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小学生からの幼馴染、27歳同士

「あれ?A?
どうしたんだよ。連絡もなしにいきなり。」
「やっ、久しぶりだね。」
久しぶり、どころか高卒以来、大学の時に一度会ったきりだ。それが、何の音沙汰もなく、ふらっとやって来て泊めてくれと当たり前のように言う。

小学校から高校までの幼馴染み。親友とまではいかないが、仲の良い普通の友達だと思っていた。
だが、七年前最後に会ったあの日は。
卒業以来の懐かしさに二人で酒を飲み夜中まで語り合い、ふっと訪れた数分の沈黙。
あれは特別な数分だった。なぜか、Aの存在が堪らなく愛しくなり、見つめ会う内に、ごく自然に口付けを交していた。慌てて酒のせいにしてそれだけに終わったのだが。


まだ独身だろ?
と、突っ込まれ、断る理由も見付からぬままAを家に入れた俺は、あの日ような沈黙が怖くてとりとめもなく喋り続けた。

そんな俺をしり目に、
「シャワー浴びてくる。」
と、Aは自分の家のように勝手に振る舞い、バスタオル一枚の姿でビールを片手に戻って来た。
ほんのりと紅く染まった白い肌が、眼にチラチラする。
その姿を凝視したまま、次に言う言葉が見付からないでいると、Aは俺の隣に座り込み、
「確かめに来たんだ。あの日の続きを。」
と、言うなり首に抱き付いてきた。

何も考えられなくなり、俺は、そのままAの躰を押し倒し口付けた。



「路に、迷ってた、んだ。あれ以来。ーーー来て、良かった。」
まだ、俺の躰の下で荒い息を整えながらAが言った。
「明日、荷物を持って来るね。この隣空屋だろ?もう、契約してきたんだ。」