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ヨーロッパのとある所で、たった一人はぐれてしまった受け。(殆んど言葉が通じない状況で萌えてください。)

「あれ、みんな……。……ここ…どこだっけ。」

雑貨店を夢中になって覗いているうちにどうやら置いて行かれたらしい。

「そうだ!携帯!……いやここ海外!」

口に出してみて置かれた状況を再確認し、眉が下がる。
薄情にも自分を置いていった友人たちに憤りつつ、通りの名でも見ればここがどこかわからないかと
試みるものの、英語ならともかくフランス語となるとお手上げと言うほかない。

「ホテルの名前、なんだっけ……。」

最悪、大使館に駆け込むのかなあ。でもホテルにも辿り着けないのに大使館になんか辿り着けないか。
ぼんやりとそんなことを考えながら道端にへたり込んでいると上から異国の言葉が降ってきた。
見上げると綺麗な金髪の青年が何事か彼に話しかけている。

地獄に仏とばかりに精一杯の身振り手振りと片言未満のフランス語でで友人とはぐれてホテルに
帰れないことを伝えた。
伝えたつもりだった。

青年はにっこり笑うと彼の手を引いて立たせ、腰を抱いて歩き出した。
やればできると自身を新たにしている彼は、これから起こる出来事をまだ知らない。