■ 銀河鉄道999内に登場するフレーズとしての認知度 ■
◎ 漫画版の「アンドロメダ編」と「エターナル編」
銀河鉄道999には通称「アンドロメダ編」と通称「エターナル編」がある。
「アンドロメダ編」は昭和に制作されたものであり、
多くの人が999と聞いて思い浮かべるのはこちらだろう。
一方の「エターナル編」は1996年に連載が始まった第2部。
こちらはあまり有名とはいえず、問題のフレーズは「エターナル編」の第1話が初出。
◎ 「エターナル編」の劇場版
1998年公開の劇場映画「銀河鉄道999~エターナル・ファンタジー~」
こちらも知名度は高いとはいえない。
ただし、この映画の予告編やテレビ・ラジオCMには、
「時間は夢を裏切らない」というフレーズがしっかり用いられている。
http://www.galaxyrailway.com/ge999/station/movie-theater/eternal999/index.html
また、THE ALFEEが歌うこの映画の主題歌「Brave Love」には、
「未来はけして君を裏切らない」というフレーズがある。
映画公開前後の一時期ではあるが、
「時間は夢を裏切らない」というフレーズは、
THE ALFEEの主題歌と併せてテレビやラジオで流れていた事は確か。
よって、かなり多くの人が、一度は目にしているはずである。
このフレーズに共感や感銘を受けず、
999やアルフィーに全く興味を持っていないなら
一度くらい目にしても意識的な記憶にまではとどまらないものである。
しかしながら人間には、一度でも見たことは、たとえ自覚していなくても、
無意識的な記憶にどんどん蓄積してしまうという特性がある。
そしてあるときふとしたきっかけから、それが思い出されることがある。
その際、過去に見たことがあるという点には気付かず、
自分独自の考えだ、と勘違いしてしまうケースはありふれている。
【参考】栗原潔のテクノロジー時評Ver2
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2007/03/vs_6f04.html
・往々にして創作活動をしていると無意識下で模倣してしまうということはあるのは確かでしょう。
ちなみにTHE ALFEEの「Brave Love」はオリコン初登場9位で20万枚程度を売り上げている。
■ 松本零士のスローガンとしての認知度 ■
「時間は夢を裏切らない」は、講演会のタイトルをはじめ、
松本零士が各所で頻繁に用いているスローガン。
TVや雑誌インタビューでも毎回のように用いている。
◎ 「プロジェクトX」でも
NHKの人気番組「プロジェクトX」に松本零士氏が出演した際にも、
「時間は夢を裏切らない」と発言
http://homepage1.nifty.com/sagi/projectx.html
◎ 自己啓発書にも掲載
「17人の座右の銘」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4877711279.html
■ まとめ ■
誰もが知る有名なフレーズ、とは言えないのは確か。
松本零士ファンであっても、コアなファンじゃないと知らないかも。
しかし、たとえ覚えていなくても、
どこかで一度は目にしたことがあっても不思議ではないのかもしれない。
なお、このフレーズの認知度は
問題の本質とはあまり関係がないことは付け加えておく。
認知度が高いか低いかは、
槇原が知っていた可能性が高いか低いかの目安にしかならない。
知ってる人が少なければ盗作にならないわけではない
■ 「槇原が知らないわけがない」 その真意は? ■
ちなみに、松本側の言い分「槇原が知らないわけがない」は
・世間の認知度なんて関係なく「槇原が(パクっておいて)知らないわけがない」
・(広く認知されたフレーズだから) 「槇原が知らないわけがない」
の2通りの解釈が可能。「週刊ポスト」の2006年10月23日(月)発売の号によると、
「こんなに似ているわけだから、知らないはずがない」が真意らしい。
当初、スポーツ新聞が
「私のスローガンのような言葉。ファンにはなじみ深い。
彼が知らないわけがなく、勝手に使うのは盗作」
のような書き方をしたために、「有名だから知らないはずがない」
と解釈した人が多かったが、これは誤解を招く書き方をした
記者の責任と言えるかもしれない。
もっとも、こんなに似ているからといって、
知らないはずがないと言ってしまうのは印象が良いものではないかもしれないが。
