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指舐め

校舎の屋上で、俺と高梨は5限のグラマーをサボっていた。
高梨は、屋上の入り口のドアのところにある段差に座りながら、誰かが置き捨てていったらしい
エロ漫画雑誌をどうでもよさそうにめくっていた。立って反対側からそれを覗き込みながら、
ふと思いついて俺は言った
「口でされるのって、どういう感じなんだろうな?」
「口でされる...?」
俺の言葉に、高梨はきょとんとした表情で俺を見上げた。
「フェラだよ、フェラチオ」
「ああ...そういう意味か」
なあんだという高梨の表情に、俺はちょっとむっとした。
「なんだよ、お前、興味ないのかよ...それとも、経験済みか?!誰だ?クラスの女か?!」
「女と経験なんかしてねえよ。興味も、ないわけじゃない」
経験無いという高梨の言葉に、俺はほっとした。
高梨は顔立ちの整った、穏やかな性格で、女子の間でも人気がある。ぱっと見はとっくに
童貞捨てていても不思議じゃないんだが、高校に入ってから始終つるんでいる童貞・
彼女いない歴=年齢の俺としては、敵わないのはわかっていても先を越されると面白くない
という複雑な感情を持たざるを得ない相手なのだ。
「...............るか?」
「え?」
疑問系の語尾にふと我に返る。
「ごめん、聞いてなかった」
「だから、『試してみるか?』って聞いたんだよ」
「誰が?!どうやって??!!」
「俺たちが。......指舐めたらさ、その感じでチンコ舐められてると思えば、どんな感じかは
わかるんじゃねえ?」
「そうか....そうかもな」
「やってみるか?」
「お、おう。頼む」
「じゃ、手を出せよ」
俺は妙にドキドキし始めた心臓の鼓動を「フェラの感触を味わうことへの期待」だと解釈した。
ワイシャツの腹のところでごしごしと拭ってから、自分の左手を差し出す。
高梨は、俺の左手を親指と人差し指、薬指と小指を軽く押さえるように両手で持ち、口を開けた。
ぱくりと咥えるかと思ったら、舌を伸ばしてぬろりと残った中指の腹に触れ、指先の方に一度舐め上げる。
ぞくりと、俺の下半身に何かが走った。
もう一度中指の腹にそっと舌を当ててから指先に移動させると、今度は昨夜切ったばかりの爪と指の間を
横にちろちろと舐め、それから改めて、舌全体を中指の掌側に当てるようにする。ぬらぬらな温かいものが、
吸い付くように中指にとりつき、指先に向かって動いていく。舌の先のほうにはちょっとざらつく感触があって、
それが移動していくのがわかる。
ざらつく舌先が指先に達するよりも早く、指の腹に高梨の下唇の内側の粘膜が触れる。舌先とは違う、
ただただ柔らかくぬめる粘膜がほんの数瞬与えた感触は、今までに感じたことの無いものだった。
....なんか変な感じがする。
見下ろした高梨の整った顔が、いつもと違って見える。俺の指を見ながら、口を開け、舌を差し出す表情が、
やけにエロい。目元がほんのり赤くなってるように見えるのは気のせいか?
俺の言う事を全然聞かないモノが、パンツの中で下を向いたまま段々固くなってくる。高梨の目の高さに近い
それに、高梨が気づかないでいてくれと祈りながら、俺は高梨がこれから何をしてくれるかを心臓をバクバク
させながら待った。

高梨はそんな俺の事情には気づいていないのか、俺の中指を舐め続けた。
指先に、ちゅっと吸い付くと、一瞬、指先が熱い粘膜に包まれる。けれど、すぐに唇は離され、外気が指に
ついた唾液から体温を奪う。
「もっと...」と思ってしまった俺の心の声が聞こえない高梨は、今度は中指と薬指の間、中指の側面に吸い
付いた。唇の粘膜を滑らせるように左右に動かし、不意に舌を出して指に絡ませる。握りこませていた指を
開かせると、指の股に舌を這わせる。
初めて感じるなんともいえないやるせないもどかしさに、俺は思わず言った。
「そこ、チンコにはねえんじゃね?」
「足の付け根とか、あるだろ?」
高梨は俺のほうを見もしないで言うと、いきなり俺の中指全部を口の中に咥えた。
唇の粘膜の輪が指の全周を柔らかく包み、その中で温かい舌が指に張り付き、吸い上げながら上下する。
その感触....!
もっとして欲しい。指だけでなく。

「ヤバイ...ヤバイって。コレ、気持ちよすぎる...」
言いながらも手を引けない俺の矛盾する気持ちを知ってか知らずか、高梨は口を開けて指を解放した。
左手をひっくり返し、掌をちろりと舐め、軽く唇を押し当てながら、高梨はそれを始めてから初めて俺を
見上げた。
「指なのに、そんな気持ちいいわけ?」
「...イイ」
「じゃ、交代な」
高梨はそう言って笑った。

差し出された高梨の右手を手に取りながら、今日一番鼓動を早くする俺の心臓。
秋の昼下がりの日差しの元で眩暈すら感じながら、何かとんでもないところに足を踏み入れようと
していることを自覚しながら、俺は高梨の指を自分の口元に導いた。