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堅物優等生×不真面目チャラ男

「斉藤君。こんなところにいたのか」
「げ……」
「げ、じゃない。また音楽の授業をサボっただろ」
「あー、ほら。午後って眠くなんじゃん」
「音楽と言えど大切な授業だ。ちゃんと受けないといけない」
「頭かったいなー。だいたい委員長には関係ないでしょ」
「毎回先生にプリントを持っていけと言われるのは僕だ。関係なくない」
「そんなのいちいち渡してくれなくていいよ。委員長も大変でしょ」
「ダメだ。プリントには大切な連絡が書いてある。ほら、次回は歌のテストだ」
「そんなのなおさら出ねーよ」
「……斉藤君。少し気付いたんだが」
「なにー?」
「基本的に君がサボる授業は音楽が中心だ」
「あー?だってめんどくせーじゃん」
「次回は歌のテストだと言ったらなおさら授業に出たくないと言った」
「……だから何だよ」
「君は歌が苦手なんじゃないか?」
「……!」
「やっぱりか。いくら音痴だからと言って音楽の授業をサボるのはよくない」
「う、うるせぇ!音痴って言うな!」
「歌のテストまであと一週間ある。今日の放課後から練習すればまだ間に合う」
「何をいきなり……」
「練習に付き合うと言っている。僕は小さい頃に声楽を習っていたし、それなりにはアドバイスできるはずだ」
「な、お前は俺みたいな奴が嫌いなんじやねーの?なんでそこまですんだよ」
「さっきうろたえた君を見て不本意にも可愛らしいと思ってしまってね」
「可愛……!」
「ほら、可愛い。じゃあ、放課後音楽室で待っているよ」