毒舌×毒舌
頭打った。目からお星様。
あっ願い事言わなきゃ。死ね死ね死ね。
がっついてるヤツはこれだから困る。クソ野郎。
でもって思った事を、素直に口にしてやった。
まあ予想通り、クソ野郎は拗ねました。
そして、俺のナニを握り締めましたとさ。……それは予想外だ。
「いだだだだ!!」
「あれ、ちゃんと神経あるのね。
にぶいのは口とアタマだけですか」
「つーか死ねおまえ。殺すぞ。ていうか離せ。死ぬ」
「違うなあ」
そう言って悪そーに笑う。唇の端を持ち上げてニンマリ。
悪魔の笑顔が超素敵。なわけねえだろ。おかしくねー。
でもってこんな風に言う。
「あのね。死ぬほどの思いをさせてやろうっての。
だからこれでいいの」
「俺、昇天?」
「うん」
俺は同じく笑った。
「じゃあ、早く殺して」
「はいはい。逝っちゃいなさい」
それから俺はたっぷりと、まさしくトドメを刺されたのであります。
めでたし、めでたし。
最終更新:2009年04月04日 18:21