいかねぇか?」
「あら、優くんじゃないの」
姉貴が階段から降りてくる。
右手にはアイスコーヒーが入っていたコップが握られていた。
*** 345 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 23:26:56.18 TyJfGVU/0
もうちょっと投下してから、俺は消えよう
>>333
「あ、美由貴さん。おはようございます」
そうそう、姉貴の名前は美由貴(みゆき)という。
姉貴は外面はよく、誰にでも優しく、時に厳しく接する。
良い人で通っている。
俺の親友の優や他数人の友人とも何度か会っていて、冗談を言い合う仲だったりもする。
「遊びに行くの? まぁ今日は特に何もないから行ってきたら?」
「まぁ、いいか」
「じゃ、褌貴借りていきますよ。ところで、ここ二日間のこいつはどうでした?」
「ええ、夜は凄いわよ~」
「おい…」
「え!?」
「この子感じやすくってね~、昨日なんか私の舌で何回もイっtt」
「適当なことを言うな。………お前も信じるな」
やつは涎をたらし、何かを想像している。
親友のナニを想像して何が楽しいか。
俺は優の頬を思いっきり引っ張ってやる。
「いひゃいいひゃいって!」
「まったく、変な想像するな」
俺は一度自室に戻り、適当な服に着替えると優を連れて出かける。
*** 346 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 23:27:56.02 TyJfGVU/0
>>345
「で、今日はどうする?」
「え、どうするってお前…えへへ」
「いい加減にしろ」
「すまん。そうだなぁ~、久しぶりにゲーセンにいってみるかww」
「あぁ、そうするか」
俺達はゲーセンに足を運んだ。
*** 347 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 23:28:45.79 TyJfGVU/0
>>346
~ ~ ~
褌貴の奴…めちゃくちゃ可愛くなってる。
オレはチラリと褌貴を見てから、すぐに視線を前に戻した。
身長はあまり変わってはいないようだ。
男の頃のコイツの身長は160とちょっと、女になっても身長は変わってないように見える。
胸は……あるあるwwww と、いかん取り乱してしまった。
髪も長くなっていて、もうどこからどうみても女の子だ。美少女だ。
美少女だけど、こいつにはそんな自覚は全くないんだろうな。
「…あ、また負けた……」
褌貴のやつはゲームに夢中になっている。
オレはただ画面と褌貴を交互に見ているだけだった。
それにしても、相変わらずコイツは格ゲーは苦手らしい。
勝った数よりも負けた数のほうが多いじゃねぇか。
なんて考えていると、いきなり褌貴がこっちを振り向いてきた。
「どうした、さっきから静かだけど」
「ん、ああ、いや。お前さっきから負けてばっかりじゃねぇか」
「…う、うるさいな。これから勝ちに行ってやるさ」
*** 348 名前:>>112 投稿日:2006/09/18(月) 23:29:51.18 TyJfGVU/0
>>347
普段のこいつはとにかく落ち着いていて
勉強もスポーツもそつなくこなしている。
成績は中の中。スポーツも中の中。決して下手ではないし、ずば抜けて上手いというわけでもない。
友達もそこそこいて、まぁどこにでもいる男子学生って感じだ。特に目立つやつじゃない。
今目の前のコイツも、落ち着いているようにみえるが実際はどうなんだろうか。
やっぱり驚いただろうか。不安だろうか。それとも、もうこの現実を受け入れてるのだろうか。
「なぁ、優」
「…ん?」
「お前は、変わってくれるなよ」
「はい?」
「普段どおりにしろって言ってるんだよ。お前がそんな静かだから、調子狂うだろう。
もっと馬鹿みたいに騒いで、笑って、…それで、これからも俺の親友でいて欲しい」
画面を向いたまま、褌貴はいつものような声は女だが静かな口調でオレに言った。
「褌貴…。…ぷっ、はははははは!」
「な、わ、笑うな!」
「はは、いやスマンスマン。お前からそんな言葉聞けるとは思わなかった」
クールな奴だとは思っていたが、まさかこんなことを言ってくるとは思わなかった。
やっぱり不安なんだろう。なら、周りの奴らがこいつを支えてなくちゃならない。
もちろん、オレもこいつを支えていってやるつもりだ。
「これからも親友でいてくれ? んなの、当然だろうが! さ、昼飯食いに行こうぜ!」
「ああ」
女になってもこいつはこいつだな。やっぱり。
*** 349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/09/18(月) 23:35:39.12 TyJfGVU/0
今日はここまで
あ~かなり長いわコレ。
ところで
↓
テレビ画面に視線を向けると、……え~、これは確かワイ○ドアームズだったっけ。
大きな城下町で青い髪の少年が立ち止まっている。
…とりあえずセーブして、P○2とテレビの電源を切る。
そして部屋の電気も消す。…電気代勿体無いし。
「…すぅ…すぅ」
「………」
やっぱりこうしてると悪戯したくなってくる。 私は……
1.褌貴の身体を弄ぶため、彼女をベッドに寝かせて縛った。
2.風邪を引くといけないから、ベッドに横たわらせタオルケットをかけてあげた
↑
書いてる途中でこんな選択肢を思いついたんだ。ま、中身は考えてないけどな
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