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筆記用具で萌えてくれ

筆記用具!萌えてくれと言われましたので、
真面目に萌えを語ってみたいと思います。

まず、筆記用具界の王道と言えばペン×ペンのキャップですよね!
これはもう見た目からしてエロい。
キャップがいなければ干からびてその命を枯らせてしまうペンと、
ペンがいなければ存在意義すらなくなってしまうキャップ!
これは有名すぎるカプなので目にした事がある姐さん方も多いと存じます。

しかしながら、最近のわたくし一押しなのは
筆立ての中で忘れ去られたトーンカッター×珍しい色の色鉛筆でございます。
トーンカッター。形から入るタイプのご主人様に買われて来たのはいいものの、
結局普通のカッターが一番使いやすいなどと言われ
もう長い長い間筆立ての中から出たことはありません。
隣のハイテ○ク三兄弟(0.3~0.5)などはいつもご主人様に愛用されているというのに。

片や、珍しい色の色鉛筆。36色セットにも入っていないような変わった色で、
「君の色が気に入ったんだよ」とご主人様に口説かれたうえ
仲間と離れて一人でこの家に買われて来ました。
最初のうちこそ事あるたびに使用され、それは幸せな日々でしたが
そのうちご主人様は気づいてしまったのです。
PCのディスプレイや印刷媒体を通す場合、色のニュアンスが全く伝わらないことに。
絶望したご主人様は彼のことを記憶から追いやり、
元通りの36色セットばかり使うようになってしまいました。

お互い、主人から忘れられ胸に穴を開けた者同士。
心が通じ合うのに、そう長くはかかりませんでした。

「色鉛筆、お前っていつ見ても綺麗な色してるよな」
「そんなことないよ。ほら、ホコリだってこんなにかぶっちゃってるし…」
「ホコリなんて、はらえばどうとでもなるだろ。
 なんでご主人はお前みたいな綺麗なのを使わないのか
 俺にはわかんねえよ」
「しょうがないんだ……。いくら原稿の上では綺麗でも、
 見てくれる人に伝わらなかったらどうしようもないんだよ」
「……もし俺が自由に動けたらなぁ。
 お前のちびた芯を削って、前みたいにピカピカにしてやれるのに。
 そしたらご主人だって気が変わるかもしれないだろ」
「ありがとう……その気持ちだけでもうれしいよ、カッター君。
 そうだ、僕、前いた文房具屋さんのおじいさんから聞いた事があるんだけど
 僕たちみたいな道具ってね、長い間幸せに暮らしたら
 つくもがみっていうのになれるんだって。
 そうしたらもう思い通りに動けるようになるって、おじいさんが言ってたよ」
「へえ…。でもさ、その「幸せに暮らす」っての、
 ご主人にいっぱい使ってもらわないと駄目なんじゃないのか?
 道具の幸せって言ったらそれだろ?」
「僕は今のままでも充分幸せだよ。カッター君がそばにいてくれるからね」
「……そっか。うん、俺も幸せだ。2人でつくもがみになろうな」