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手を繋ぐ

「昨日の笑点見たー?」
「あー途中からしか見てねー。面白かった?」
「ばっかでーお前ー。すげー人生において損したぞ」
「そんなにも」

あー、なんかダメだ。こいつ上の空なんだもん。
俺の話つまんねーかなぁ?結構努力してるつもりなんだけどなぁ。
相槌打ってくれてるけど心ここに非ずって感じ?

あー、しかしキレーだなぁ。
睫毛長いし色白いし。思いきってコクッてよかった……けど…。
ほんとに俺のこと好きなのかな。お義理でOKくれたわけじゃねーよな?
だって付き合いだしてから手すら繋いだことねーんだぜ?

「聞いてる?」

あ、ちょっと驚いた。やっぱ聞いてなかった。ショック。
いやもしかして体調悪いとか?じゃあちんたら歩いてたらよくないよな。

………このタイミングなら手繋げる!かも?!

「……手」
「あぁ?お前手ー冷てーな。じゃあ熱はないか」
「………」

えーっと、俺ミスしました?やっぱ野郎同士で手繋ぐなんてキモイ?
いやいやいや、コクッた時「俺も」っつってくれたじゃん!

「たまにはいいじゃん。恋人同士だろ?俺ら」

あ、赤くなった。どうしよう、すげー嬉しい。