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鶴×亀

鶴亀算って言葉があるくらいだ。
昔の人は鶴×亀って発想があったのかもしれない。
「そこで、ね。試してみない?」
「お断りします」
「ちょ、鶴さんつれなくない!? 部屋から池垣に半日掛けて抜け出してきたんだよ?」
およよと泣こうとして腕がと足が短くてできないことに気がついた。
「ちぇーつまんないのーつまんないのー」
「だいたい鶴亀算は……」
「理屈はいいの!」
と大きな声を出して僕は甲羅に篭った。
つまんないつまんないと呪詛のように甲羅の中でつぶやいているとハーッとため息をつかれる。
なんだよ子供だと思って鶴は千年亀は万年っていうしいつか君の年を追い越してやんだからな!
大人になったら振り向いてくれるよね?
遊んであげるから出ておいでと声をかけてくる鶴さんに子ども扱いしないでよーと言いながら僕は頭を渋々出した。