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死ぬまで愛してると、死ぬほど愛してる

「死ぬまで愛してる」
そういった草野は死んだ、トラックとキスして。
馬鹿な奴。相手のドライバー居眠りじゃないかってまぁそいつも死んじゃったワケだけど。
ああもう俺は誰を恨めばいいのかとか。
誰も恨まないで良いように草野が運転手まで連れてっちゃったのかとか。
もう8年も、瞼の裏には横断歩道の黒と白、それに本来加わるはずの無いお前の赤。
フラッシュバックがなんだお前に会えるなら安いもんだ。
トラウマがなんだ、俺はまだこんなにもお前を愛してる。

「死ぬまで愛してる」
そう言った草野。
難しいことを考えるのが嫌いだった草野。
なぁおい死ぬまでって、誰がだよ。俺かよお前かよ。
お前だったらもう8年も経っちゃってさ、乾パンだって期限切れるっつうの。
それとも俺が死ぬまでかよ、なんとか言えよ草野。
お前知らねえの?俺まだあの部屋住んでるんだぜ二人で借りてた2LDK、家賃高えし、お前の会社のが近いし、大体広いし。どうしてくれんだバカヤロウ。
俺が死ぬまで愛してるって言えよ、夢枕に立てよ。
砕けた骨でも崩れた顔でもこの際ウェルカムだよ、昔みたいな白い歯がみたいとか言わねえよ。
愛してるって、俺が死ぬまでだって言えよ。言わないといい加減あと追うぞ。俺は死ぬほど愛してんだからさぁ。