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二人で深夜のオリンピック観戦!


「うおおー!すげえ、ちょ、見ろよ!スケート!男子!金だって!!」
テレビの前ではしゃぐ竜輝を布団の中からチラと見て、俺はあくびを漏らした。
「はいはい…すげーな、よかったな」
「何そのうっすい反応…!日本人初なんだよ?!」
「分かってるからちょっと静かにね。今何時か知ってる?俺はそろそろちゃんと寝たいんだけど」
電気も消せないし竜輝が五月蠅いせいで、いつもなら既に夢の中にいる時間なのに逆に微妙に目が冴えてきてしまう。
仕方なしに布団の中からテレビを見ているが、まだ微かに残る眠気の方が勝っていた。
「あー、うん。ごめん、もう終わったから消すわ」
「よろしく」
暫くしてテレビが消され部屋の照明もカチリという音と共に消える。
「もうちょっとそっち行っていい?」
二人用キングサイズのベッドは俺達二人が横になったってまだ余裕があるというのに、竜輝は俺にくっ付いて寝るのが好きらしい。
同じシャンプーの香りがする柔らかい髪を撫でながら少し意地悪をしてみた。

「興奮すんのはいいけど、スケート選手ばっか見てないで俺のこと見とけよな」

暗い中でも分かるぐらいに赤く染まった竜輝の頬がいじらしくて、キスを一つ落としてから目を閉じる。
やっといい夢が見られそうだ。