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水×乾燥剤

「共依存って知ってるかい?」
ゆっくり侵入していく俺の背を、なでながら、まっしろい乾燥剤は言った。全くコイツはどんなときでも上品ぶる。
きょういぞん?
「ニンゲンの言葉だろ。知るかよ」
ゆっくり、ゆっくり、俺は乾燥剤の、しろくてかわいた粒ひとつひとつにしみこんでいく。乾燥剤は、たまにふるっと震える。
おいおい、もっと派手に反応してくれないとつまらねぇんだけど。
「そう、ニンゲンの言葉だよ。自分と相手の区別がつかないっていう病気なんだけどね、」
まさか今この状況を例えてでもいんのかね?
気持ち強く押し込むとああっ…!とやっとやらしい声を出した。
「ん…で、自分と相手の…あっ…!
く、べつが、はっきりしないと、ニンゲンは…
うまく…っいかないらしいよ…」
はいはい、と俺は乾燥剤を揺さぶった。アンタ、なにが言いたいのか分かんないよ。
早くやらしい声だけあげる状態になっちゃいなよ。
「や…!あっ…!
あのね、僕が言いたいのはね…」
うるさい。俺は乾燥剤の口をふさいで、ひときわひどいように乾燥剤に侵入する。
黙れ。どうせ一回やったら、アンタも俺も、別のものになって、おしまいなんだから。
アンタと俺の境なんて、もうじき本当に無くなるんだから。
黙って、今はちょっとくらい楽しめよ。