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鬼畜受

頭の中が真っ白になった。
唯一無二の親友…と思っていた男の胸ぐらを掴む。
「なんで…こんなことしたんだよッ」
「単なる嫌がらせ」
今までになかったぐらいに強く怒鳴っても、コイツはしれっと告げてくる。
「俺があんなに…」
苦労した記憶が脳内を駆け巡る。
コイツは俺がつらいその時も、そばにいて励まし支えてくれていた。
にも関わらず、最後の最後で全てを台無しにしたのだ。
「あんなに……なに、言葉もない?」
その言い方があまりにもバカにしたような言い方で、
俺はとっさに拳を振るおうとして、寸前で止めた。
一方的な暴力は好きじゃない。
それは、コイツも知っていた。
「俺ね、お前のそういう紳士ぶった態度、結構嫌い」
すっと目を細め、爽やかな微笑みを浮かべながら毒を吐く。
「だからずっとやりこめたかった」
そういう、元親友の言葉に衝撃を覚える。
「でも、その顔は結構好きかな」
言いながら頬に手が添えられる。意地悪な光を宿した瞳が近づく。
唇に柔らかな感触。
ここで俺が突き飛ばしたら、コイツは怪我をするかもしれない。
そう思うと、目を見開き、硬直したまま身動きすらとれなかった。