喫茶店にて

「……という訳なんだ。どうすればいいと思う、マスター?」
またそのお話ですか。
何回喧嘩すればいいんですか、貴方とその愛しい人は。
「悪いと思っているなら、素直にそう言えばいいんです。コーヒーでも飲みながら、ね」
「あいつを連れてきていいのかな。ここ穴場だし、マスターは静かなの好きだろ? あいつ騒がしいもん」
「いえいえ。楽しみにしていますよ」
私を狂わせた貴方をそんなに困らせる憎き恋敵、一度見てみたいじゃないですか。
何度も何度も喧嘩して。
私は貴方が本当に好きだから、応援していますけれど。


ですがもし直接会って、相応しくないと判断したなら――――――


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最終更新:2013年08月15日 01:11