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のほほん社員×やる気が空回りバイトの子

社員は主任に怒られているバイトを見てまたかと思った。
やる気はあるんだけどねぇ。と思いながら三時のお茶をすする。
お客さんの目を引きたいと商品陳列をがんばったらしいが工夫しすぎて一つ取ったら雪崩が起きた。
幸いそれに引っかかったのは自分だったのだけれども。ちょっと痛かった。
うん、痛かったよ。それにびっくりした。

長い説教が終わってバイトが帰ってくる。僕を見て、泣きそうな顔をする。
「すみませんでした」
「まぁ、いいよ。死んだわけじゃないし」
「殺すつもりなんてありませんよ!」
あのさ、冗談なんだからそんなに真っ直ぐ受け止めなくても。
「お茶飲む?」
「いらないです」
「お茶請けはギコせんべいだよ?」
バイトが余計に泣きそうな顔をする。彼がさっきやらかした商品がこれだ。
「君が売ろうと頑張ってるから、買おうと思ったのにな」
「……先輩何考えてるんですか」
「半分くらいは君の事かなぁ。あと半分は、どうやって君を口説けばいいのかなぁって」
ぽかーんと口を開けている姿が可愛らしい。
「とりあえず餌付けしようかと思ってね。ほら、お茶入ったよ」
「……ありがとうございます」
「下心100%入り。よく味わってね」
赤くなってうつむきながらバイトはお茶を飲んでいる。
「あの、先輩。俺、多分もう落ちてると思います」
しおらしい事を言うので、僕は彼の頭をなでてやった。
ついでに誰もいないのをいい事に唇を奪う。

バックヤードでこんな事が起きてるなんてお客さんは思ってもいないだろうなぁ。
あ、僕の彼の初々しい様子は見せないよ。僕のものだからね。