※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

警察官と893の許されざる愛

子供の頃は「一緒に警察官になろうな!」なんて話してたっけ。
いつも一緒に遊んで、勉強して、同じ高校入って、
大学は別になっちゃったけど、一緒によく遊んだよな。
ずっと「お互い立派な警察官になろう!」って
一緒に夢追いかけてきたはずだったよな。
なのになぜコイツは、こんな形で俺の前に現れる?
いつからだっけ、コイツとすれ違ったのは。
大学何年の頃だっけ?コイツが始めたヤバいバイトの件で喧嘩して、
あんまり連絡しなくなって…連絡しづらくなって。
コイツが大学辞めた事や、ヤバい仕事続けてる事とか
友達から聞いたのが最後、一切コイツの話聞かなくなった。
あれから何年だ?
なんでこんな姿で俺の前に現れるんだよ!
なんだよ、組同士の抗争って!
警察になる予定だったんじゃないのかよ!?
なんでこんな傷だらけになってるんだよ。


「…とりあえずもう帰っていいよ」俺は冷たく事務的に言い放った。
コイツはうつむいたまま動こうとしない、頼むから早く帰ってくれ!
コイツのこんな姿見たくないんだ。
小さな声が聞こえた。確かに「ごめん」って言ったよな。
俺は振り返って、コイツの顔を覗き込んだ。
あれ?泣きそう?大の大人が泣きそうになってんじぇねーよ!
俺のが泣きそうだっつーの。…よしもう誰もいないな?
そっとやさしく抱きしめてみた。
あー何て言ったらいいんだろ。
気の利いた言葉かけられる程できた人間じゃないしな。
「ごめん」もう一回聞こえた。
あ、もういいや。怒りとかどっか行っちゃうくらい嬉しいかも。
これしか思い浮かばないや。
「おかえり」

これからどうしよ。
まずコイツをあんなトコ足洗わせて…大変だろーな(はぁ)
もう一回勉強させて…現役離れてるから教えられるかな(はぁ)
俺の部下にさせて…は、まだ気が早いか。
とりあえず俺のワンルームじゃ狭いから広い部屋探さなきゃ…家賃高くなるなあ(はぁ)
あ、それよりコイツどうしよ。ずっと抱きしめてる訳にもいかないもんな。
離れ際って難しいかも。てか離したくないんですけど。
「!?」
あーもー全然ダメじゃん、俺って。
何でキスされちゃうわけ?普通俺からするもんじゃないの?
もう何でもいいや、コイツ帰って来たし。嬉しいから…