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指舐め

「あっ…、ん…」
下半身に与えられる快感に思わず身体を振るわせる。
すると首輪に繋がっている鎖がジャラと音をならした。
僕を拘束する鎖はご主人様に与えられたものだ。
鎖を意識するとさらに快感が身体中に駆け巡った。
「あぁ…っ」

「汚い…」
達した余韻に浸っていた僕の目の前にずいっと指を近づける。
僕が出した精液がご主人様の指に絡み付いていた。
それを躊躇せず口にくわえ、指の間に舌を這わす。
これは合図だ。
ご主人様が僕に抱かれたいという合図。
一通り指を舐めちゅっと音をさせて口をはなし、手首から肘にかけて唇を這わす。
「自分の精液を舐めるなんて、変態だな…」
ふっと鼻で笑い僕を見下ろす。
汚いものを見るような目付きだが、その奥に興奮の色が見える。
「ごめんなさい…」
言いながらご主人様の股間に顔を埋める。
そこは既に硬くなっており、少し触れるだけで上から吐息が漏れるのを聞いた。
ご主人様は求めているのが分かる。
この僕を求めているのだ。
僕は興奮に身を任せ、目の前の欲望にしゃぶりついた。

全ての行為を終えると、ご主人様は荒い息を吐きながら意識を失った。
意識を失わせるほど激しくしてしまったことに後悔しながら、謝罪の気持ちも込めて腹に出されたご主人様の精液を舐める。
臍の穴にも舌を突き入れ丹念に舐めとっているとご主人様の微かな声が聞こえた。
「……ごめ、ん」
僕に抱かれると必ずご主人様は意識を失いながらもこの言葉を口にする。

「…ごめん、……ごめんな…っ」
そう言うと、最後に掠れた声で僕の名前を呟いた。
ご主人様の身体は、震えている。

ご主人様は後悔していた。
僕の人間としての尊厳を、すべてを奪ったことに。
もしご主人様がいなかったら、僕は普通の社会人として生き、普通の生活を送っていただろう。
でも僕は後悔なんてしてほしくなかった。
だって僕は幸せなんだ。
ご主人様と出会えて、こんなに愛してくれて。
だから、
「泣かないで…」
頬を伝う雫を舌で掬いとった。