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背中合わせ

「あらら、見事に囲まれてんな、俺ら」
「ざっと20頭はいますね。しかもみんな尻尾が赤いですよ。
 レッドテイルキメラ、キメラの中でも一番どう猛な種類ですね」
「この辺りにはツノツノネズミしかいないって情報、やっぱりガセだったか。
 どうもうさんくさいと思ったんだよな、あの商人…」
「まんまとはめられてしまいましたね。貴方は喧嘩っ早くて
 すぐ手が出るからあちこちで恨みを買っていますものね」
「恨みを買ってるのはあちこちで毒舌吐きまくってるお前の方じゃねーの?」
「僕は正しいと思うことを正しい表現で伝えているだけですよ……って、
 その話は後にした方が良さそうですね。
「だな。んじゃ、俺の右手の方向が若干手薄っぽいからあそこを突破しようぜ。
 合図したら突っ込むから魔法で援護頼むわ」
「それはいいですけど、えーと、その…腰の方は大丈夫ですか?
 すみません、昨夜、月明かりの下で見る貴方があまりにも魅力的だったもので
 つい度を過ごしてしまいました…」
「あぁ、気にすんなって。つか俺絶好調よ?魔法使いの精ってなんか活力の
 素でも含まれてんじゃねーの?てくらい」
「そうですか、ならよかった。というかそれ興味深い仮説ですね。
 今度ゆっくり研究してみましょうか…」
「そのときは喜んで協力するぜ。とりあえず、今は…」
「はい」
「行くぜ!」