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獅子座×天秤座

「お前なぁ、なんなわけ?」

不機嫌な顔で彼が言う。

「仕方ないじゃん。先約あるんだもん。」

昨日の夜にいきなりデートしようと電話があった。
今日は友達と会うから断ったわけだけど、それ以来うちに来てまで延々と文句を言い続けている。
まったく、自分の思い通りにならないと機嫌が悪いんだから。

「…ゼミのことだし……。ほんとは俺だってデートしたいんだからな。
なのに自分のことばっかり……。」

こんな時はこうだ。精一杯悲しげな顔をして見せる。
案の定、眉間に皺を寄せていた彼は慌てたような顔をした。

「いや、その、確かに直前に言い出した俺も悪かったし。だからほら、そんな顔すんなよ。な?」

ぐしゃぐしゃと乱暴に髪を撫で回す彼にそっと抱きついて間近で目を合わせる。
悲しげな顔は崩さないまま。

「……もう怒ってない?お前が怒ったまんまなのに出かけるのやだよ。」
「怒ってないよ。マジごめんな?」

その言葉を聞いてほっとしたように笑い、軽く唇を重ねて大好き、と囁く。

「じゃあ俺もう行くよ。そろそろ行かないと遅れるし」

立ち上がった俺の目に映るのは先ほどとは打って変わった上機嫌な彼。
プライドが高くて情熱的で束縛したがり。でも寂しがりやで結構単純。
星占いなんて眉唾だけど結構当たってるのかもしれない。