年下攻め
「あんたなんて大嫌いだ」
「奇遇だな俺もお前のことは好きじゃないぞ」
「大体お前年下のくせに生意気なんだよ」
「働き出したら年下も年上も関係ないでしょう」
「亀の甲より年の功って言うだろうが!」
「そんな言葉ありませんよ」
「あー言えばこう言う!」
「そっちこそ!」
年上だったら、俺がどうしてあんたにだけこんな態度になるのか
気づけよバカ
「もーいい知らない。お前の顔なんて二度と見たくない」
「…あ」
「なんだよ」
「なんでもないですよ!こっちだってあんたの顔見たくないんですから…」
やばい、なんでこんなになってんだ俺…
「…な、なんで泣いてんだよお前」
「泣いてません」
「ちょ、悪かったって!だから泣くなよ!俺いじめっこかよ」
「だから泣いてないって言ってるでしょうが…」
「どう見てもボロ泣きじゃねえかよ!」
「な、悪かったから、泣くのはやめようぜ?」
「…泣いてないってば」
なんでなんでなんで
自分がわかんないよ
こんな自分大嫌いだ
「…意地張るにも程があるな
でも、俺お前のそういうとこ可愛くて好きだぞ」
「…」
「わ!なんでまた泣くんだよお前」
最終更新:2013年08月08日 03:33