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襲い受

「あの、何をしているのでしょうか」
「……見てわかんねえのか」
ちょっと頬を染めて下半身を見ないようにしてるあたり大体の状況は飲み込めたようだ。
それでも言わずにはいられないと言ったところだろうか。
全裸で男に馬乗りになられてるんだからな。まして手足を固定されて大人しくしている奴なんていないだろう。……ここにいたみたいだが。
「あの、状況でなく理由をお聞きしても…?」
「それこそ分かんねえのか?」
オレが何度言ったと思ってんだ。
「好きだ。愛してる。お前も同じ気持ちだっつったな」
「は、はいっ」
そう、確かに告白を受け入れてくれた。
気持ちはどうあれ言葉では。
「本当に、オレのこと好き?」
ソファに座れば握り拳一つ分離れて。
手を握っても握り返される事はない。
キスをしようとしてもさりげなく顔を反らされる。
これは嫌われてるんじゃないかと疑うには十分ってモンだろう。
「本当に好きですっ」
そう、言葉では何度も言ってくれる。
でも、不安なんだよ。
こんなに好きなのは自分だけかもしれない。
そう思うとたまらない。
このバカが大切で、傷つけたくなくて、でも手放せなくて。
信じたい。けど。
触れられない体が不安を煽る。
「……本当に好きなら、言葉だけじゃなく体もくれよ」
心も、全部。
知りたいし欲しいんだよ。
そのまま、コイツ自身を体に埋めると今まで以上に目が見開かれた。
「……なに?オレにヤられると思ってたのか?」
そう言えば反らされた目で肯定を示される。
ばーか。
ヤられる側が大変なのも準備が必要なのも分かってんだよ。
傷つけたくないんだよ。
欲しくて堪らないけど辛い思いはさせたくないんだ。
お前が眠ってる間に必死に指を突っ込んでたオレの愛情、しっかり感じやがれ。

「あ、あんまり動かないでくださいぃ~」
「バカ。動かねえと気持ちよくねえだろ」
「我慢できなくなりますからっ」
「しなきゃいい」
「傷つけたくないんですっ!今まで必死に我慢してきたのに~!」

下から聞こえてきた少し情けない声は
下半身へのとんでもない刺激と同じくらいの衝撃をもたらした。
不安を感じる余裕はもう、ない。