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常位胎盤早期剥離

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常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)

  • 出産前、まだ赤ちゃんが子宮の中にいる状態で胎盤がはがれてしまうことを常位胎盤早期剥離とよびます。
  • はがれた面積が少ない場合は赤ちゃんへの影響は少なくてすみますが、広い範囲ではがれると赤ちゃんへの酸素と栄養の供給が止まってしまいます。
  • はがれた面積が少ないときは切迫早産と間違えやすいので注意してください。
  • 胎盤がはがれると出血したり、子宮壁と胎盤の間に胎盤後血腫(たいばんごけっしゅ)とよばれる血の塊ができます。
  • 胎盤後血腫が原因でお母さんの血液状態が変化してDICという危険な状態になることがあります。
  • 全妊娠の1%ほどの確率で常位胎盤早期剥離になるといわれています。
  • 常位胎盤早期剥離になると、次の妊娠をしたときにまた常位胎盤早期剥離になる確率が高くなります。

症状

  • 下腹部の激痛
  • 子宮内の出血の増加によりお腹が硬直する
  • 出血や痛みによるショック
  • 胎動がなくなる
  • 出血

対応

  • 超音波検査、赤ちゃんの心拍確認、血液検査を行います。
  • 出血によるショックやDICに対する治療が優先されます。
  • 帝王切開をおこない、その後止血します。

死亡率

  • 母体死亡率:10%程度
  • 胎児死亡率:60〜80%


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