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最期を看取る約束

「俺、アメリカ行くから」
「へぇ。がんばれー」
「何言ってんだお前も行くんだよ」
なにそれどういうこと。疑問符を飛ばしているとニヤリと笑う顔。
「俺の最期、看取ってくれるって約束しただろ」
じゃあ一緒にいないとな、なんてどんな理論だ。
いやいやあんな小さい頃の約束で俺の進路決められるの?!
てか英語話せないし!ちょっと人の話聞けって。


「あー…、やばい死ぬかも」
強引にあいつを連れてきたくせに、路地裏に転がっている状況。
事故はしょうがない。予測なんて出来ない。
せめて最期に声だけでも聞きたいと、携帯を鳴らす。
『何言ってんのお前バカなの』
約束忘れてもいいわ、と告げると電話越しに笑い声が返ってきた。
あれここ泣く場面じゃね?俺死にかけてんのに笑われるっておかしくね?
『俺が看取れないとこで死ぬほど、お前って根性無しだっけ』
それだけ告げて切れた電話。
そんなこと言われたら。
「死ぬわけにいかねぇな、ホント」
根性みせろ、俺。