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突然の雨×外に干された洗濯物

空が暗く、翳りだす。立ち込め始める、雨の匂い。
「しまった、このままじゃ…」
身体が、身体が、動かない。
「早く、屋内に、行かないと…」
「無駄だぜ。お前を守ってくれる優しいご主人様は不在だしな」
誰だ、遠い空から届く、熱く湿った声は。
「誰か、俺を」
「無駄だと言ったろう。まあそのままの格好で悪足掻きさせておくのも悪くない眺めだ」
せめてご近所の人が、いや確かそちらも一昨日から不在だったな。
「おや、随分と大人しくなったな。そんなことでは張り合いがないというものだが、では存分に濡らさせていただくとしよう」

雨の匂いが強く立ち込める。頬を濡らすのは雨か、涙か。