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高すぎる腕枕

「なーいいじゃん、してくれよー腕枕」
「は? 何で男のオマエなんかにしてやんなくちゃいけない訳?
つか、体格からして逆じゃね?」
「だって、お前の腕で眠りたいんだもん。うーん、何ていうのかなぁ、
『母性』っていうの? そういうの感じてみたいんだ。
そんで、子守唄歌ってもらえたらサイコーなんだけど」
「それだったら、自分のカーチャンにでもしてもらえ!」
「えーと……うちお袋いねーんだわ」
「あ」
「何つー顔してんだよ。もう昔のことだって」
「そっか。あの、悪かったな……」
「悪いと思うならさー、やってよ腕枕」
「わ、わかったよ! ……ほら」
「やったー!! いやー言ってみるもんだなー。
んー何か落ち着く、お前の腕……」
「い、言っとくけど、俺の腕枕は高いぞ! 某無免許医の手術より高い。
10億だ!! 子守唄はプラス5億で歌ってやってもいい。
代金は一生かけてでも払ってもらうからな!」

俺が照れ隠しにそう言うと、奴は何故か幸せそうに笑った。