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チャリで2ケツ

背中に感じる相手の体温とか
肩から胴へとおずおずと回した腕とか
いつもより重たいペダルが、幸せの重みなのだとか
横座りなんか女の子みたいで嫌だとか
けど股関節が痛いとか
からかったらぶつけられた、華奢だけど逞しい拳の固さとか
腰やらあらぬ辺りの鈍いだるさとか
仲良いなぁ、と冷やかされたり
普段、思っているより広く感じる背中とか
ふざけてて、チャリごと河原へと滑り転がっていった事とか
パンクしたチャリを、
ジャンケンで交代でひいて歩いた事とか
コラ!二人乗り止めなさい!とお巡りさんに怒られた事とか
喧嘩して無言で、それでも二人乗りの帰り道とか
声が聞こえなくても、触れ合った場所の振動で
笑った事が分かったり。

向き合って、お互いの顔が見れない事はもどかしかった
でも二人、頬にうける風は気持ち良かった
見つめ合わなくても、心が通じているのを感じた。

だからサヨナラも
いつものように、こうして。