◎ 漫画版の「アンドロメダ編」と「エターナル編」
銀河鉄道999には通称「アンドロメダ編」と通称「エターナル編」がある。
「アンドロメダ編」は昭和に制作されたものであり、
多くの人が999と聞いて思い浮かべるのはこちらだろう。
一方の「エターナル編」は1996年に連載が始まった第2部。
こちらはあまり有名とはいえず、問題のフレーズは「エターナル編」の第1話が初出。
◎ 「エターナル編」の劇場版
1998年公開の劇場映画「銀河鉄道999~エターナル・ファンタジー~」
こちらも知名度は高いとはいえない。
ただし、この映画の予告編やテレビ・ラジオCMには、
「時間は夢を裏切らない」というフレーズがしっかり用いられている。
http://www.galaxyrailway.com/ge999/station/movie-theater/eternal999/index.html
また、THE ALFEEが歌うこの映画の主題歌「Brave Love」には、
「未来はけして君を裏切らない」というフレーズがある。
映画公開前後の一時期ではあるが、
「時間は夢を裏切らない」というフレーズは、
THE ALFEEの主題歌と併せてテレビやラジオで流れていた事は確か。
よって、かなり多くの人が、一度は目にしているはずである。
このフレーズに共感や感銘を受けず、
999やアルフィーに全く興味を持っていないなら
一度くらい目にしても意識的な記憶にまではとどまらないものである。
しかしながら人間には、一度でも見たことは、たとえ自覚していなくても、
無意識的な記憶にどんどん蓄積してしまうという特性がある。
そしてあるときふとしたきっかけから、それが思い出されることがある。
その際、過去に見たことがあるという点には気付かず、
自分独自の考えだ、と勘違いしてしまうケースはありふれている。
【参考】栗原潔のテクノロジー時評Ver2
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2007/03/vs_6f04.html
・往々にして創作活動をしていると無意識下で模倣してしまうということはあるのは確かでしょう。
ちなみにTHE ALFEEの「Brave Love」はオリコン初登場9位で20万枚程度を売り上げている。
■ 松本零士のスローガンとしての認知度 ■
「時間は夢を裏切らない」は、講演会のタイトルをはじめ、
松本零士が各所で頻繁に用いているスローガン。
TVや雑誌インタビューでも毎回のように用いている。
◎ 「プロジェクトX」でも
NHKの人気番組「プロジェクトX」に松本零士氏が出演した際にも、
「時間は夢を裏切らない」と発言
http://homepage1.nifty.com/sagi/projectx.html
◎ 自己啓発書にも掲載
「17人の座右の銘」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4877711279.html
■ まとめ ■
誰もが知る有名なフレーズ、とは言えないのは確か。
松本零士ファンであっても、コアなファンじゃないと知らないかも。
しかし、たとえ覚えていなくても、
どこかで一度は目にしたことがあっても不思議ではないのかもしれない。
なお、このフレーズの認知度は
問題の本質とはあまり関係がないことは付け加えておく。
認知度が高いか低いかは、
槇原が知っていた可能性が高いか低いかの目安にしかならない。
知ってる人が少なければ盗作にならないわけではない
■ 「槇原が知らないわけがない」 その真意は? ■
ちなみに、松本側の言い分「槇原が知らないわけがない」は
・世間の認知度なんて関係なく「槇原が(パクっておいて)知らないわけがない」
・(広く認知されたフレーズだから) 「槇原が知らないわけがない」
の2通りの解釈が可能。「週刊ポスト」の2006年10月23日(月)発売の号によると、
「こんなに似ているわけだから、知らないはずがない」が真意らしい。
当初、スポーツ新聞が
「私のスローガンのような言葉。ファンにはなじみ深い。
彼が知らないわけがなく、勝手に使うのは盗作」
のような書き方をしたために、「有名だから知らないはずがない」
と解釈した人が多かったが、これは誤解を招く書き方をした
記者の責任と言えるかもしれない。
もっとも、こんなに似ているからといって、
知らないはずがないと言ってしまうのは印象が良いものではないかもしれないが。