※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

拘束プレイ


「すみません、これは一体どういう状況なのでしょうか」
目覚めた先輩の第一声はいつも通り冷静だった。いつも通りすぎて涙が出てくる。
「もう少し怯えるとか怒るとか混乱するとかしてくださいよ、盛り上がらないなぁ」
「以降気を付けます。それで、これは一体どういう状況なのでしょうか」
……全然改善されてない。
「熟睡していたようなので、ちょっとベッドに拘束してみました」
「馬鹿なことを言っていないでほどいてください」
先輩の真似をしてみたが、あっさり流された。
「いやいやいや。というか、これ仕返しなんで」
「仕返し。恨まれるようなことをした覚えはありませんが」
うそつけっ!
「毎度毎度こっちの話も聞かないで好き放題やってくれて! これレイプだよレイプ!」
「大丈夫です。男同士ではただの暴行罪にしかなりません」
「そういう問題じゃないよね!? とにかく、仕返しするから!」
先輩はあきれたように鼻を鳴らした。あーなんかむかつく!
シャツのボタンを乱暴に外して、露わになった乳首に舌を這わせる。反対側は指でいじる。
「はっ、あ……」
気持ちよさそうな先輩の声を聞いて、気をよくした僕は軽く歯や爪を立ててみたり優しく撫でたりを繰り返した。
「あー勃ってきた。気持ちいい?」
「んっ……ええ。なかなか、いいですね」
僅かに体をよじった先輩の首筋に目が留まる。そのまま唇をよせて、軽く噛みつく。
「んー、吸血鬼だったらこのままカプーなんだけど」
「馬鹿なこと言ってないでさっさと進めて下さい」
何だか腹が立ったので、強く吸い付いて跡を残してやった。ざまあみろ。
「っ、それだけ、ですか?」
「何、もっと欲しいんですか?」
綺麗な鎖骨にも噛みついて、いくつか跡をつけてやった。あ、なんかゾクゾクする。
「ねえ先輩、僕勃ってきちゃった。しゃぶって?」
「物理的に不可能です。あなたが持ってこない限りは」
「じゃあ入れるからしゃぶって下さいね」
ちょっとむっとしたが、まあ拘束したのは僕だ。先輩の顔にまたがるようにして僕のモノを先輩の口に突っ込む。
先輩は少し苦しげな顔になったものの、意外とあっさりフェラを始めてくれた。あ、何か先輩上手いかも。
気をよくした僕は、くわえさせたまま体の向きを変えて先輩のスラックスと下着を下した。
特に何も言われてはいなかったが、先輩のモノもかなり固くなっている。何となく、僕も先輩のものをくわえてみた。
「ん……んふぅ……」
しばらくどちらも何も言わず、ひたすらにお互いにしゃぶりあっていた。
先に我慢できなくなったのは、僕の方だった。
「で、先輩、次はどうされたいです?」
「ほどいてください」
「それは却下」
「では、私の肛門をなめてください」
「……先輩、せめてもうちょっとぼかすとかいやらしくするとかしてくれません?」
ストレートすぎてこっちが萎える。
まあとにかく、それはこっちの段取り通りだ。抵抗する気がなさそうなので、一度ベッドから降りて足の拘束を外した。
そのまま尻を持ち上げて、ねっとりと舌を這わせた。無理な体勢だからか、先輩の足が小刻みに震えている。
しばらくたっぷりと穴を濡らしていたが、なんだかだんだんこっちが覚めてきた。
何だろう、何か違う。
違和感を振り払って、先輩に覆いかぶさる。
「それじゃ、いきますよ」
「私は構いませんが……本当にいいんですか?」
「……?」
何が言いたいんだろうか。僕は耳を先輩に寄せてみた。
「あなた萎えかけでしょう? 物足りなくて、何かが違う気がして」
図星だったが、動揺を出さないようにして聞き続ける。
「なめている間、こう思っていたでしょう。『これが自分のだったら、気持ちいだろうな』って」
「っ!」
「私もほら、こんなはしたない恰好です。あなたも乱れたところで、五十歩百歩。やってしまえばいい」
「やる、って……」
不意に、先輩が首を動かした。顔の横に置いてあった僕の手に舌を伸ばし、指をかするように舐める。
「そう、指をたっぷり濡らして、ほら、好きなようにいじればいいんです」
手を先輩の方に動かすと、先輩はねっとりと僕の指をなめてくれた。そのしぐさがいやらしくて、僕はゾクゾクした。
唾液まみれの指を後ろに持っていく。意外とあっさり、指は僕の中に滑り込んだ。
「あっ」
初めて感じる感触に、つい夢中になっていじり始めた。
「ところで、どうして私を犯すのがあなたにとって物足りないか知りたいですか?」
微笑みながら僕を見ていた先輩が、不意に話しかけてきた。
「……?」
「下を見てごらんなさい」
視線を落とすと、放置していたにも関わらず萎えていない先輩のモノが見えた。
「今、この状況でそれを見て、『これが自分を犯していたら』と考えたでしょう? それなんですよ」
「っ! ち、違う!」
「ねじ込まれて、何度も出し入れされて、中に出されて、目の前が真っ白になって」
先輩の静かな、それでいて鋭い言葉が胸に突き刺さる。
「快感でぐちゃぐちゃになって、体も心も私に支配されて、気持ちよくてたまらなくて」
「ち、がう……ちがう……」
「ここまで言われても、私の性器から一度も目を離しませんでしたね。いいんですよ、それで」
「ちがう……これは……」
「それは欲情です。もうあなたは、私に抱かれないと満足できない。そう仕込んだのだから、もう逆らえない」
もう先輩の体をおさえることもできず、足の間に座っているだけになってしまった。
「さあ、ほら、腰を上げて」
先輩が片足を曲げ、促すように軽く僕の体に触れた。思わず膝立ちになってしまう。真下に熱を感じて、僕の体も熱くなった。
「そう、そうしたら、位置を合わせて腰を下ろしてください」
まるで操られているかのように、僕の手がそっと先輩のモノにあてがわれた。そのまま、少しずつ腰を下ろしていく。
どうしていいか分からず、先輩を見る。先輩は、いつものような優しい笑みを浮かべていた。
「怖がらなくていい。あなたは私のものなのだから、私に従うのは当然です」
一貫して変わらない、冷静な声。強制などされていないのに、逆らえない。
「さあ。入ってしまえば、後はもう自由ですよ」
ひたり、と入口に先端がついた。くい、と先輩のあごがかすかに動いたのに合わせて、腰を一気に下ろす。
「ぁあああああっ!」
脳天まで貫かれるような衝撃と、痛みと快感。体が動くのを留められない。
「たまにはこういうのも面白いですね。ほら、もっと激しく」
先輩は一切手出ししていないのにもかかわらず、いつもと同じ、あるいはそれ以上に激しく体が揺さぶられる。
もう自分がどうなっているかも分からず、ただひたすら体のおもむくままに快感を味わっていた。