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機械の体

貴方様を強く優しく抱きしめとう御座います
体温が溶け合う程、熱を分かち合えたら、
貴方と私、どちらがどちらかも分からぬ位に
一つになってしまえたらいいのに
けれどそれは叶わぬ譫言
…そう、思っていたのに。

嗚呼。

最期の時を迎える筈の私は
場違いな、筆舌に尽くしがたい程の幸福を感じて居ます
歓喜の熱を感じているのは
そう、体ではなく心なのです

捨てられたと悲嘆に暮れている貴方様を、
慰め、癒やすことが許されるならば
何も畏れることはありませぬ
貴方様と一緒ならば、何も。


…溶鉱炉の中
二つの機械の体はあっという間に、その形を無くした