※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

探偵(義)父×息子


「-…報告は以上です、…て、お義父さん聞いていますか?」
煙を燻らせながら、左右の手でキセルを玩ぶ義父に、あきれたように聞く。
「ホームズさん、と呼んでっていつも言ってるじゃないw」
「…聞いていただきたいのはそこじゃありません。明日の偵察についてです」
「明日は西にある商店街へいって、その帰りに繁華街で、デートをしよう!」
「僕は裏のおばあさんの猫探しの依頼も受けてるのでお断りします。
繁華街へは僕がいってくるので、お義父さんは商店街をお願いします」
「いや、明日は二人でいこう、一人じゃあぶないよー」

とぼけているようでそうじゃない、状況判断も、特に危機状況での行動力はすさまじい。
義父に拾われてから様々な彼を見てきたが、いまだにどれが本当の彼なのか、わからない。
どこからそんな情報を持ってくるのか、彼の網は広く深くどの場所にもかけられている。

「お茶にしようか」
「今日はどの葉がいいですか?」
「どれでもいいよ、丁寧に入れてくれるからいつもおいしいね。
下調べも、いつもありがとう」

ポンポンと頭を撫ぜた右手に、タバコが香る。
あっけらかんとして、優しく、温かな人柄に、みな惹かれるのだろう。
僕はあなたとはまったく反対の性格の人間に育ちました。
時に厳しく、いつまでも聡明なあなたのような人に僕はなりたい。
「…ホームズさん、お茶の時間です」